2007/01/27
四万十通信 252
(四万十通信)252
読者の広場
(前原政之:フリーライター)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■「限界集落」の写真を提供
前原政之氏から四万十通信に取材があり、中嶋健造氏が撮影した
写真を提供しました。月刊誌「潮」4月号(2006)に「高知県いの
町成山の限界集落の風景」として紹介されました。
◆限界集落:講演会(大野晃教授)
http://kawauso100.exblog.jp/d2006-05-16
******************************
■「限界集落」の急増に見る深刻な日本の未来
「限界集落」とは、過疎化などで住民の半数以上が高齢者(65
歳以上)となり、冠婚葬祭をはじめとする社会的共同生活の維持が
困難になった集落をいう。大野晃・長野大学教授(地域社会学)が
1991年に命名した。いまや全国の過疎地の集落の一割程度が、
限界集落に近づいているといわれる。
限界に達したなら、当然、次は消滅の危機にさらされることにな
る。国土庁(現・国土交通省)が九九年に行った調査では、向こう
10年間で全国49の集落が消滅することが予測されていた。
大野教授はまた、高齢者が人口の半数を超えて財政維持が困難に
なった自治体を「限界自治体」と名づけた。2000年の段階では、
それにあてはまる自治体は全国で一つだけであった。
だが、国立社会保障・人口問題研究所が03年に発表した推計に
よれば、限界自治体は15年には全国で51、30年には全国で、
143にのぼると予測されている。
同研究所は、20年には日本の高齢化比率が27・8%に達する
と予測している。これは、現在の過疎地域の高齢化比率と、ほぼ
同水準である。
つまり過疎地域は全国に先駆けた超高齢化社会であり、その状況
は10数年後の日本を映す深刻な未来予想図ともなる。
限界集落は、その多くが林業に依存する山村である。安い輸入材
に圧迫されての長い林業不振が、山村の人口減と高齢化に拍車をか
け、限界集落化を進行させているのだ。
山村部の限界集落の増加は、じつは、流域の環境保全にとっても
深刻な問題である。田畑や人工林の放置は、山自体の荒廃を招くか
らだ。たとえば、人工林を放置すれば、山の保水機能が損なわれ、
渇水や鉄砲水などが起こりやすくなる。
限界集落はいま、住民の生活問題としてのみならず、新たな環境
問題としてもクローズアップされているのだ。
「UshioNewsIndex」(潮4月号)より
【写真】高知県いの町成山の限界集落の風景(撮影:中嶋健造氏)
http://kawauso100.exblog.jp/d2007-01-24
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【編集・発行】 四万十通信ネットワーク
<ブログ版> http://kawauso100.exblog.jp/
ブログフォーカス http://shimanto.exblog.jp/
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
○『まぐまぐ』から配信
このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』
を利用して発行しています。( http://www.mag2.com/ ) 配信を希望
または中止されたい方はこちらでどうぞ。
http://www.mag2.com/m/0000104387.htm



