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2006/10/19

マイクロファイナンス(3)「たった6ドルが人生を変えた」。

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━━━━━━━━━━━━━━━━<2006年10月19日>━━
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マイクロファイナンス(3)
   
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(1)坂本龍一もやってるマイクロファイナンス
(2)援助と融資、どちらが本当の親切か。
(3)「たった6ドルが人生を変えた」。

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・ノーベル平和賞賞金、貧しい人向けの補助食品開発へ 
2006年度ノーベル平和賞受賞が決まったバングラデシュの貧困
層向け無担保融資機関「グラミン銀行」総裁のムハマド・ユヌス氏
は13日、賞金の1000万スウェーデン・クローナ(約1億62
00万円)の使用方法について、仏食品大手ダノン社とグラミン銀
行の合弁で、貧困層向けの低価格栄養補助食品を開発する事業に出
資する考えを明らかにした。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20061014i308.htm?from=main3
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■「たった6ドルが人生を変えた」。
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ただ「連帯責任」はある種、相互監視の仕組みでもある。グラミン
銀行のグラミンは農村の意味である。ムハマド氏は事業化の当初ま
ず、農村部の女性を対象にした。経済的自立のニーズが最も切実だっ
たからだが、同時に農村のコミュニティがあるため、相互監視がよ
く機能した、ともいえる。家庭があるので女性は逃げられない。だ
から村八分にならないためには必死で働くしかない。

運用を間違えると、人によっては社会的に辛い立場に追い込まれる
こともあったようだ。これまでは借金取りにいじめられたら、みん
なが同情してくれただろうが、こんどは「5人ほどのグループ」が
逆に借金取りになることだってあるからだ。「グラミンなんか使わ
ない、あんなところで借りたらおしまいだ」というような声も一部
にはあるそうだ。この辺は、昨今の日本の消費者金融の事件を連想
させる。

しかし事業資金への信用供与(=無担保での融資)という点が、
「消費」者金融と違うところだ。「たった6ドルが人生を変えた」。
この逸話にグラミン銀行の原点がある。

ある日、ユヌス氏は竹細工の制作と販売で生計を立てていた女性に
出会った。 高利貸しに材料費を頼っていたため、彼女の儲けは1
日2セントにしかならなかった。 

ユヌス氏は彼女に、高利貸しに頼らずにやっていくにはいくら必要
だとたずねた。すると6ドルという答えが返ってきた。 そこでユ
ヌス氏は6ドルを貸すことにした。そのお金を仕入れ資金として運
用することで、「ビジネス」が「成長」に向け回転を始め、利益は
1日2セントから1ドル25セントにまで跳ね上がった。援助では
なく、融資が、経済的自立を実現した瞬間。

たった6ドルが彼女の人生を変えたのだった。 

坂本龍一らの「apbank」の、志の背景もこういったことにある。 
 
2000年の国連サミットで、貧困や飢餓の撲滅、初等教育の普及、妊
産婦や乳幼児死亡率の低下を目指す国連ミレニアム開発目標(MD
G)が採択された。草の根から貧困撲滅の実績をあげたユヌス氏と
グラミン銀行に改めて国際的な脚光があたる意義は大きい。 


●関連URL
・ノーベル平和賞のユヌス氏、出発点は74年の大飢饉
http://www.asahi.com/international/update/1013/019.html
・貧民銀行
http://www.ochanoma.info/sc_bank.html
・ミレニアム開発目標(MDGs)とは
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/doukou/mdgs.html


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本号はlivedoor ニュース に同時掲載しています。
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2590791/detail
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発行元:金融リテラシー(「リテラシーとしての『金融』を定義する」)
発行人:CEE(チーフエグゼクティブエディター)神宮司信也
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