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2007/07/16

片岡鉄哉のアメリカ通信【LITE版】緊急公開号 年金より遥かに重要な問題

┠──────────────────────Tetsuya Kataoka ────
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  ┃片岡鉄哉のアメリカ通信【LITE版】   ┃ http://www.tkataoka.com 
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                           ├ 2007年07月16日
  『アメリカ通信管理人コラム』はhttp://blog.so-net.ne.jp/tkataoka/
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 アメリカ通信【LITE版】では、『【正規版】片岡鉄哉のアメリカ通信』より
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 各号の一部はホームページにてご覧になれます。http://www.tkataoka.com
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              http://www.tkataoka.com/2005/07/02.html
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       http://www.tkataoka.com/2006/02/27.html
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  今号のLITE版は、緊急公開号

          年金問題が争点で良いのか?

           米覇権が揺らいでる今、

     「改憲が挫折すれば最終的な没落が待っている」


【Vol. XIII, No. 57】より------------------------------------------

片岡鉄哉のアメリカ通信

Vol. XIII, No. 57/7・16・07

改憲失敗なら・・・・

日米崩壊、米中接近

世界日報より

	憲法改正が参院選挙の争点となるはずだったが、内閣の不手際で年金
選挙になってしまった。自民党が過半数を取れないと、改憲は更に遠ざかるだ
ろう。改憲が挫折すれば最終的な没落が待っていることに日本人は無知である。

	日本外交の根幹は、国防を拒否する代わりに巨大なミカジメ料を米国
に払うというものだ。これを歓迎したのが、巨大な双子の赤字に苦しんでいた
レーガン政権だった。日本は骨までしゃぶられて、もはやミカジメ料を払う余
裕もないのが事実だ。

	次にブッシュ・シニアが登場し、湾岸戦争で ”Place men at risk”
(兵を危険に曝せ)と要求したが、海部総理が拒絶した。

	ブッシュ・ジュニアは大統領選挙の公約として日本に集団的自衛権の
行使を要請し(アーミテージ・リポート)、小泉純一郎の出馬を促し、就任し
たばかりの小泉応援のために訪日し、明治神宮に一緒に参拝し、辞任する小泉
を労ってエルビス・プレスリーの生家に招待した。

	ブッシュ親子の言わんとするものは明々白々だ。武力を行使できない
国家は生存できないのだ。ただ、同じことをニクソンが佐藤栄作に助言したら、
ふて腐れた日本が米国を捨てて中国に走るという暴挙に出た。それでこの度は、
腫れ物にさわるようにご機嫌をとることにしたのであろう。本来ならニクソン
ショックの第二弾が来る頃なのである。日本が国防拒否症候群を病むようにな
ってから六十年経つのだ。

	今、イラクの泥沼で足掻くアメリカは転機に立っており、彼におんぶ
抱っこしながら、牛肉不買運動とデトロイト食い潰しを並行してやる日本人の
神経は不可解だ。

	最近、アメリカのエスタブリッシメントは日本に対して最大級の侮蔑
と警告を発信したが、日本の「検閲制度」によって削除されている。ニューヨ
ークの外交評議会は「フォーリンアフェアズ」を機関紙とする隠然たるパワー
であり、理事長のリチャード・ハースの論文は政府と野党が目を通したものと
解釈すべきであろう。

	「ワシントンは、平城が核兵器プログラムを放棄するように説得する
ために北京が全ての影響力を行使するよう説得すべきだ。北朝鮮問題こそが、
中国が合衆国の真の戦略パートナーになる意欲のテストケースであることを
中国の指導部は理解するべきである。

	「更に、中国指導部に合衆国政府の北東アジアに関する長期的構想に
ついて保証することも有益であろう。即ち、合衆国はこの地域において、日本、
統一朝鮮、台湾など、如何なる核武装国家が出現することにも強固に反対して
いることである」

	中国は強大なパワーであるに反し、日本は未だに脳死状態だ。どちら
を戦略的パートナーに選ぶべきかは論を待たない。日本を北朝鮮と同格にまで
格下げし、両者を一からげに非武装化し、日米安保を米中共同保証で置き換え
よう。どっち道、日本は非武装を好むのだから、というのだ。

	こんな侮日をブッシュが許すはずがないと思う人には、現在、六者協
議に代わる米・中・韓・朝の四者協議が始動していること。更に、08年選挙で
共和党が勝つことは先ずあり得ないこと。また最も有力な候補はヒラリー・ク
リントンであり、彼女のイデオロギーは社民党の福島みずほから余り遠くない
ということを指摘したい。ハース論文も民主党大統領を想定して書かれたと推
定できる。

	アメリカはイラクの敗戦から撤退するのだ。ベトナムから逃げ帰った
時は、カーターの四年とレーガンの一期目、合わせて八年間回復できなかった。
回復の転機はレーガンの登場という奇跡だった。だが彼が再来するという賭け
はあり得ない。

	私に対する反論として、「そうだ、我々はマッカーサー憲法を逆手に
とって、国防拒否の横車を押してきた。しかし六十年間アメリカは日本を捨て
なかった」という議論がある。しかし、冷戦期では、共産主義中国とのデタン
トは可能でも、同盟はだめだった。

	今の中国は全く違うのだ。アメリカは日本を捨てて、中国と同盟する
強力なインセンティヴを発見したのだ。それが台湾にからむ米中戦争の悲劇で
ある。

	中国との競争でアメリカは全面的に上位に立つが、一つだけ例外があ
る。ベトミン戦争、朝鮮戦争、ベトナム戦争の歴史は雄弁である。ベトミン戦
争では、仏・ベトナムが米中の代理戦争を戦ったが、勝ったのは中国だ。朝鮮
戦争は引き分け、ベトナム戦争は中国の勝利である。

	イラクで敗北した後にクリントン政権が誕生すれば、台湾戦争回避の
ために最大限の譲歩をすると読むべきであろう。ハースのシナリオを阻止する
には日本の憲法改正しかないのである。


以上-----------------------------------------------------------------


        国際政治の動きが見えていますか?

      読み方がわかれば、今なすべきことが見えてくる!


|「アメ通は日本を日米関係の視点から分析・解説します。日本国内のできご
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ハース論文については、こちらに公開
       http://www.tkataoka.com/2005/07/02.html


他にも、以下のような公開号があります。

Vol. XII, No. 49号(平成十八年五月十三日)
http://www.tkataoka.com/2006/05/13.html
象徴天皇制で天皇家は維持できるのか?
日本が真の独立国家たる為に必要な天皇の地位とは?

Vol. XII, No. 37号(平成十八年四月六日)
http://www.tkataoka.com/2006/04/06.html
ナショナリストの論客はなぜ『核武装』のタブーに挑戦しないのか?
『核のタブーと靖国敗北』の因果関係、核兵器の二つの効能をわかりやすく解説する

沖縄基地問題と保守本流について
http://www.tkataoka.com/2006/02/27.html
 

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--------------片岡鉄哉が在籍していたフーバー研究所って?--------------

リベラルな伝統をもつスタンフォード大学にありながら、保守派の思想的一大
拠点、反共、外交問題研究で有名。研究員には世界的な権威が集まっており、
ミルトン・フリードマンや、最近ではコンドリーザ・ライス米国務長官らが
同研究所の研究員に名を連ねている。

-----------------------------代表著書は?-----------------------------

『日本永久占領―日米関係、隠された真実 』(講談社プラスアルファ文庫)

膨大な資料と緻密な分析で、日米関係の隠された真実、日本国憲法誕生の秘密
を解き明かし、戦後日本を知る上での最重要書籍と各方面から評価されています
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