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2008/05/14

◆○◆札学経メールマガジン居場所86号◆○◆

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     子ども一人一人に居場所のある学級・あたたかい仲間づくり              
                   
      ◆○◆  札学経メールマガジン 居場所  ◆○◆          
      
        札幌市学級経営研究会 http://www12.tok2.com/home/keiei/       
                             
               第86号  2008年5月14日発行                       
   
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  5月,大型連休も終わり,学級経営を軌道に乗せる時期がやってきました。4月
 にとらえた新しい学級・子どもの実態をベースに学級の基礎をつくることがこの時
 期の大きなねらいになると思います。基礎がしっかりしないと,その上に何も積み
 上げることはできません。そのためには指導方針をしっかりもち,日々の子どもた
 ちの指導にあたることが重要です。

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    △▼△ INDEX △▼△

  1,<実践1> 1日のめあては、黒板○付け法で       佐藤 政美
  2,<実践2> 子どもたちの活動意欲を高める『朝の会』   岡田 光紀
  3,<連載> 特別支援教育と学級経営2           畠山 忠          
  4,札学経インフォメーション               札学経事務局

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  ◆○◆ <実践1> 1日のめあては,『黒板○付け法』で  ◆○◆
                           
                        札学経会員 佐 藤 政 美 
  
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  1日のめあてのもたせ方は,黒板○付け法が効果的である。
  黒板○付け法とは,要するに,そのめあてが達成された時に,適時,黒板に○を
 付けていく方法である。
 
  <黒板○付け法のポイント>

  具体的 ⇒ できたか,できないかはっきりしためあてを設定する。
  限定  ⇒ あれもこれもめあてにしない。しぼる。そして,期間は短期で。
  適時  ⇒ 「できた!達成!」を見逃さない。
  継続  ⇒ 同じサイクルで,繰り返す。教師の都合で実施・不実施は避ける。
  振り返り ⇒ めあての達成状況を毎日確認する。
 
  <黒板○付け法の進め方>

  【めあての設定】
  週単位でめあてを設定する。月曜日または前週の金曜日に学活を開いて決める。
  決めるめあては,
   生活を送る上で必要なルールに関するめあて,
 
  例)「チャイムがなったら席につく」「勉強道具を出す」など

   望ましい友達関係づくりや活動意欲を高めるめあて,
  例)「困っている友達を手助けしよう」「1時間○回発表する」など

  の2種類。「具体的」「限定」(あれもこれも設定しない。)が重要である。

  最初は,教師から子どもに提案する形で実施していくが,学級の状況を見て,
 少しずつ子どもの意見を取り入れめあてを設定していく。
  めあてが決まったら,黒板の両サイドどちらかにめあてを書く。(持ち運びが
 できる小黒板でもよい。)
  そして,毎日,1日の○の数(めあて達成時につける○)を何個目指すかを子ども
 たちと話し合い決める。 

  【めあての評価】
  めあての意識化を図るために,一定のサイクル・短い周期で繰り返すことが重要。

  例1)「それでは、2時間目の勉強を始めますよ。あっ、みんな席についていま
      すね。○です。(ぱっと黒板に○をつける)」
  例2)「これで、3時間目の勉強を終わります。この時間発表した人手をあげで
      ください。発表した人が〜人もいるね。○です。(ぱっと黒板に○をつ
      ける)」

  最初は達成感をもたせ,リズムに乗せることが重要。そのためには,完璧主義
 にならずに評価する。

  例1)「勉強始めるけど、あれ、まだ座ってない人がいるけど…,ああ、今座っ
     たね。まあ,ぎりぎり○です。次は余裕でね」
  例2)「この時間,みんなが発表してないけど,手をあげている人すごく多かっ
     たし,一生懸命考えている人多かったね。これは○だね。」
 
  めあてに付随させての評価も進める。

  例1)「ああ,この時間,みんなで声かけあって座ったね。気付かなかった人助
      かったね。声のかけ合い,すごくいいな。今回は○2つ」
  例2)「〜くんや〜さんのように,友達の発表に関連させての発表が増えたね。
     スペシャルで,○もう一個追加!」
 
  【めあての振り返り】
  毎日,帰りの会に短時間で行う。その日に決めた○の数の目標に達しているかど
 うかを振り返る。最初は,毎日達成させることが重要。そうしながら,達成感とめ
 あてをもって1日を過ごすリズムの心地よさを感じさせる。
  次に,その日の望ましい子どもの行動などのエピソードを交え,達成できたこと
 を大いにほめる。
  明日の○の数を子どもたちと話し合う。
  最初は,すぐに達成できる数。しだいにその○の数を達成するには少し努力を要
 する数に設定していく。

  週末に,めあてが学級に定着したかどうかを子どもたちと話し合う。

  もうすっかり定着⇒カード化して,学級のがんばりの証として掲示する。新た
           なめあてを設定する。
  もう少し取り組みが必要 ⇒ なぜ達成できなかったのかを話し合い,もう1週
                間取り組む。
    
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  ◆○◆  <実践2> 子どもたちの活動意欲を高める『朝の会』  ◆○◆
                         
                        札学経会員  岡 田 光 紀

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  いよいよ5月。学級編成があったクラスも持ち上がりのクラスでも,学校生活に
 も慣れてきた頃ではないでしょうか。
  さて,子どもたちの学習・行事などへの取り組み意欲を高めてあげれば,子ども
 たちは自ら動き・学んでいくことでしょう。極端に言えば,意欲を高めてあげるこ
 とが教師の究極の役割と言ってもいいのかもしれません。そのために大切なことの
 一つに「朝の会」があります。その取り組み方も様々あると思います。ここでは,
 私の今までの実践を紹介します。
 
 1)朝の会は先生と一緒に!
  「時間になったら始めて,先生が来たら連絡をする」という朝の会の形式をとっ
 ているということをよく聞きます。子どもたちの自治力や自主性を高めるには必要
 なことかもしれませんが,私は,朝の挨拶や取り組みなど,1日のスタートを一緒
 に取り組みたいと考え,先生が教室に来てから朝の会を始めるようにしています。
 先生が来るまでは,朝の学習に取り組むようにさせています。
 
 2)朝の会の内容は?
  現在の学級では,【あいさつ・健康調べ・みんなからの連絡・スピーチ・先生の
 話】という内容で行っています。みなさんの中でも朝の会の中でもいろいろと取り
 組まれていることがあると思います。ここでは,現在や過去の実践の中からいくつ
 かを紹介します。
 
  ・スピーチ…その日の新聞や調べてきたことをもとに事実と自分の感想を話しま
 す。最初の頃は,一つの事実に対してひとつの感想を言っていたことを,三つに増
 やしました。さらに,くじを作っておいてスピーチをした後に引いた番号(出席番
 号)の人に「あなたはどう思いますか?」というようなリレースピーチを取り入れ
 ました。朝,ボーッとしている頭を「自分だったら…」と考えることでスキッと!
 させることにもつながるかなぁと考え,取り組んでいます。

  ・出席をとる…ただ,名前を言って返事をするだけではありません。低学年の時
 には,「元気だったら,『はい、お寿司』。元気でなかったら『はい、ラーメン』
 にしよう」など,楽しみながらしたこともありました。他にも「返事の後に、自分
 の好きな色を言ってみよう」とか「連想ゲーム形式での出席をとる」こともしたこ
 とがありました。「赤い物と言えば」から始まり「はい。赤い物と言えばりんご」
 次の人も「はい。りんごと言えば丸い」「はい。丸いと言えばボール」などのよう
 に次々と続いていきます。しかし,前の人の言葉を聞いていないと次は答えられな
 いのです。

  ・朝の歌…みんなで「声を合わせる」ということも大切なことです。リコーダー
 の取り組みでもいいと思います。音を合わせることは,心を合わせることにつなが
 るような気がしています。
 
 3)場を変えてみる
  たまには,場を変えてみることもマンネリしてきた頃の朝の会には有効です。学
 年で取り組んでみる,ホールで取り組んでみるなど、それも事前の予告なしに黒板
 にメッセージを書いて取り組んでみるのも新鮮だと思います。
 
  いずれにしても,子どもたちに「今日も一日,楽しくやっていけそうだな」と思
 わせることが大切です。寝坊して,ボーッとしていたり朝ご飯を食べてこなかった
 り,朝から家で叱られちゃったという子もいることでしょう。様々なことを心に抱
 えながら登校してくる子どもたち。1時間目の学習を気持ちよくスタートさせるた
 めにも朝の会は大切になってくると思います。また,何のために朝の会をするのか
 という意味を考えさせ,理解させることも大切なことの一つです。

  さて,みなさん,この機会に自分の学級の朝の会をもう一度,見直してみてはい
 かがですか?
      
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  ◆○◆  <連載> 特別支援教育と学級経営 2  ◆○◆

  「5月 まずは学級を安定させる」                         
                         札学経会員  畠 山 忠

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  5月です。
  そろそろ子供の本来の姿が出始めます。
  ここでしっかりと学級を安定させることが何よりも大切なことです。
  軽度発達障害の子供が学級にいる場合,程度の差があれこの子供たちによって学
 級がかき回されることは珍しくありません。
  対応がまずければ学級崩壊ということにもなります。
 
  しかし,どんな学級であれ「学級を安定させる」ということが絶対的な条件です。
 
  そのためには授業では,最初から「経度発達障害」の子供に関わってはいけませ
 ん。
  例えば教科書を音読させる場合は,まず全員を動かすことから始めます。
  「教科書9ページを開きなさい。立って読みます。読み終わったら座って黙読して
 いなさい。」
  全体に指示を出し,動かします。
  「経度発達障害」の子供への対応はこの後です。
  教科書を開いていない場合は教師が手伝って開かせます。
  「軽度発達障害」の子供は教科書を開くことも困難な子供もいます。
  だから手伝ってやるのです。
  教師がお手本を見せてやることでやがて自分で開けるようになる子供が多くなり
 ます。
  ぼんやりしていれば,教師が注意をひきつけます。ファンタジーの世界に入る注
 意欠陥の子供もいます。
  机をポンと叩く,そっとノートを開くなど何をすべきか教師がその子に教えてあ
 げます。
  まずは全体を動かしそして個別に対応するということが鉄則です。
 
  これを逆にすると全体が何をすべきかわからなくなるので学級は混乱します。
 「軽度発達障害」の子供に関わっている間,他の子供は何もすることがありません。
 
  好き勝手におしゃべりをしたり,教室中を歩き回ったりします。
  そして学級に荒れの兆校が見られるようになるのです。
 
  日常の全体を動かし後に個別指導というシステムを構築していくことです。
  そして学級を安定させるためにも学級経営の重要性はおわかりいただけるかと思
 います。 
  学級が安定していればどのような子供も「学習しよう」という気持ちが喚起され
 ます。
  学級にこのような学習のシステムを作っていくことです。
 
  まずは全体,そして個別。これが鉄則です。
        
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   ◆○◆ 札幌市学級経営インフォメーション ◆○◆

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  まだ,間に合います!

  ソーシャルスキルトレーニングの視点を生かした学級経営
          札幌市学級経営研究会『春の研修会』

  平成20年5月17日(土),講師に品田笑子先生をお迎えして,札幌市学級経
 営研究会『春の研修会』を実施いたします。
  品田先生は,現在,都留文科大学に講師としてつとめられています。同時に構成
 的グループエンカウンターや学級経営をテーマとする研修会の講師として,全国を
 駆け回っています。春の研修会では,今の学校現場にマッチした明日の実践に直結
 する研修を受けることができるものと考えます。品田先生の研修を受け,参加の皆
 様と共に,学級経営についての学びを深めていきたいと考えています。校務ご多忙
 のおりとは存じますが,多数の方々のご参加をお待ちしています。
                                                                              
      ◇ 札幌市学級経営研究会『春の研修会』参加者募集中です! ◇             
                                                                            
 1.期日  : 平成20年5月17日(土)                                  
    受付 12:00 開会 12:30  終了 15:30        
                                                                            
 2.主催  : 札幌市学級経営研究会 
                                                                             
 3.後援  : 札幌市教育委員会   
                                                                               
 4.会場  : 札幌市教育文化会館 
         http://www.kyobun.org/                                        
                                                                     
 5.講師  : 都留文科大学 品田笑子 先生                
                                                                            
 6.テーマ :ソーシャルスキルトレーニングの視点を生かした学級経営          
                                                                            
 7.参加費 : 1500円(当日受付にて申し受けます)                      
                                                                            
 8.申し込み・問い合わせ  下記メールアドレスよりお申し込みください。        
              札学経営HPからも申し込みができます。
              http://www12.tok2.com/home/keiei/ 

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    ◆○◆ 編集後記 ◆○◆  
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  春の研修会が近づいてきました。まだ参加定員に余裕あり。
  よい研修になると重います。できれば,もっと参加者を増やしたいと思っていま
 す。(MASA) 
 
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  皆さんのご意見,ご感想をお待ちしています。これからのメルマガ発行の参考に
 していきたいと思いますので,よろしくお願いします。
   
   ご意見,ご感想は  ,(^-^)/  masa041334@yahoo.co.jpまで
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