2009/09/26
◆○◆札学経メールマガジン居場所95号◆○◆
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 子ども一人一人に居場所のある学級・あたたかい仲間づくり ◆○◆ 札学経メールマガジン 居場所 ◆○◆ 札幌市学級経営研究会 http://park22.wakwak.com/~satugakukei/ 第95号 2009年9月26日発行 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ しばらくぶりの発行になります。新年度から、なかなか発行体制が整わず、読者 の皆様には、ご心配をおかけしました。これからなるべく以前のペースで発行して いきたいと考えておりますので、引き続きご愛読のほどをよろしくお願いいたしま す。 ========================================================================== △▼△ INDEX △▼△ 1、学級と保護者をつなぐ学級通信 伊 藤 宣 喜 2、学級経営再入門 「投影」という視点 佐 藤 政 美 ========================================================================== ◆○◆ 学級と保護をつなぐ学級通信 ◆○◆ 札学経会員 伊 藤 宣 喜 ========================================================================== おそらくほとんどの教師が発行していると思われる学級通信。発行の仕方、内容 の書き方も様々ありますが、ねらうべき点をしっかりしておかないと単なる教師の 独りよがり、週案の連絡となってしまいがちです。高学年を担任していると保護者 からよく聞くのが、「うちの子は何にも学校のことを話してくれない」という声で す。学級通信は、子どもたちの様子を伝えるとともに、教師の願いや要求を知らせ、 保護者と教師と子どもをつなぐ大切な武器です。 学級通信はその名の通り、学級の実態を知らせていくものです。教師、保護者が 共通の認識をもつことによって、教育がより効果的に発揮されます。そのために、 学級や学校での様子を知らせ、見通しのもてる対応ができるようにしていきたいも のです。 教室の様子を知らせるだけでも、親はかなり安心します。できれば同じ 子の名前ばかりがでないようチェックリストを作り、全員の名前がでるようにした いものです。また、教師から一方的に保護者へ出すものと考えてしまうと、教師の 負担にもなってしまいます。ときには、子どもたちの声や保護者の願いや要求など の生の声を載せていくものよいと思います。 次に、学級通信は教師自身の実践の自己点検となります。忙しい毎日の中で、 「今日一日どうだったか」と見つめ直すことを怠りがちですが、通信を書き続ける ことで実践を見直す機会になり、課題を明らかにしていくことができるように思い ます。生き生きとした通信が書ける時は、子どもも変わり教師も変わっている時だ と思います。 子どもの授業での様子を知らせる時は、そのときの指導目標や子どもたちが身に 付いている力、これから付けていきたい力などを書いてもよいと思います。 最後に、学級通信は子どもたちのためのものでもあるということを私は一番大切 にしています。子どもが読むことによって、子ども同士の相互評価にもなり、自ら の学級生活を見直していく役割をもってます。子どもたちの取り組みを評価し、問 題提起もして、子どもたちにやる気を起こさせていくうえで、通信は大きな力を発 揮していくと実感しています。 ネーミング、レイアウトは、相手が読みやすいようにという面では当然気にしな ければいけない点だと思いますが、書かれてある内容をクラスみんなでつくろうと するだけで見る人の気持ちも変わってきます。 保護者とのかかわりかたが難しくなってきた昨今、日常的に電話をすることも普 通になってきました。教師側の熱意、子どもに対する思いがわかる学級通信を書く ことでトラブルもきっと減ることと思います。 ========================================================================== 学級経営再入門 ◆○◆ 「投影」という視点 ◆○◆ 札学経会員 佐 藤 政 美 ========================================================================== 学級の状態が思わしくない時、「子どもに問題があるからこうなっている」とい う主張を耳にすることがある。自分の指導(学級経営)が思うように子ども一人一 人や学級集団に通じずに、ついついもどかしくなってしまいそのような言葉が口か ら出てしまうのもわかる。愚痴もたまにはよいだろう。しかし、その言葉だけで現 在の学級の状況すべてを完結させてしまってはならない。 「投影」という言葉がある。 「投影」とは、 「ある物の存在や影響が、他の物の上に現れ出ること(大辞泉)」 とある。 学級経営を進める際、この「投影」という視点は重要である。すなわち、学級の 状態が思わしくない時、担任の存在や影響が、学級の子どもたちの上に現れている のではないか、つまり、その学級の状態は、自分の「投影」ではないかと考えてみ るのである。学級で一番影響力のあるのは教師である。影響力の強い者から影響を 受けることは、もっとあるべきことである。したがって、学級の状態は、その一番 影響力の強い存在である教師に何らかの影響を受け、そのような状態になっている のではないかと考えてみることは自然なことであろう。 「今の学級の状態は、自分の『投影』ではないか」、そう考えたならば、最近の 学級における自分の態度、そこから醸し出している雰囲気、子どもとのかかわりに ついて振り返ってみる。 振り返るポイントは、 (1)教室にいる時の担任(自分)の全体的な態度はどうか。 特に、一緒に教室にいるだけの時や子どもと直接かかわっていない時の自分の表 情、眼差し、自分が醸し出している全体的な雰囲気について考えてみる。 (2)子ども一人一人や学級集団へのかかわり方はどうか。 しっかり子ども一人一人の言葉に耳を傾けているか、過度な要求はしていないか、 受容・共感的なかかわり方をしているかなど、子ども一人一人や学級集団へのかか わり方について考えてみる。 そして、振り返りを通して、もし、自分の態度やかかわりに何かしらの問題を感 じたなら、改善のための仮説を立てるのである。 「最近、少しぴりぴりした態度があったのではないか。だから、子どもも落ち着け ないのでは」 「最近、ほめ言葉より叱責の方が多いのではないか。だから子どもも意欲がわかな いのでは」 「最近、過度な要求を出し過ぎているのではないか。だから、子どもたちがストレ スフルな状態になっているのではないか」 仮説を立てたなら、その仮説に基づき学級や子どもたち一人一人への態度やかか わり方を変えるのである。 繰り返しになるが、学級で一番影響力のがあるのはやはり教師である。その影響 力の強い存在が変化すれば絶対その変化は子ども一人一人、学級集団に「投影」さ れるはずである。 「投影」は、もちろん、プラスの「投影」もある。このプラスの「投影」こそ、 学級経営の基調をつくりだす。「投影」により学級を変化させるという視点も念頭 において学級経営を進めていきたいものである。 ========================================================================== ◆○◆ 編集後記 ◆○◆ ========================================================================== 読者から何通かメールが来ました。それは、しばらく発行していないことを心配 してのメールです。メールを読み、「メールマガジンを待っていてくれる人がる」 ということを実感しました。 メールマガジンの発行を軌道に乗せていきたいと思います。(MASA) ----------------------------------------------------------------------- 皆さんのご意見,ご感想をお待ちしています。これからのメルマガ発行の参考に していきたいと思いますので,よろしくお願いします。 ご意見,ご感想は ,(^-^)/ masa041334■yahoo.co.jpまで ■を@にしてください。 -------------------------------------------------------------------------
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