2009/05/03
「フリーソフトで楽しむデジカメ写真」322回シームカービングで縮小
*************************************************************** 「フリーソフトで楽しむデジカメ写真」322回シームカービングで縮小 発行者サイト http://hulatt.hp.infoseek.co.jp/index.html 問い合わせ tsunokjp@yahoo.co.jp *************************************************************** 一枚の写真の中で3箇所ほどの場所を切り取って使いたいときにどうさ れていますか。一つ一つトリミングをして、それを別の文書ソフトや、 プレゼンテーションソフトに貼り付け、それを再び画像ファイルに作り 直すか、画像ソフトのパノラマ機能を使ってつなぎ合わせるか、そんな 方法が考えられますね。 今日ご紹介するソフトは、こんな目的にずっとエレガントな方法を提供 するソフトです。シームカービングという手法があるそうです。これは、 画像のサイズを変更するのに、画像の中の要らないところを取り除いて、 要るところだけを繋げて行くことで写真全体の縮小を行う手法なのだそ うです。 考えていても分かりにくいことですから、実際にやってみるとすぐ分か ります。そして、これは役に立つぞと思わず言ってしまいそうになるソ フトですね。 単に写真の一部を切り取って並べて貼り付ける場合に比べて、周辺の画 像領域も利用しますから、ずっと自然な写真になります。ただ、切り取 ったりくっつけたりしますので、境界は繋がりませんし、変な感じのす る写真になったりもします。 でも、写真の中で大事なところがところどころに小さくあるという場合、 写真を縮小すると、見えなくなってしまいます。こんなときに、必要な 部分だけをそのままにして、周辺を縮めてしまえばよい写真になります。 お試しください。 1. シームカービング技術を使った画像の縮小ソフトのダウンロード ============================================ =================== 使用例と、ダウンロード出来るサイトは http://www.forest.impress.co.jp/article/2008/10/29/seamcarvinggui.html から入ってください。著作者はGabe Rudyさんです。ダウンロードファイルは、 SeamCarvingGuiWin-1.10.zipという縮小ファイルですから解凍ソフトを使って ファイルを展開してください。SeamCarvingGuiと言うファイルが解凍され、 中にSeamCarvingGui.exe と言う実行ファイルがありますから、これを右クリッ クして、ショートカットの作成を選び、出来たショートカットをデスクトップ に貼り付けましょう。 2. シームカービング技術を使った画像の縮小ソフトSeamCarvingGUIの紹介 =============================================================== アイコンをクリックしますと、Seam Carving GUIのウィンドウが立ち上がりま す。メニューのFile-->Openから画像ファイルを読み込みます。右側のほうに Seam Carving Resizeと言う欄があって、いろいろの選択項目がありますが、 Seam Carvingと言うのが何をやるソフトなのかがわかっていないと、どうした らよいか分からないのですが、適当にやってみると、そうかあと後で納得でき ますし、そうしてわけもわからずやって見た後で納得すると理解も深くなると 言う場合もあります。 ここで指示されていることは、まず残す部分を塗りつぶすこと、捨てる部分を 塗りつぶすことです。これがRetain/Removeのところでやることです。Mark area for retainingは残す部分で、個々にマークを入れてブラシを動かすと、 薄緑色で塗りつぶされます。つぎにMarked area for removalにチェックを入 れて塗りつぶしをしますと、赤く塗られます。 次はブラシのサイズ選択です。マウスを左側の画像の写っているところに持っ ていきますと、矢印が丸印に変わります。Brush Sizeのポインターを動かしま すと、この丸の大きさが変わります。つまり、画像の一部を塗りつぶす時のブ ラシの大きさをこれで選択するわけです。Brush Weightというのもあって、ポ インターが付いていますが、右端で最大の位置にありますので、とりあえずそ のままにしましょう。 次の項目は、Remove Marked Areasとあって、Modeとして、Automatic, Vertical Horizontalとありますが、デフォルトはAutomaticですから、そのま まにしておきます。 次は、Iterate Until All Marked Removedと言うところにチェックマークを 入れられるようになっています。これは何回でも繰り返して、指示したことが 完全に行われるようにしてくれと言うことのようですが、チェックはつけない でおきましょう。 これで、Removeボタンを押しますと、Removing 55%などと表示される小さい ウィンドウが現れ、赤く塗りつぶした部分を削除する作業が行われます。 削除が終了すると、赤く塗りつぶした部分のなくなった画像が表示されます。 一部の懲りますが、画像全体はあくまで四角を保っていますので、削除でき なかったり余分に削除されたりした部分も出てきますが、薄緑に塗られた部 分は全部残ります。 次は、Other Parametersの項目を設定します。Edge Detectorは、いくつかの 種類のフィルタから選択が出来ます。画像の縮小でボケが出るので、エッジを 強調してしまった画像にすると言うことでしょう。そのほかにも、HD Quality やForward Energyと言う項目にチェックを入れたり、Add WeightやWeight Scale 二数値が入るようになっていますが、デフォルトのままで行きましょう。 最後に、保存する画像のサイズを決めます。縦と横のサイズは現在の数値が入 っています。縦と横のサイズを現在の縦横比率を保つのではなく、例えば真四 角のサイズなどを入れてみます。これでリサイズボタンを押します。 Resizing 12%などの表示がまた出ます。今度は、薄緑色の部分が残るように、 リサイズが行われます。薄緑色の領域の面積が指定したりサイズのピクセルよ り小さいときには、画像の縮小は行われずに、トリミングで処理が行われるよ うです。つまり、赤も塗っておらず、薄緑も塗らなかった領域を削って、指定 したピクセルに収まるように調整が行われるようです。 出来上がった写真は、トリミングされた領域の切り張り写真になりますから、 背景が繋がらない奇妙な写真ではありますが、必要な部分だけが切り抜かれて、 寄せ集めて小さくされた写真になるわけです。 つまり、Seam Carvingと言うのは、一枚の写真の中に必要な部分が点在してい るような場合に、その写真をあるサイズに縮めてレポートに掲載しようとした ときに、必要部分だけを切り張りして、まとめる様な物です。 例えば人物写真で3人の人たちが離れ離れに写っている写真があったとします。 大きく印刷すれば一人一人の顔が分かりますが、小さな写真にすると、一人一 人は良く見えなくなってしまうような場合、人と人の間の背景を切り抜いてし まって、人と人の間隔を詰めて、小さな写真にすれば、人の大きさは小さくせ ずに写真のサイズだけを小さく出来ると言う手法なのです。 このシームカービングという手法は、理解してしまえば、いろいろ便利に使える 機能ですね。写真を単純に縮小するのではなく、大事なところだけを残して、 要らないところを省くことで縮小する手法なのですから。 3. 縮小・拡大関連のフリーソフト =============================================================== 上記のフリーソフトは、次のURLにまとめました。 http://hulatt.hp.infoseek.co.jp/Resize.html ここに示されているのは、普通のりサイズソフトだけです。起用ご紹介したよ うな特別なりサイズソフトは始めてご紹介しました。 4. 終わりに =============================================================== 今日は、シームカービングという画像縮小技術のソフトを紹介しました。 来週は、スキャナの読み取り画像の角度修正用ソフトをご紹介します。 来週をお楽しみに。 **************************************************************** * フリーソフトで楽しむデジカメ写真 第322回 * 発行者 Hulatt 問い合わせtsunokjp@yahoo.co.jp * 発行者サイト http://hulatt.hp.infoseek.co.jp/index.html * 登録および解除 http://hulatt.hp.infoseek.co.jp/MailMag.html * まぐまぐ 5,226 めろんぱん 591 Melma 390 *****************************************************************



