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あなたの街はどうしてる?ドイツ地方都市、エアランゲンを独自取材。グローバル時代の地域のありようを模索する記事をジャーナリスト高松平藏がお送りします。

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2006/06/30

Interlocal News 2006-06−30:ドイツにおけるMANGA

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■■インターローカル ニュース
■■Interlocal News 2006-06−30(vol. 131)
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──あなたの街はどうしてる?
そんな報道をドイツ・エアランゲン在住の
ジャーナリスト、高松 平藏がお送りします。
http://www.interlocal.org/

□□目次□□
【ニュース】インターナショナルコミック・サロン開催
【インタビュー】MANGA市場の変遷と未来
【編集後記】クール・ジャパン

※写真などもご覧いただけます
http://www.interlocal.org/20060630_131.htm

---【お知らせ】------------------------------------------------------
 出版社・化学同人さんのサイトで月イチ連載中

   ソーラーエネルギー事情〜ドイツの街角から 
   最終回 なぜドイツの社会は動くのか
   http://www.kagakudojin.co.jp/special/solar/index.html
 
------------------------------------------------------【お知らせ】---
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【ニュース】 コミック、マンガ、日本文化
        インターナショナル コミック・サロン開催
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コミックのフェスティバル『インターナショナル コミックサロン』がこのほど、ド
イツ南部の エアランゲン市(バイエルン州)で開催された。これは2年ごとに行われ
るコミックのフェ スティバルで原画展などの展覧会、見本市、シンポジウム、アニ
メの上映会などのほか 、作家のサイン会などが行われる。今回は12回目を数える。

 期間中は市街地のメンストリートにはコミックサロンののぼりが並ぶ。中心の会場
に なる大ホールと市役所、およびその前の広場はコミック一色になる。エアランゲ
ン市は 人口10万人程度の都市で日本からみると、たいして大きい街ではない。しか
し、市街 地そのものが会場化するような雰囲気があるため、地方の小都市のこぢん
まりしたイ ベントという感じはない。

 また関連の出版社なども多数ブースを設けるほか、作家も数多く招聘される。フェ
ステ ィバル訪問者もドイツ全国からのみならず、オーストリアやスイスといったド
イツ語圏か らも訪れる。コミックやMANGAのファンの中ではエアランゲン市はちょっ
と知られた街だ 。全国紙にも広告を掲載されるほか、記事としても紙面に登場す
る。毎回、市営劇場で はドイツで優秀な作家や作品に贈られる『マックスとモー
リッツ賞』の受賞式とパーティ が行われ盛り上がる。

 あるいはMANGAのワークショップといったものから、『コンピューターとコミック
ス』『コミ ックスのクオリティ』『学校におけるコミック』といったテーマのシン
ポジウムなども行われ る。コミックのイベントとして見たときに質、規模ともに充
実している。

■■MANGAから日本文化を■■
 日本関係のコーナーも目を引く。90年代後半から本格的にMANGAブームがおこり、
MANGAを入り口に日本文化に関心を寄せる若者が増えている。会場の一角には囲碁 や
カラオケなどのコーナーがあり、最終日は弓道、茶道、合気道、書道といった伝統文
化を知るプログラムが組まれた。

 他方、毎回日本からもマンガ家が招聘されるが、今年は『名探偵コナン』の作者、
青 山剛昌(ごうしょう)さんが訪問。コナンはドイツでの人気の作品でテレビでも
放送され ている。

 同氏のフェスティバル訪問を受けて、ドイツの報道陣を対象に青山さんの記者会見
が 行われたほか、市のゴールデンブック(ゲストブック)にもコナンの顔を描き、
署名。バラ イス市長と握手を交わした。またサイン会や『ファンとの語らい』と
いったプログラムも組 まれた。熱心なファンから『コナンの最終回はどうなる』と
いった質問がとびかい、サー ビス精神たっぷりに答え、ドイツのファンを喜ばせ
た。

■■都市の独自性と存在感をつくる■■
 同フェスティバルをはじめたのは1984年。当時、コミックを扱うフェスティバルは
同市し かなかった。またコミックは子供のものという見方が強いドイツにあって反
対もあった。

 しかし、そんな中むしろ高い芸術性を持つメディアとして捉え直すことから始め
た。『そ れまで、あまり知られていなかったメディアの場を作るのが目的。文化的
な動機による ものだ』とは事実上のプロデューサーとしてフェスティバルの初回か
ら活躍していたマン フレッド・フィッシャーさん(元同市文化局、現在定年退職)
の弁だ。

 ドイツのみならず欧州の多くの都市は独自の文化・芸術系のフェスティバルを開催
す る。同フェスティバルも同様で、こういったフェスティバルが街の規独自性をつ
くりあげ 存在感を高めている。(了)

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【インタビュー】 MANGA市場の変遷と未来
                   ゲオルグ・テンペルさん
                エグモントVGS出版事業 取締役パブリッシングディレクター
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ドイツでのMANGAブームはよく知られている。
現在5社がMANGAの出版を手がけ、うちカールセン社とエグモント社がMANGA出版の 両
雄。ブーム以前からマンガに着目していたエグモントのゲオルグ・テンペルさんに話
をきいた・・・・

<続きはこちら>
http://www.interlocal.org/20060630_131_i01.htm

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【編集後記】クール・ジャパン
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◆近年、MANGAをはじめ、日本のポップカルチャーが国外で注目をあびています。こ
れ を受けて、2002年にアメリカ人ジャーナリスト、ダグラス・マックグレイ氏は
FOREIGN  POLICYで“Japan’s Gross National Cool”という論文を発表。国として
の総合的なかっ こよさを、GNP(Gross National Product)にかわって、GNC
(Gross National Cool)とい う新しい指標で捉えてみてはどうかということを示し
たものです。

◆このアメリカ人ジャーナリストによる論文は経済の停滞していた日本にとって、強
い 応援団でした。そのため日本人による日本経済分野の論文などでも引用されるこ
とが あったようです。マンガなどのクールなものが、経済のみならず、国際的なイ
メージやブ ランド力になるだろうというわけですね。

◆なぜMANGAがドイツの若者を引きつけるのか。世代論から分析しているのが今回 の
タブビュー記事に登場してくださったテンペル氏。一方小学館で国際ライセンス関係
を担当する新藤雅章さんは、世界でMANGAがなぜ受けているのかという命題を『J−
ポップ』として真正面から考えるとわからないといいます。むしろ、『なぜアメコミ
ではな いのか』と考えたときに『MANGAのほうが主人公と自分の生活態度を重ね合わ
せやす いからではないか』と考えているとのこと。GNCと一言でいっても、マー
ケティング的な 視点からいえば、なかなか分析が難しそうです。

◆昨今はドイツ人の『MANGA-kA(マンガ家)』も増えてきました。この春、デュッセル
ド ルフへ行ったとき、駅近くの本屋さんに人だかり。何かと思えば、MANGA-KAのサ
イン 会でした。MANGA文化が身近になってきているのを感じる一件です。そういえば
インタ ーローカルニュースを発行をはじめたのが2000年12月。はじめてのニュース
はポケモン の話題でした。(高松 平藏)

ドイツ、ポケモン人気衰えず(2000年12月6日付)
http://www.interlocal.org/20001206pikachu.htm
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■■インターローカルニュース■■

発      行 : インターローカルジャーナル
                        http://www.interlocal.org/                 
発  行  人 : 高松平藏 
発  行  日 : 不定期
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