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あなたの街はどうしてる?ドイツ地方都市、エアランゲンを独自取材。グローバル時代の地域のありようを模索する記事をジャーナリスト高松平藏がお送りします。

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2008/04/08

Interlocal News 2007-04-07:文化と市民と地域

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■■インターローカル ニュース
■■ Interlocal News 2007-04-07 (vol. 144) 
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──あなたの街はどうしてる?
そんな報道をドイツ・エアランゲン在住の
ジャーナリスト、高松 平藏がお送りします。

※名刺を交換させていただいた方や、Web経由でお申し込みいただいた方へ
お送りしています。ご不要の場合、ご面倒ですがその旨ご連絡ください。

─ 文化と市民と地域
http://www.interlocal.org/20080407_144.htm
□□ 目次 □□
【インタビュー】日独の演劇と子供/俳優・松野方子さん
【ニュース】動け地域、4都市共同でダンス・フェスティバル
【編集後記】芸術と社会 メールマガジン

---【更新】---------------------------------------------------------
    インターローカルジャーナル サイト内に執筆中
    
    ■高松 平藏のノート■
    http://www.interlocal.org/note.htm

<最近の執筆分>
 ・匿名文化が意味するもの
 ・企業にとっての自治体クオリティ 2─大阪
 ・企業にとっての自治体クオリティ1−地方の調査より
 ・ニートと休暇
------------------------------------------------------【更新】------

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【インタビュー】日独の演劇と子供
        俳優 松野方子さん
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文化庁の海外派遣プログラムで昨年11月から今年の1月にかけてドイ
ツに滞在した俳優・演出助手の松野方子さんに話をきいた。同氏は
劇団『仲間』に所属し、小中学生を対象としたワークショップなど
も手がけている。


■続きはこちら
http://www.interlocal.org/20080407_144.htm

【プロフィール】松野方子(まつの・まさこ)さん
俳優・演出助手。1965年生まれ。青年座研究所を経て劇団仲間に所
属。花柳流日本舞踊の師範でもあることことを活かし、今回のドイ
ツ滞在でも日舞のワークショップを行った。また秋田県出身である
ことから、TV,映画での方言指導も行っている。(最近の作品『点と
線』ビートたけし主演)

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【ニュース】動け地域、4都市共同でダンス・フェスティバル
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バイエルン州北部の隣接している4都市が共同でダンス・フェスティ
バルを開催している。

■■多数のジャンルとプログラム■■
ダンス・フェスティバル『タンツェン!08』は今月2日から19日にか
けて行われるもので、隣接しあうニュルンベルク、フュルト、エアラ
ンゲン、シュワバッハの4都市による広域文化プロジェクト。

公演をはじめ、ワークショップ、ダンスを主題にした映画の上映、見
本市、ダンス・プロジェクト、写真の展覧会、シンポジウムなど74以
上のプログラムが組まれている。

2日にニュルンベルクの文化施設でオープニングイベントが行われた。
380人の小学生たちによるダンスをはじめ、同施設内で展示される写真
展の公開された。また各都市の文化担当責任者らが祝辞が述べ、施設
内の廊下や階段でダンスパフォーマンスなどが行われた。

同フェスティバルにはニュルンベルクのシュパルダ銀行がメインスポ
ンサーになっているが、最高経営責任者のペーター・ヘリング氏は
『ダンスは感覚の伴う夢だ。しかし、われわれ銀行家は(残念ながら
ダンスのように)エモーショナルにはなるわけにはいきません』と述
べ、会場の笑いを誘う一幕もあった。

■■広い、ダンスの間口■■
モットーは『地域は動く』。
日本に紹介される欧州のダンス・フェスティバルといえばコンテンポ
ラリーダンスを中心にしたものを指すことが多いが、同フェスティバ
ルでは趣味としてバレエやタンゴといったダンスを楽しむアマチュア
も視野にはいっている。そのため各種のダンス教室やグループも数多
く参加している。

そもそも趣味の範囲を含めると、ドイツのダンス人口は多い。それを
示したのが、5-6日にフュルトの市営ホールで行われた見本市だろう。
出展者はダンスの教室やクラブ(非営利法人)、衣装販売者などで、
明らかにアマチュアダンサーを対象にしたもの。出展者数は70以上に
のぼり、会場内の舞台では100以上のグループがダンスを披露した。

見本市に出展しているダンス教室やクラブは2日のオープニングイベン
トでも短いプレゼンテーションを行ったが、ヒップホップ、アイリッシ
ュダンス、サルサ、インド舞踊、クラシック・バレエ、アフリカンダン
ス、コンテンポラリーダンス、ルネッサンス期のダンス、フラメンコ、
ミュージカルとその種類も多い。

また、シニア対象のものや学校単位でダンス・プロジェクトも行われる
のも特徴。これらは社会文化と芸術イノベーションという位置づけがな
されている。ちなみに、『社会文化』とは市民参加やコミュニケーショ
ンなどに重点をおいた文化の概念で、ドイツでは1970年代から発達して
きた。

他方、エアランゲン市ではアマチュア写真クラブもフェスティバルに参
加。撮影した写真を後日、市役所で公開される予定だ。フェスティバル
の記録としてもユニークな取り組みといえるだろう。

ダンスを間口にドイツ国外のアーティストによる公演をはじめ、地元の
アーティストたちが取り組み、地域の人々が鑑賞・参加できるフェステ
ィバルというわけだ。

■■EU拡大の中の文化政策■■
同フェスティバルの主催は4都市による『広域文化連合』。1988年に広域
の文化イノベーション・プロジェクトを行う目的で作られた。これまで
多彩な文化プログラムを展開している。

元々ドイツの文化政策は地方が主役で、4都市もそれぞれ独自の文化プロ
グラムを行っている。他方、今回のフェスティバルのように共同で取り
組むことで、実際のコスト削減などの実質的な効果も考えられるが、同
地方の連帯感・存在感、生活の質、市民の同地方に対する愛着などを高
めることにつながる。

近年、ドイツの自治体は拡大傾向にあるEUをにらみ、その存在感や優位
性を示そうとする動きがある。その一手段が近隣自治体の連携だが、同4
都市の取り組みもそんな動きの中にあるといえる。(了)

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【編集後記】芸術と社会
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◆私のまわりを見ると、ダンスの愛好者はけっこう多い。アーティストと
して活躍している友人や知人もいるが、多くは趣味や教養、美容、健康な
どの目的でダンスの教室に行くといったような人たちだ。また、結婚式の
前にはあわてて社交ダンスの教室に行く人も少なくない。アフリカンダン
スやアラブ圏のダンス『ベリーダンス』など、フォークダンス系のものも
人気が高い。

◆私の長女も本人の希望でバレエ教室に行かせている。日本ではある時期、
地方でもピアノを学ぶ子供が多かったが、この感覚に近いものがある。実
際、教室には同級生や同じ学校の子供たちも数多く学んでいる。また『子
供のときにバレエを習っていた』という大人も多い。

◆松野方子さんはドイツでの視察の話をたっぷりインタビューで語ってく
ださったが、演劇も学校などで扱われることがよく見られる。楽しみなが
ら大勢で何かを作り、成功させるということは時間もかかる。多くの協力
があったとしても、お金もかかる。それでもこんな取り組みで得るものは
大きい。社会における芸術の価値がここにある。

◆いずれのケースも芸術と社会の歴史的な背景が成り立たせているといえ
ばそれまでだが、ドイツの場合、自治体の文化政策が加わる。自治体がフ
ェスティバルという枠組みを用意することで、バラバラに地元でダンスの
活動をしている市民たちがパッケージ化され、街の主人公になる。そして、
地元のダンスの種類や規模が顕在化するほか、生活の質を高めるために新
しくダンスを始めようという人も出てくるだろう。(高松 平藏)
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■■インターローカルニュース■■

発    行 : 高松平藏
U   R   L: http://www.interlocal.org/interlocalnews.htm
発 行 日 : 不定期
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