2009/10/09
日中韓環境情報MM “伝所鳩” No.308
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ _, __ (・>|\/| 日中韓環境情報メールマガジン /彡))  ̄ ̄ / / “伝所鳩” No.308(2009.10.9) /"~k_ http://www.enviroasia.info/ 発行:東アジア環境情報発伝所 http://www.eden-j.org/ @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 天津で大規模な「環境都市」の「開発」が行われていることを某講演会で知 りました。日本のメガバンクもバックアップしているその開発は、「天津浜海 新区」というそうです。金融業としての環境貢献を考える時、環境破壊につな がる要素にお金を流さないようにする、というのもあると思いますが、この新 区は果たして? 環境にいい都市と言っても、開発と豪語する以上、何らかの 破壊が伴うことが考えられます。「使う < 抑える」という発想は難しいん でしょうかね。(と) 今週の内容  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ▼今週の注目ニュース 日本発 ・低炭素都市の建設に不可欠な市民参加(10/9) ▼環境ニュースヘッドライン 中国発 ・動物保護法意見稿公布 ~専門家は理想に走りすぎていて実用的でないとの見解(9/22) ・中国の長江デルタ地帯などが直面する地盤沈下という危機(9/22) 韓国発 =お休みです= 日本発 ・学生、社会人など45人が参加した「イタイイタイ病スタディツアー」(10/9) ▼飼育係より  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ▼今週の注目ニュース 【日本】低炭素都市の建設に不可欠な市民参加(10/9) 2009年10月5日、日本の低炭素都市推進協議会が主催する「低炭素都市推進 国際会議2009」が神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で開催された。日本からは 7つの「環境モデル都市」の自治体首長、政府関係者、学者及びNGO、海外か らはコペンハーゲン市(デンマーク)、大連市(中国)、ハンブルク市(ドイ ツ)等の都市及び欧州委員会の代表たちが参加して会議を盛り上げた。 会議は「低炭素型モデル街区・地域の実現」と「グリーン・エコノミー創出 施策の展開」の二つのセッションに分かれて行われ、低炭素型モデル街区・地 域の建設について議論された。各都市等の発表と議論のポイントを5点にまと めてみたい。 1.市民の納得と活発的な参加 20世紀の大量生産、大量消費から脱出して、21世紀の新しい発展モデルを創 出する-これが低炭素地域・都市の建設が必要な背景でもある。低炭素型発展 のためには、税制、グリーン経済、及び生活スタイルの変化などが求められる が、各段階で市民の意見なしでは政策を進めることは不可能である。 例えば、渋滞課徴金(Congestion Charges、ストックホルム市で導入)とい う制度は、最初は市民たちから反対の声もあり進めることが大変だったが、実 施後、交通量が20%減少、排気ガス及び大気の改善の効果が出たので、結果的 には市民の大なる支持を得て、さらに政策を進めることができたという。 2.低炭素実現と同時に便利さも確保 すなわち「低炭素」を実現しつつ「発展」もする。低炭素だけを主張し、生 活が不便になることは、持続可能な発展につなぐことができない。 3.新しい技術の普及及び活用 新しいエネルギー、低炭素交通、エコ建築などは、低炭素都市建設における メインの分野になるが、これらは最新の技術の普及及び活用なしには実現でき ない。 4.ステークホルダーを巻き込む 新しい技術産業、研究機関、政府及びNGOやコミュニティなどは、低炭素 都市の実現において、非常に重要な役割を果たす。推進側である政府・自治体 は、新しい技術の研究の奨励、産業への導入、及びNGOや市民の参加を呼び かける必要がある。 5.コンパクト型の発展が重要 市民の生活に必要な日用品が、徒歩や自転車などの範囲内で調達できれば、 CO2排出の削減にも貢献できるという考え方。たった一つの用事で一日をつぶ されてしまう大都市の生活を考えると「コンパクトコミュニティ」には憧れて しまう。 続いて、午後のセッションで紹介された日本の7つの「環境モデル都市」の 事例では、北九州市の事例がとても印象深かった。深刻な工業汚染を経験して から、汚染と戦って成功し、環境管理が優れた都市になることは、現在深刻な 汚染問題を抱えている都市にとっては、研究する価値があると思う。 ただ、今回参加した都市は、大連以外は先進国からの都市でしかも日本と欧 州が中心である。まさに「低炭素都市」事業は先進国同士のゲームみたいに感 じる。コペンハーゲン市の代表の発言通り、「我々はゼロからのスタートでは ない」ので、出発時点からすでに優れた位置にある欧州と日本は、環境対策な どにおいては、確かに優れている。 産業や技術が成熟し、低炭素社会に向かう基礎作りも早くできる。しかし、 まだ深刻な環境問題を抱えていると同時に、技術的な力も持っていない中国に とっては、事情が異なるかもしれない。先進国の優れた事例を参考にしづらい 場合、自国に合った解決法の模索が必要だろう。 → http://www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J09100901J ▼環境ニュースダイジェスト 【中国】動物保護法意見稿公布 ~専門家は理想に走りすぎていて実用的でないとの見解(9/22) 『動物保護法(専門家意見稿)』が公布された。ある人は理念の進歩を具体 化していると認め、またある人は先走り過ぎと批判している。… → http://www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/C09092201J 【中国】中国の長江デルタ地帯などが直面する地盤沈下という危機(9/22) 長江、珠江、黄河に広がる3つのデルタ地帯。中国で経済的にも発展してい る地域に数えられているが、“世界で最も危険な地帯”でもある。… → http://www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/C09092202J 【日本】学生、社会人など45人が参加した「イタイイタイ病スタディツアー」 (10/9) 現場を見て、聞いて、感じた8月の3日間…。 → http://www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J09100902J ☆環境ニュースの詳細は、 ENVIROASIA (http://www.enviroasia.info/) をご覧ください。☆ ▼飼育係より 昨日は台風の影響で、品川駅で2時間待機という予期せぬ経験をしました。 人間が何十年も頑張ってつくった優れたシステムであるはずなのに、それを一 瞬で停滞させてしまう台風。 大自然の力って本当に強い、と実感しました。(M) >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 集英社新書『環境共同体としての日中韓』 絶賛発売中!! ☆ 詳細はコチラ → http://www.eden-j.org/book/ <<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<< ********************************************************************** 掲載内容の印刷、ウェブ上での複製・転載等はご相談ください。 リンク、またはお知り合いやMLへのメールでの転送は歓迎です。 内容に関するご意見・ご質問はこちらへ:info@eden-j.org ボランティアも随時募集中! 東アジア環境情報発伝所 住所:東京都千代田区麹町2-7-3 半蔵門ウッドフィールド2F(〒102-0083) Tel:03-3263-9022 / Fax:03-3263-9463 URL:http://www.eden-j.org/ 日中韓3言語環境情報ホームページ“ENVIROASIA” URL:http://www.enviroasia.info/ ********************************************************************** Copyright:(C) 2009 東アジア環境情報発伝所 All Rights Reserved.


