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2008/03/20

精神科カウンセリング

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          ■■■精神科カウンセリング■■■ vol 2.22号 
    
    ------精神科医との人生、身の上、医療相談------


          (カウンセリング例)



 ≪1≫ 心の病なのでしょうか? 

 時々、死にたいと思うことがある。生きていくことが辛く感じる。
人に、必要以上に気を使い体がぐったりと疲れる。生きていても楽
しいとか、幸せとか思えない。今29歳だが、14歳のときに自律
神経失調症といわれた。視線も嫌だ。斜視なのだろうか?視界に入
る人が気になって、見てしまう。見るつもりないのに、視界に入っ
てくる。みんな、ひじをついて顔を隠したり、思いっきり私の視界
から、外れようとする。私もすごく、嫌なのに何故か、視界に入る
人を見る。通院or薬が必要なのでしょうか?自分は安定剤などもら
うときっと、お酒と一緒に多量に飲んでしまう気がしてかえって怖
くて。やはり、病気?ネットで「鬱診断」みたいなのしたら、「鬱
です」と診断された。自分はそれまで、鬱病だなんて、思ったこと
もなかった。ただ、深いトラウマが、自分を左右してると思い込ん
でただけだった。生きることって、楽しいって思いたい。せっかく
生まれてきたのに。

 
 ご返事:

 視線恐怖があるようですね。見てしまうもどかしさ。これは見ら
れているという不安が基底にあるからかもしれません。思い込みす
ぎによるものですが、あなたは几帳面に張り合っておられますから
、辛いはずです。気持ちがいくらか弱くなっていると悟ってしまえ
ば、他者の存在感も右から左へ流してしまえるでしょうが、こだわ
ってしまうと骨がおれます。
 お酒はうつ状態にはよくないと言われています。そのときはよく
ても、あとでもっと疲労を残すことになるからでしょう。エネルギ
ーを消耗させないためにも、ほどほどにしておいたほうがいいです
ね。飲んでも早く寝ることです。
 抗うつ剤や抗うつ作用のある抗不安剤は、一時気弱になっている
ときに効果があります。しかし、おっしゃるように、お酒との併用
は避けたほうがいいでしょう。
 ちょっとクリニックにでも行って、気楽にカウンセリングを受け
るのも勘違いを解くのにいいかもしれません。瞬間でもいいですか
ら、パッと空が晴れる感じを実感できたら、もうしめたもんなんで
すがね。

 

 ≪2≫ 助けて下さい。 

 私は心療内科に通った時もありますが 一向に直らないのでご相
談させていただきたいのですが 自分の家に対しての神経質で 家
にいても落ち着いたためしがありません。いつもあれしなきゃ こ
れしなきゃと寝る以外じっとしたことがなくそれが 疲れるので家
が大嫌いで外にばかり出かけてしまいます。ひととおり部屋の掃除
はしても あの電気の傘を洗わなきゃとか 網戸もあらっとかなき
ゃとかぎりがなく心身ともに落ち着いた試しがないのです。かとい
って それをせず我慢したりするとたちまちイライラがたちこめて
きて。
 このままでは 人生そんなことだけに捕らわれて苦痛なだけです。
私の親代わりの祖母は完璧主義の徹底したきれい好きでした。少し
でも物の位置が変わっていると怒られていました。そのせいなので
しょうか?私も子供におなじ事をしてしまいます。どうか助けて下
さい。

 
 ご返事:

 端から見ていると、実に働きもののお母さんでむしろ大変素晴ら
しいと映るかもしれません。しかし、物には裏表があって、いい面
もあれば悪い面もあり、またその評価も時代とともに変化していく
でしょう。
 あなたの生活スタイルは戦時中や戦後の一時期であれば、それで
当たり前だったのかもしれません。その頃であれば、祖母さんの躾
方針もおそらく美徳だったのでしょう。たしかに、その習慣を多少
引きずっておられるのかもしれません。
 家にいるのが嫌で外ばかりとおっしゃいますが、それが事実だと
すると、結果として家の仕事はあまりできないはずですね。それが
かえって負い目となっていませんか。
 要は、できるできないとか、する時間があるとかないとかではな
く、家事に対するこだわりを捨てきれないということなんでしょう。
少し、強迫的になっておられるのかもしれません。
 しかし、よくその不都合はわかっておられるのですから、多少、
合理化を考えればいいのではないでしょうか。毎日のプログラムを
予定表に記入するようなことから始められていかがでしょう。気分
の問題ではなく、行動の規定を科学的に配分してみるのも一法です。
 

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    マガジン名:【精神科カウンセリング】
    副題:精神科医との人生、身の上、医療相談
    発行:不定期
    発行責任者:成木 文
    発行元:「精神科医・成木 文」
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                             2008.3.20(木) (671.672)
    
        ≪付録≫    
         
       (精神科医が描いた心理小説集)
    
        
    ・成木 文著 「サッカー」
     
     1、サッカー 
     2、水曜日の手紙 
     3、お化け 
     4、新しい朝
     
     (セブンアンドワイ、bk1、amazon.co.jp、
      紀伊国屋等ネット書店で発売)
      電子書店パピレスでの紹介は下記。
      http://www.papy.co.jp/act/books/1-106034/
    
   
    ・田辺 未方著 「ロッシーという名の毛編みの男」
          
     1、ロッシーという名の毛編みの男 
     2、指令 
     3、崖からの眺め 
     4、コンパクトミラーの中
     5、赤い斑点 
     6、旅
     
     (紙本は文芸社、紀伊国屋BookWebでの書名検索)
      電子本はBoon-gate.comでの検索。下記。
      http://www.boon-gate.com/


    ・成木 文著 「或る男の残像」
     
     1、或る男の残像 
     2、監督 
     3、バタフライ・ノート
     4、ゆずり葉 
     5、終着駅のタンゴ
    
     (セブンアンドワイ、bk1、amazon.co.jp、
      紀伊国屋等ネット書店で発売)
      電子書店パピレスでの紹介は下記。
      http://www.papy.co.jp/act/books/1-108301/

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