麦藁の山の中の針  RSSを登録する

最新作、メジャー映画のことなら任せとけ!…よそのメルマガに…(笑)。洋の東西を問わず、ジャンルの壁をぶち破り…まさに「映画の坩堝」。映画マニア★を自認するあなたにお届けするメルマガです!

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2008/07/30

麦藁の山の中の針●暑中お見舞い申し上げます●

_______________________________________________________________
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
● 麦藁の山の中の針 ●
      暑中お見舞い申し上げます

┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛

 今年は特に暑さ全開!という感じですね。
 おかわりございませんでしょうか?
 暦の上ではあと一週間もすれば立秋を迎えますが。
 まだまだ暑さ続きますおり、どうぞご自愛くださいますよう、お祈り申し上げます。

 さて私ごとで恐縮ではありますが。
 3月に国立新美術館への出展、5月─銀座での個展開催に続いて、6月にはモナコは
ガルニエ劇場での能公演(演出・大鼓 ─ 大倉正之助、シテ方 ─ 津村禮次郎、美術
 ─ 千住博)の撮影と、大きな仕事がボンボンと続いて。
 身体的にも精神的にも相当キツかったのか、6月は腑抜けのようになってしまって。

 ただでも抜け作なのに、この上腑抜けになってはたまりません。

 しばらく低血圧動物(そんなの、いるのか?)の如く、のっそり、ぼんやりしていた
ら、世の中が暑くなるのにともなって、徐々に身も心も熱くなってきました。
 また次なる表現活動に向けてゴソゴソと動き出した今日この頃です。

 展覧会、個展にお越しくださった方には、バラバラとみっともないことではありまし
たが、お礼状、お礼メール、お礼メッセージ等を遅まきながらお送りし終えたところで
す。
 そして。
 応援してくださったみなさまにも、この場をお借りしてお礼を申し上げたいと思います。
 どうもありがとうございました。
===============================================================

■ベストセラーが飲み代ぐらいにしか…(涙)

 さてそんな中。
 前々回のメルマガにも書きましたが、いるかネットブックスという小さな出版社から、
小説を電子出版する運びとなりました。
 大手出版社では権利の問題で見送られたのですが、あれよあれよという間にデビュー
できて拍子抜け。
 とりあえずはメールマガジンで配信していたものをお蔵入りさせたくなくて、再度手
を入れ校正し直して、携帯小説として出版しています。

 7/24、また一冊、出版されました。
 【裸形辯天】(らぎょうべんてん)著:月森砂名 表紙:テツ山下(ペーパーキルト
作家)発行:いるかネットブックス
 現在、【毒虫─どく・むし─】全5巻、【客待ち天使】(6/12発売)と合わせて7冊、
発売中です。

 http://www.papy.co.jp/sc/list/search/_t+6-ubq9zL4
 (最大手、電子書店パピレスの月森砂名のコーナー)

 【毒虫─どく・むし─】の第一巻は発売してすぐに週間ベストセラーになり、あの本
屋大賞を受賞した伊坂幸太郎の『死神の精度』や、モーパッサンの名作『女の一生』を
押さえて、堂々の弟一位となりました。
 続く第二巻は「今週のおすすめ」に。
 しかしながら伊坂幸太郎氏の『死神の精度』は金城武で映画化され、その渦中に本屋
大賞を受賞なさって…あっという間に順位は入れ替わりました。
 伊坂さんは毎年本屋大賞にノミネートされていたのですから当然ですが。
 しかも私がベストセラーになったのはPCサイトのみで、携帯サイトでは全く反応があ
りませんでした。
 さらに先日、実際の売上数を聞いて唖然。
 印税も高くないので、約三ヶ月に渡る収入が一回の飲み代ぐらいにしかならないこと
を知り、愕然 orz。
 世の中そう甘くはないのでした。

■携帯小説のダウンロードの仕方

 さてさて、この電子書店。
 まだまだコンテンツが少なく、1万冊に満たない品揃えではとても十分とは言えません。
 携帯で読書や漫画を楽しむ人たちは年々倍増しているというのに。

 客層は10代から20代前半の女性たちが7割を占め、40歳代の主婦層がそれに続いている
と聞きます。今までネットを活用していた主婦たちが、故障に伴って新しいPCを購入す
るのではなく、携帯コンテンツに移行していると言うのですね。

 少女たちが心情を書き綴った稚拙な文体の「携帯小説」が話題になって、「携帯小説」
というとその手のものだと思っている人たちがいらっしゃるかと思います。
 そういう読み物も確かにたくさん流布していますが、一方で、しっかり読書すること
もできるんですね。
 今回新刊の【裸形辯天】(らぎょうべんてん)は、電子書店の店頭にて『吉本隆明初
期詩集』と、先ごろ「第1回TBS・講談社ドラマ原作大賞」を受賞した『被取締役新入社
員』著:安藤祐介(いずれも講談社刊)とともに店頭に並べられ…逆にちょっと固いイ
メージになってしまいましたが。

 以前のメールマガジンに携帯小説の便利さ楽しさについて書きましたが、今ひとつ、
アクセスの仕方についての説明が不十分だったように思います。

○ PCでの本の購入の仕方 

 電子書店-最大手、電子書店パピレスの『月森砂名のコーナー』が便利です。 

 http://www.papy.co.jp/sc/list/search/_t+6-ubq9zL4 

 閲覧ソフト[XMDF]は無料でダウンロードできます。 

○ 携帯での本の購入の仕方 

 携帯の「トップメニュー」⇒ポータルサイト⇒『カテゴリ検索』⇒『ケータイコンテ
ンツ』⇒『電子書籍〜』⇒『総合』へ。
 40店ほど電子書店が並んでいます。
 今、7冊全部そろっているところは…たとえば「どこでも読書」という名前の書店を
選んでみてください。
 著者検索で「月森砂名」と検索してください。
 私のコーナーが出てきます。
 本購入には携帯を購入したときのパスワードが必要。
 閲覧ソフト[XMDF]は無料でダウンロードできます。

 料金は課金制です。携帯電話料金ご請求時に課金されておりますのでお確かめください。
 またお得なポイントなどご利用いただき、この物価高、安価で読書をお楽しみください。
 通勤時間、ちょっとしたご旅行などに、何冊、何十冊お持ちになって(ダウンロード
して保存して)も、荷物が重くなることはありません。

■取材の思い出

 今回出版した小説は、以前「ヌード最前線」というタイトルで、メールマガジンにて
配信しておりました。
 まぐまぐの創刊号読者獲得数第一位を獲得し、創刊日には私のホームページに一晩で
1000人の人が訪れました。
 今でこそ珍しくありませんが、まだブログもなかった時代。
 サイトを更新するたびに、10、50、80とカウンターが回ってゆくのを、嬉しいような
怖いような思いで見つめていました。
 もちろん「ヌード」というキーワードと、第一章の書き出しがたいへんセンセーショ
ナルだったからでしょう。
 が、この小説は官能小説でも観音小説でも、もちろん蚊の小説でもありません(笑)
 女性たちの悩みと、突破口を見つけるまでの成長を描いた愛の物語です。

 改めて読み返してみて、この頃にはまだ一眼レフのフィルムカメラで写真を撮ってい
たのですね。今回は記述をデジタル化(意味が違う?(笑))しました。
 また主人公ユキの活躍する業界について、多少なりとも見聞きする機会ができました
ので、書き直しをしました。

 この小説の舞台となる「真夏の孤島─伊耶那岐(いざなぎ)島」とは、島根県の「隠
岐の島」です。
 12月の初頭、夜行バスで米子まで行ってフェリーで渡って…海も島も寒々しかったの
を覚えています。
 さすがに冬場は無人島に渡ることはできませんでしたが、路線バスに乗って海岸沿い
まで行きました。
 真冬の島で女一人旅。
 傷心旅行の末の自殺か?と勘違いされては困るので、終点で引き返すとき、バスの運
転手さんにわけを話すと
「次に(お客さんが)乗って来るまで、な」
 なんと路線上に点在する遺跡でバスを止め、手短ではありましたが観光案内をしてく
れたのです。
 その温かさが、凍えた身に沁みました。

 宿泊した民宿では女将さん不在で「今、ハワイで冬休み中なの」と仲居さん。
 「鳥取県の羽合(ハワイ)町」のことかと思っていたら、本当に常夏のハワイだった
のでした。
 豪勢なことだなぁと感心しながら、冬の海で取れた肴で熱燗を一杯。
 その温かさが五臓六腑に沁みました。

 さて、その翌年に小説は完成したのですが、冬の島を取材しておきながら、物語では
「真夏の孤島」として登場しています。
 実は最初に隠岐を訪ねたのは大学時代、美術部の合宿だったのですね。
 みんなで無人島に渡って海に潜って、生まれて初めて海の底にいるウニを見ました!
 キラキラと輝く楽しい思い出!小説はその残像を重ねて描かれています。
 余談ですが。
 民宿で美術部の合同ミーティングの時。
 理論家の先輩が理想論をまくしたてている時、いきなり皆から「布団蒸しの刑」(笑)
にされたのです。
 ナマイキなので、ちょっとトッチメテヤレ!ってことだったのでしょうか?
 するとボロボロ泣き出して…みんな慌てるやら大笑いするやら…ヒドイですよね。
 ノンポリの私は、普段メットを被って暴れていた先輩の弱い一面に驚いたのを覚えて
います。
 今から思えば大学生と言っても、まだまだ子供だったんですね!

■ヌードから裸形(らぎょう)へ

 東京に出てきてから原稿を持ってあちこちまわったのですが、どこも昔と違って「持
ち込み原稿お断り」。
 HPでどこをどう検索したのか、四大出版社の一つの住所と電話番号を見つけ、電話す
るとあれよあれよと言う間に編集長にお会いできることに。
 お約束の日にいそいそと出かけ、受付で編集長の名前を告げると
「???」
 住所を見せると、「ああ、それなら…」と、交差点を渡った向こう側のビルを指差し
ます。
 そこはどう見ても大手出版社の事務所とは思えず、オフィス内にはズラっと同じよう
な分厚い書籍が並んでいます。
 おもむろに現れた編集長が

「どうしてここへ?」

 二、三やりとりした後、二人して大笑い。
 どうやらそこは文芸を扱う編集部ではなく、○○出版社の傘下の、辞書を編纂してい
る会社だったのです。
 どうりで似たような書籍が(毎年出版されているので)並んでいるはずです。
 それでも原稿を預かって、きちんと読んでくれました。あいにく具体化はしませんで
したが、「面白い」と言ってもらったのが救いであり、希望を残してくれました。

 そのときにタイトルの「ヌード最前線」が「良くない」と指摘を受けたので、今回、
考えに考えた末に「裸形辯天」(らぎょうべんてん)と改名しました。

 それから何度か出版のチャンスはあったのですが、みんな具体化しませんでした。
 それでも諦めずにいると、なんらかの形になるものだなぁと改めて思いました。

 これからもどんどん面白いものを書いてゆくつもりでおりますので、どうぞ見捨てな
いでやってください。よろしくお願いいたします。

┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛
※なお、本メールマガジンに掲載された内容を無断でご使用なさること
 はご遠慮ください。              By Sana Tsukimori  月森 砂名

◆関連サイトは http://www.k5.dion.ne.jp/~sana_55/
◆ご意見・ご感想・お問い合わせは下記のアドレスへどうぞ。
           sana_tsukimori_55@w2.dion.ne.jp 

このメールマガジンは、『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用
して発行しています。
解除はこちら http://www.mag2.com/m/0000112314.htm から。
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る