2009/09/18
日中韓環境情報MM “伝所鳩” No.305
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ _, __ (・>|\/| 日中韓環境情報メールマガジン /彡))  ̄ ̄ / / “伝所鳩” No.305(2009.9.18) /"~k_ http://www.enviroasia.info/ 発行:東アジア環境情報発伝所 http://www.eden-j.org/ @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 昨日の夕刊で、米中の研究チームが科学誌サイエンスに「2030年に全電力需 要を風力発電でまかなえるという研究レポートを発表した」という記事が掲載 されていました。ちょうど先週末におとずれた広東省の汕頭市では、100基以 上の風車が回っている壮観な光景を目の当たりにしました。現在の中国の風力 発電は0.4%ですが、日本最大級の風力発電でも約30基ということですから、 このレポートが現実になるのも夢物語ではないような気がしました。(H) 今週の内容  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ▼今週の注目ニュース 中国・日本発 ・世界金融危機から1年、E-waste解体の街は今(9/18) ▼環境ニュースヘッドライン 中国発 ・北京のごみ焼却、世界最先端技術であるEU基準を採用へ(9/8) ・馬軍氏、電子版「汚染地図」を開発(9/8) ・夏と秋の連続干ばつで湖南の百万人が水不足に(9/1) 韓国発 =お休みです= 日本発 ・政権交代で変わる温暖化対策(9/18) ▼東アジア環境情報発伝所 学習会 「家電ごみはどこへ行く?」(10/9)のご案内 ▼飼育係より  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ▼今週の注目ニュース 【中国・日本】世界金融危機から1年、E-waste解体の街は今(9/18) 好調な中国経済の需要の伸びと共に、中国の金属の市場価格がどんどん高く なっていた頃は、日本でもガードレールや電線などが盗まれるという事件が発 生していたほどだった。しかし、2008年9月に発生した世界金融危機は、中国 の金属市場に大きな影響を与えたという。 世界金融危機から1年が経過した2009年9月、世界中から集まる夥しい E-wasteを解体する工房の密集する中国の街、貴嶼鎮(広東省・スワトウ市) を訪れた。 私たちがプロジェクト行ってきた浙江省台州市では、E-waste解体が地元政 府の条例で禁止されており、工房も散在しているため、金属が溶ける臭いが鼻 をつく場面に遭遇することは稀だ。しかし、貴嶼鎮では、地元政府の法規制が ないどころか、回収された部品を販売するマーケットを政府が運営しているほ どで、鎮全体でE-wasteの解体が行われている。そのため、街の中は鼻をつく 臭いが立ち込めている。 メディアや外部の人間への警戒心は大変強く、この時も基本的には車から街 の様子を眺めるだけだった。実際、集落入口には、見張りと思しき人間が立っ ており、私たちが車から降りて、写真を撮った後も、しばらくバイクで監視を 続けていた。とはいえ、いたるところに積まれたE-wasteとそこで暮らす多く の子どもたち(注)を目の当たりにし、E-waste問題の解決が決して容易では ないことを痛感させられた。 だが、案内してくれた現地の人の話では、E-wasteの輸入量が最盛期の30% 程度に落ち込んでいるらしい。実際、道を走りながら、以前はその両側に E-wasteが山となって積まれていたのだと説明をうけた。 E-wasteの量が減った原因は、回収された銅の販売価格が最盛期の1t=6 万元(90万円)から、世界金融危機の影響でほぼ半値にまで下落したことと、 通関にかかる経費(正規の関税だけではないようだ)が1コンテナあたり8万 元から12万元へと高くなったためらしい。世界的に景気が安定してくれば、ま たE-wasteの量が増えていくことも当然予想される。 貴嶼鎮では、E-waste解体で最初に儲けた地元出身の人は経営者となり、現 在、危険な解体作業をする労働者の多くは地方からの出稼ぎだという。貴嶼鎮 から乗ったタクシーの運転手も四川省出身で、出稼ぎ労働者は、地元出身者に いいように使われていると話していた。さらに、E-waste解体による危険性に ついても、多くの出稼ぎ労働者は知らないという。この運転手も「四川から子 どもを招こうと思っていたが、止めたほうがいいですね」と話していたが、 E-waste問題を伝えることには大きな意味があることを感じた。 貴嶼鎮には国内で発生したE-wasteも集まり始めており、今後、E-waste問題 について正しい情報を伝える活動を展開していきたい。 (注)貴嶼鎮の子どもの80%以上が、E-waste解体よって大気中に放出される 鉛によって鉛中毒となっている。 → http://www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J09091801J ▼環境ニュースダイジェスト 【中国】北京のごみ焼却、世界最先端技術であるEU基準を採用へ(9/8) 北京市専門家顧問団環境衛生グループの専門家・徐文龍、世間はごみ焼却に よる排気ガスを必要以上に恐れていると語る。… → http://www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/C09090801J 【中国】馬軍氏、電子版「汚染地図」を開発(9/8) 7年の時間を費やして完成した「中国水危機」…。 → http://www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/C09090802J 【中国】夏と秋の連続干ばつで湖南の百万人が水不足に(9/1) 8月に入って、湖南省では高気温の日が続き、干ばつが進んでいる。… → http://www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/C09090102J 【日本】政権交代で変わる温暖化対策(9/18) 民主党は「CO2等排出量について、2020年までに25%減(1990年比)」と 明言…。 → http://www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J09091802J ☆環境ニュースの詳細は、 ENVIROASIA (http://www.enviroasia.info/) をご覧ください。☆ ▼東アジア環境情報発伝所 学習会のご案内 〈東京〉「家電ごみはどこへ行く?」(10/9) 街中を走る家電ごみの無料回収車。ただですぐひきとってもらえるので、利 用する人は少なくありません。しかし、本来リサイクル料金を払うべき家電ご みまでもが無料なのは不思議です。無料回収車につまれた家電ごみはどこへ行 くのでしょうか? 廃金属やスクラップ業界に詳しいジャーナリストの下部さんに、国内事情に ついてお話をうかがいます。 ■日時:10月9日(金) 19:00~21:00 ■会場:環境パートナーシップオフィス(EPO)会議室 → http://www.geic.or.jp/geic/intro/access.html (最寄駅:渋谷駅(東口)または表参道駅) *国連大学後方、「コスモス青山」の地下2F ■講師:下部賀一さん(日刊市況通信社) ■参加費:500円 ■主催・申込先:東アジア環境情報発伝所 *氏名、ご所属等、連絡先、Eメールアドレスをお書きの上、 info@eden-j.orgまで(申込受付:10/8まで) ▼飼育係より 初夏の号(No.290)で、環境に優しいPETボトルを使用したミネラルウォー ターを紹介しましたね。 通常のPETボトルより薄いことから、軽量でCO2削減にも貢献できるので本当 にいいなと思いました。 しかし、回収してリサイクルを行なう過程で、粉砕して洗浄を行いますが、 通常の材料より薄いので、浮かんでしまい、リサイクルが難しいということが わかったそうです。 リサイクルも何かと規格化されているので、すばらしい取り組みであっても 規格から外れてしまうと通用しなくなる。現代社会のシステムの弊害といえる でしょうか。(M) >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>> 集英社新書『環境共同体としての日中韓』 絶賛発売中!! ☆ 詳細はコチラ → http://www.eden-j.org/book/ <<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<<< ********************************************************************** 掲載内容の印刷、ウェブ上での複製・転載等はご相談ください。 リンク、またはお知り合いやMLへのメールでの転送は歓迎です。 内容に関するご意見・ご質問はこちらへ:info@eden-j.org ボランティアも随時募集中! 東アジア環境情報発伝所 住所:東京都千代田区麹町2-7-3 半蔵門ウッドフィールド2F(〒102-0083) Tel:03-3263-9022 / Fax:03-3263-9463 URL:http://www.eden-j.org/ 日中韓3言語環境情報ホームページ“ENVIROASIA” URL:http://www.enviroasia.info/ ********************************************************************** Copyright:(C) 2009 東アジア環境情報発伝所 All Rights Reserved.


