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2005/08/30

☆★☆産業のまちネットワークメールマガジン☆★☆2005-8-30第24号

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                                                2005-8-30 第24号
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先月はさぼってしまいました。ごめんなさい。
その分、今月はがんばります。
7月下旬に中国蘇州市に行ってきましたのでその報告と、
亜細亜大学の夢カレッジ生の日立地区でのフィールドワークについて、
感想を含めながら紹介します。
                         (編集責任者:小山 修)<o_koyama@hits.or.jp>
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★第24号(H17.8-30号)の主な内容
●「中国の長江デルタ地域が次に目指していること」(小山@日立市)
●「アジアで活躍できる人材とは〜亜細亜大学の挑戦〜その2」(小山@日立市)
● OB会より「お知らせ」

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●「中国の長江デルタ地域が次に目指していること」(小山@日立市)

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7月24日から7月27日の3泊4日の短期間ではあったが、中国は蘇州市に出掛
けることができた。10月17日から22日の5泊6日の日程で、地域中小企業の
方々を率いて「eMEX’2005」という電子IT製品の調達展示会への出展を主たる目
的とするミッション団を派遣する予定があるが、その事前調整で訪中したのであ
る。
現地で行う予定の商談会に多くの現地企業が参加してくれるよう、関係団体を訪問
し協力を要請してきた。

また、日立市で10月7日から9日で開催される「世界地方都市十字路会議」で
は、姉妹都市であるアメリカのバーミングハム市の他、3つの海外都市を招聘する
ことになっている。実はそのひとつが蘇州市であることもあり、日立市長の親書を
預かり、蘇州市人民政府の高官に面会するという大切なミッションも有していたの
である。(これは本論と関係ないので、説明は省略します。)
今回は蘇州市に開発されている工業団地のうち「蘇州高新区」を中心に歩いた。
蘇州高新区は既に250社の日系企業の進出を得ており、その割合は25%に達して
いる。したがって日系企業への進出時、進出後のサービス向上はこの工業団地(開
発区)の重要な行政課題であるといえよう。そうした認識から、蘇州高新区管理委
員会では、「日系中小企業支援千センター」を2005年4月に開設し、日常的な
問題解決をサポートしようとしている。まだまだ2名体制なので機能しているとは
言えない状況ではあるが、中国全土に無数にある工業団地間の競争に勝利するため
には、こうしたソフトサポート事業の充実が必要不可欠であるとの認識強く、いず
れは立派な支援センターに成長するであろう。期待するとともに、我々、日立地区
産業支援センターとしては、この日系中小企業支援センターと連携することによ
り、日本の企業のサポートに慣れた我々独自の支援ノウハウが役立つのではないか
と考えている。そう、この連携を契機に蘇州地区と日立地区の企業間交流がスター
トすることを期待しているわけである。

10月のeMEX出展では、あわせて商談会を行う予定もある。現地の日系、台湾
系、欧米系の企業と日立地区の中小企業による商談会である。相互の受発注のマッ
チングはもとより、自社製品のOEM生産、技術提携、業務提携などの商談の契機
になることを願っている。
そのような希望を現地の関係機関と話しているうちに、貴重な話を聞くことができ
た。それは、現地が今後目指す産業分野と、そのために誘致したい企業についての
情報であった。

長江デルタ地域が目指す産業は、ズバリ「自動車産業」であった。それも部品であ
る。蘇州市の西には武漢(日産)、北には天津(トヨタ)、南には上海(VW)、
広州(ホンダ)が組立工場を立地させており、これらの工業に部品をJUST 
IN TIMEで供給するには、日本の部品メーカーが中国に製造拠点を作るか、
現地の企業にOEMで生産される他手段はないであろう。日本から船や飛行機で輸
送していてはJUST IN TIMEが励行できるはずがないからである。

自動車産業は裾野が広い。自動車部品といっても今はそのほとんどが電子部品であ
るといっても過言ではない。自動車が作れるようになれば、まずは作れないものは
なくなるであろう。それだけのことを中国は考えているのであろう。北京周辺のソ
フト産業と長江デルタ地域のIT産業が融合することにより、自動車産業の取り込
みが見えてくるのであるが、足りないものが少し存在しており、これを外資系企業
の誘致により補完するのである。足りないものとは自動車部品製造の経験であり、
ノウハウである。
特にセンサーを内蔵した成形部品などの製造企業の誘致に熱心であった。当然、成
形のための金型産業も必要であり、熱処理も不可欠だ。金型製造のためには精密な
機械加工の技術や技能も欲しい。しかもそれは日本並みのレベルである。

というわけで、自動車産業にスポットが当たると、蘇州と日立の産業的な連関性は
極めて高くなる。日立地区は重電分野ばかりの印象があるかもしれないが、何を隠
そう自動車部品が強いのである。電装品や特殊なシャフト、特殊車両の軸受け、燃
料電池関連など、かつての日産自動車、そして最近ではホンダとの取引により、そ
うした部品製造のノウハウが蓄積している地域である。

eMEXは電子IT製品であるが、出展企業の多くが自動車産業へと進出してくる
ことを想定した観察、接触の仕方を考えることが肝要であろう。

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●「アジアで活躍できる人材とは〜亜細亜大学の挑戦〜その2」(小山@日立市)

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8月8日から10日までの3日間、亜細亜大学の1年生による「アジア夢カレッ
ジ」の学生14名を受け入れた。勿論、西澤先生のところの学生君たちである。
日立地区の産業の歴史から産業振興施策の推移などについてのレクチャーをすると
ともに、地域中小企業においてアジア地域、特に中国をどのような視点で捉え、自
社の経営に反映させているのかを、中小企業を訪問することにより生の声で確認す
ることができた。
国際中堅企業として日立地区であげられるところはそう多くないが、特徴的なビジ
ネスプランで業績を伸展しているスターエンジニアリングの星社長に登場しても
らい、まずはたっぷり話をしていただいた。アジアでは人脈がビジネスに直結する
こと、日本に来ている留学生は優秀であり自社の新分野開拓に貢献したこと、受注
は日本で行い海外工場を外注先として使えば、利益は国内に蓄積し研究開発を進め
ることができるなど、意味深い事例を紹介してくださった。
午後からは2班に別れ、国内でがんばろうとしている企業と海外進出を行っている
企業をそれぞれ1社ずつ訪問した。この対比が良かったようで、客先や作るもの、
経営者の考え方次第で、中小企業の経営方針は全く異なるということを理解できた
であろう。

詳細は省略するが、彼ら学生の目標は、卒業したときにアジアで、特に中国で活躍
できる人材になるということである。抽象的であったので学生に質問してみると、
日本企業と中国企業との間で活躍することをイメージするものや、中国でコンテン
ツやソフト産業のベンチャーを起こそうとしているものがいた。確かにそれもアジ
アで活躍することには違いないのだが、私が学生に戻り、このアジア夢カレッジで
学ぶとすれば、中国側の人間として、日本企業の国際化や世界戦略のサポートをす
る仕事に就きたいものである。
可能かどうかは分からないが、現在、日本企業と中国の地方政府との間で活躍する
人材は、ほとんどが日本に留学、あるいは働いていた中国人である。彼らは確かに
優秀であり、少なからず日本企業の業績伸展に寄与しているとは思うが、中国人で
ある以上、中国の国益を尊重するのである。
これを日本人が行えば・・・。そんな職業はないだろうか。コンサルティング会社
とかではなく、中国の開発区や人民政府に働きながら、日本企業のサポートをする
のは無理だろうか?

夢カレッジの学生はまだ1年生。半年前は高校生だから、まだまだビジョンもミッ
ションもあったものではないのだろうが、視線はしっかりとアジアに向けられて
いるのが素晴らしい。ひとつだけ注文をするとしたならば、「アジアを見る前に国
内をしっかりと見てください。」ということだけだろうか・・・。
もちろん、西澤先生はそういった意味を込めて、昨年の諏訪市、そして今年は日立
市でのフィールドワークを実施したのだと思う。

ともあれ、彼らの今後の成長は楽しみであり、成長した暁にはまた日立を訪れて欲
しいものである。今度は成人しているので酒も飲めるかな?
ガンバレ、アジカレ生!!

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● OB会より「お知らせ」

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OB会はどうやら9月になりそうです。
9月の産まちの定例会時に、あわせてOB会を企画しましょう。
場所は東京都内。幹事は品川区の大串さん。(よろしく!!)
詳細はメーリングリストで流しますので、覚悟しておいてください。

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 皆さんのご意見ご感想をお待ちしております。
 <o_koyama@hits.or.jp> 小山修 までお寄せください。

次号は9月30日頃の発行予定です???(不定期になりゴメンナサイ)

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