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高知県では木の文化県構想を掲げ、木を育てる、木に親しむ、木を活かす、の3視点からの取り組みをしています。森林、林業、山村、自然環境、文化及び四万十川をキーワードに関連するあらゆる情報を発信します。

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2006/02/11

四万十通信 146

(四万十通信)146
【バーチャル[こうち自然村]】

 土佐紀行 物部川編 

            <中嶋健造:「土佐・ミニ見に・紀行」編集長>
         http://kawauso100.exblog.jp/d2005-11-01
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■猪野々小学校

 物部川のほとり、香北町猪野々に小学校がありました。現在は、
廃校になって、校舎も解体されていますが、木造建築が素晴らしか
った猪野々小学校です。まさに、「土佐の小学校遺産」でした。

 廊下の天井に特徴があり、角が丸まっています。船をひっくり返
した形のようで、この工法を提案したのは坂本龍馬という専門家も
います。

 猪野々小学校の創立は明治10年。高知県下でも長い歴史を誇る
伝統ある小学校でした。この素晴らしい木造校舎は、昭和29年に
立て替えられたものです。

 平成14年4月に廃校になったあとは、校舎の一部を利用して、
地元の婦人グループが喫茶店と直販所を開いて、地域づくりの拠点
として活用していました。玄関は、いかにも昔の「小学校の玄関」
という雰囲気を残しており、今となっては、とても懐かしいセピア
色が良く似合う、レトロな風景でした。

 保存状態もすごく良く、県下に残っていた小学校校舎のなかでも、
ランク付けをしたら、おそらく最上位に入る優良木造建造物でした。

 しかし、この懐かしい校舎もつい最近、取り壊されて、そのあと
はただの空き地になっています。非常に残念なことでした!

 木の文化県高知の名前が泣きます。木造建築物を作るのも、木の
文化なら、木造建築物を「木の遺跡」として残すのも木の文化では
ないかと思います。

 この猪野々は吉井勇ゆかりの地で、近くには、吉井勇が住んでい
た「渓鬼荘」があります。立派な歌碑もあります。

 最近、この旧猪野々小学校の敷地内に、木造中心で、一部RC
づくりの「吉井勇記念館」が新築されました。

 しかし、なぜ「吉井勇記念館」を、この校舎にしなかったのでし
ょうか!

 吉井勇も訪れたであろう、猪野々小学校の取り壊しを、氏が聞い
たら、「どうして・・!」と驚くとともに、非常に寂しがったこと
と思います。

 寂しければ御在所山の山櫻 咲く日もいとど待たれぬるかな


■吉井 勇氏(「四万十川百人一首」より)
 http://waka100s.exblog.jp/i9


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【編集・発行】  四万十通信ネットワーク
 <ブログ版>   http://kawauso100.exblog.jp/
 ブログフォーカス http://shimanto.exblog.jp/

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