2009/09/21
アフリカの路上で
凸□凹□凸□凹□凸□凹□凸□凹□凸□凹□凸□凹□凸□凹□凸□凹□凸□凹□凸□凹 ※ 等幅フォントでご覧下さい ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━ 『 アフリカの路上で 』 木下 貴史 (2009/09/21) 第312回 『 古都・タニスへ(上)へ 』 ─ カイロ、エジプト ─ ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━ 誰も行かないところへ行ってみたい。 僕はいつもそれが頭の片隅にある。 チョモランマや南極・北極へ人類初踏破に挑んだマロリーやヒラリー、アムンセン、スコット、 ヘンセンは僕の永遠のアイドルである。 旅行でもつい彼らの姿を追いかけたくなり、万人が訪れる観光地よりも、 人知れず残る遺跡に足を向けたくなる。 歯をくいしばり、自分に鞭打ち、困難をあえて課すような行軍に挑むほどの根性はないので、 少し無理して、勇気をふりしぼり、頭と体を駆使し、冷や汗をかき、探検家気分を味わえれば、 満足してしまう。 少しだけレールを踏み外せば、それで満足? 耳が痛いが、否定はできない。 カイロから200キロほど地中海寄りにタニスという遺跡がある。 かつての都で、『歩き方』でも紹介されている。 『歩き方』に登場しているので、もう手垢がついているけれど、放置されたままのオベリスクや 倒れたままの巨大な像の写真に妙に興味をそそられた。 ほったかされたままで、2000年以上もの歳月に流されたままの古都。 行ってみたい。 朝7時に宿を出た。 カイロから直行バスはない。 自力で乗り継ぐしかない。 しかも時間はどのくらいかかるのか不明なので、朝一番の出発は欠かせない。 着いたのはいいけれど、夕方なんて事態は避けたい。 トルゴマーンというバスターミナルまで歩く。 人通りが少なく、不気味だ。 ファウマースの街までの路線バスを探す。 このバスターミナルはエジプシャンばかりだ。 チケットは無事に買えたけど、ゲートや座席はアラブ数字。 まったくわからない。 売り子にペンを差し出し、ゲート番号と座席表を算用数字に記し直してもらう。 子供が寄ってきて、目が合う。 話しかけたいけど、ためらっているのがありありで、「イザイヤック?(アラビア語で元気)」 と僕から声をかけたら、「ウエルカム・トゥ・エジプト」と照れながら返してくれた。 「何歳?」と英語で訊いたら、指を6本立てた。 6歳か。 バスの切符を見せ、ファウマース? OK?と確認を求めると、慌ててうなずき、 「バイ、バイ」と立ち去る。 外国人と話がしたかっただけなんだね、可愛いな。 ゲート前の人たちが立ち上がり始めた。 ファウマース行きのバスが来たみたいだ。 (この項続く) * 写真UP(mixi利用の場合) 「http://mixi.jp/show_friend.pl?id=53888 ↑ヨハン・ニースケンス(木下貴史のハンドルネーム)のプロフィールに入り、 日記をクリックして下さい。 *写真UP(mixiの以外の場合): http://picsafrica.exblog.jp/ ━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━ ■ アフリカの路上で(木下 貴史) 毎週金曜 発行 □ バックNo. : http://archive.mag2.com/0000111344/ □ ご感想・お問い合わせ : http://www016.upp.so-net.ne.jp/taka_public/column/mail.html □ 登録解除 : http://www.mag2.com/m/0000111344.htm ───────────────────────────────────── ※このメールマガジンは「まぐまぐ」を利用し発行しています。 引用・転載をご希望の方は、事前に上記フォームにてお問い合わせください。 凸□凹□凸□凹□凸□凹□凸□凹□凸□凹□凸□凹□凸□凹□凸□凹□凸□凹□凸□凹 Copyright(C)2009 Takashi Kinoshita All rights reserved.



