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マスコミでおなじみのマナーの先生、岩下宣子(現代礼法研究所主宰)氏が、心の伝わる贈り物や人間関係を円滑にするためのちょっとした心配りなど、日常生活に欠くことのできないマナー&ルールをご紹介します。

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2009/03/23

簡単マナー&ルール「お金包みの新説」

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■■■たかがマナー、されどマナー
人間関係を円滑にするための簡単マナー&ルール■■■
                            2009.03.23
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「お金包みの新説」                                            

                            岩下宣子
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こんにちは ホワイトデーは、楽しいお返しができましたか。
我が家も今年は、アドバイスして下さる方の
(実はアイ・スペシャルの方なのですが)
お陰で喜んでもらえることが出来ました。
年齢が10代から50代の方へのお返しですから本当に悩みます。

ホワイトデーで贈った品物は、
これからの歓送シーズンにもきっと役立つものがありますので、
皆様もよろしければのぞいてみてくださいね。
http://item.rakuten.co.jp/ispecial/c/0000000195/



話は変わりますが、
先日、東京の立川で、冠婚葬祭の講演をさせていただきましたところ、
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人が亡くなったときは、「縁を切る」という意味で新札を入れる。
結婚のときは、縁が切れては困るので、新札の端を少し折って入れるように
教わったのですが・・・
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という質問をいただきました。

確かに新札は指を切ることがあるので、
その方は納得してそのようになさっていたということでした。
「ふ〜ん!」いろいろな考え方があると感心してしまいました。

確かに日本は言霊の幸ふ国(ことだまのさきはうくに)ですが、
言葉で縁起をかつぐようのことを言ますといろいろ言えるようになり、
いろいろなマナーが生まれます。

言葉も大切ですが、
私は「なぜそのようにしたほうがよいのか」を大事にしたいと思います。
確かに新札は、扱い方によっては手を切ることがありますが、
滅多にあることではありません。

私は人に物を贈る時の原点に立ち返って考えたいのです。
日本人の心からいうと、人には、清潔なもの、
または良いものをあげたいと思うのです。

そうすると、使ったお札と新札とでは、
どちらがより清潔で気持ちがよいかというと「新札」です。
それで、お金包みには新札を包むほうがより相手を思いやった行為だと思います。

慶事と弔事を、反対にすればよい、
と思われている方もいらっしゃると思いますが、
迷ったときには、
「私だったらどのようにしてもらったら嬉しいのか?」という
“思いやりの気持ちの表現がマナー”
ということの基本に戻って考えること、それが肝要と思います。

同じように弔事には、「お金を裏返しに入れる」というマナーも
意味のないマナーだと思います。

雑誌や新聞を裏返しに渡されたら、あまり気分のよいものではありませんね。
お金にも裏と表があるので、表(お顔のある方)を表になるように入れることが
慶弔とも大事なことだと思います。


相手を思いやった行為、と考えると、
今回は「新札」で差し上げたほうが、、、というお話をしていますが、
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葬儀の時に新札を持っていくと、亡くなることを予測していたようなので、
『あまりに突然のことでキレイなお札を用意できませんでした』
と、使ったお札を持っていくほうがよい。
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と、思われている方もいらっしゃることも確かです。
そのような方だと判っていたら、そのようにしない、それも思いやりです。 

そこが、難しいところですが、私の母は、昔から新札を入れていました。
ない時はアイロンをかけて・・・
最初にお話した、人様には“清潔ではないお金”を差し上げるのは失礼、
という考えです。

テレビなどでマナーの講師が「死ぬのを持っていた」というのを聞いて
「嫌なことを言うね!」と申しておりました。

また、実は、葬儀にお持ちになった香典は、
遺族ではなく受付の方がお札を数えます。
受付の方は、皆さん古いお札をお持ちになるので、
数えていて気持ちが悪くなる、とおっしゃることも聞いたことがあります。

ですので、先程のような、
“使ったお札のほうがよい”という例を重んじている方が
喪主をつとめられている方のご葬儀であった場合も、
新札だからといって、『礼儀のない人だ』と
喪主の方に思われることはあまりありません。

また、亡くなられてからご葬儀までに日が空くこともありますし、
銀行のや郵便局の窓口もATMの普及で、昔に比べたら混雑は解消されていますので
急いで新札を用意することも難しいことではなくなってきました。

清潔で気持ちがよい「新札」を人様には差し上げたい。
そのように思われる、皆様の心こそがマナー、とお考えくださいね。


来週には、東京にも桜が咲くそうです。
竹内まりやの歌(人生の扉)ではありませんが、
また、桜が見られることを幸せに有り難く思います。

春の日をお楽しみくださいますよう・・・

  

                                                        岩下宣子



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筆者:岩下宣子(いわしたのりこ)
   マナーデザイナー
   現代礼法研究所設立 主宰
   「NPO マナー教育サポート協会(http://www.e-manners.org/)」理事長

   昭和42年 共立女子短期大学卒業。
   30歳からマナーの勉強を始める。
   故 内田宗輝先生、故 小笠原清信先生、お茶の水女子大名誉教授の
   森下はるみ先生に学ぶ。

 ●最近の連載・著作
  平成10から14年  雑誌『オレンジページ』に「おつきあいのオキテ」連載
  平成13から14年 国民生活センター 月刊『たしかなめ』 おつきあい
         のケーススタディー連載
  「おつきあいのマナー 服装 お金の本」 成美堂出版
  「すぐに役に立つ冠婚葬祭辞典」 ナツメ社
  「好感度アップのためのマナーブック」 日本実業社
  「ビジネスマナーの基本」 ナツメ社
  「マナー以前の社会人常識」講談社
   他多数
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