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環境NGO“東アジア環境情報発伝所”が、中国と韓国の環境NGOと協力して、日中韓を中心にした東アジアにおける環境問題の最新情報をお届けするメールマガジンです!

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2009/07/31

日中韓環境情報MM “伝所鳩” No.299

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     (・>|\/|       日中韓環境情報メールマガジン
     /彡))  ̄ ̄
    / /             “伝所鳩” No.299(2009.7.31)
   /"~k_               http://www.enviroasia.info/

         発行:東アジア環境情報発伝所  http://www.eden-j.org/

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 久しぶりにソウルのKFEM事務所を訪問しました。昨年おこった会計をめぐる
問題もあって、スタッフは数も半減し、すこし寂しい様子でした。しかし、こ
の秋から政府の進める大運河構想に対する反対キャンペーンを大々的にはじめ
るとのこと。日本からも応援していきたいと思います。(H)

今週の内容
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▼今週の注目ニュース
韓国発
・環境保存‘インチョン市の二つの顔’(6/15)

▼環境ニュースヘッドライン
中国発
・大学生湿地使者が初めて長江上流でスタート(7/14)
・中国初の環境汚染責任保険賠償支払い(7/14)
・エアコン適温使用 世界運動提議書(7/22)

韓国発
・再生可能エネルギーを法規制して、グリーン成長?(7/1)

日本発
・近年のケナフ事情(7/31)

▼飼育係より

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▼今週の注目ニュース

【韓国】環境保存‘インチョン市の二つの顔’(6/15)

 クロツラヘラサギという鳥がいる。長く平たいくちばしで干潟や水田をかき
混ぜながらえさを捜して食べるということから、このような名前がついた。香
港、台湾などで冬を過ごした後、春になると仁川や江華島に飛来し繁殖する。
全世界に2,000羽あまりしか存在しない珍鳥であるため、政府は1968年にこの
鳥を天然記念物205号に指定した。

 まさにこの絶滅危惧種であるクロツラヘラサギが、今年の4月、仁川の松島、
それも腐った水と悪臭が漂う南東遊水地の人工島に現われた。

■うわべでは渡り鳥事務局の誘致自賛

 ここは近隣の松島海岸道路工事で、騒音がとてもひどいだけでなく、南東工
業団地から流れ込む汚水や廃水によって、国民から絶えず苦情を申し立てられ
る場所だ。このような悪条件でも南東遊水地でクロツラヘラサギが繁殖できた
のは、周辺の松島干潟地域がえさを取りやすいという最適な条件であったから
だ。

 一方、松島干潟はクロツラヘラサギだけではなく、ミヤコドリ(天然記念物
326号)やズグロカモメなど、滅亡危惧種の鳥類が生息している自然の宝庫でも
あり、最後に残った沿岸干潟だ。

 このような点が認められ、去る5月、仁川市は‘東アジア・オセアニア 渡
り鳥移動経路(EAAF) パートナーシップ事務局’をオーストラリアに続いて、
仁川の松島に誘致した。この国際事務局は、オーストラリア及び東アジアの渡
り鳥を保全し、研究するために作った機構で、仁川は位置上、この渡り鳥移動
ルートの中心に当たる。仁川市自らが国内外を問わず渡り鳥及び生息地の保全
に寄与し、我が国が主導的な役目を担当するために事務局を誘致したと発表し
た。

 しかし、このような政策に反して、環境に真向から背く決定がこれに先だち
下された。政府は去る 3月、仁川の最後に残った沿岸干潟である松島11工事
区域の干潟(300余万坪)に対して経済自由区域を拡大するためであると、仁川
市が提出した埋め立て要請を承認した。

 松島干潟は渡り鳥たちの中間寄着地であり、繁殖地として一番重要な役目を
する干潟であるのにもかかわらず、結果的に仁川市は経済自由区域のため、松
島干潟を売ってしまったのだ。

 仁川市のこのような二重的な態度は市民たちの怒りをかきたてるのに十分だ。
大規模な松島干潟埋め立ての決定を隠すために、渡り鳥事務局の誘致を利用し
たと思うしかないからだ。

■裏では松島干潟埋め立てを推進

 うわべでは渡り鳥事務局を誘致して鳥類保全の先頭に立つと言い、裏では鳥
たちの生息地である松島干潟の埋め立てを推進する態度を見れば、果たして仁
川市が環境保全に対する確固たる意志を持っているのか疑わざるを得ない。

 国際鳥類保護団体は仁川市の松島干潟埋め立て推進に対して、続々と糾弾声
明を出している。

 オーストラリア・ニュージーランド シギ、カワチドリ研究団(AWSG)は 
“松島埋め立ての承認は国際渡り鳥事務局パートナーシップの目的に反するこ
と”と明らかにした。オーストラリア鳥類保護団体バードオーストラリア(BA)
も “松島干潟埋め立ての推進は、韓国でこれ以上の大規模埋め立て事業がな
いと発表したラムサール総会での韓国政府側の立場と完全に矛盾することだ”
と非難した。

 仁川市の二重的な政策は今回だけではない。桂陽山を生かすため、生態通路
を作ると大げさに振る舞いながら、裏では桂陽山ゴルフ場を推進し、国際環境
フォーラムを誘致するために莫大な予算を使うのにもかかわらず、地域環境保
全のための予算はほんのわずかだ。

 一言で言えば、うわべで恩を着せることができる、見せかけだけの展示行政
にだけ気を使っているのだ。これに抗議するために、最近、仁川の環境団体た
ちは松島で無期限のテントでの座り込みを始めた。表面的には、クロツラヘラ
サギ保全と松島干潟の埋め立て中断を要求しているが、内容的にはクロツラヘ
ラサギと松島干潟に表現される仁川の象徴的な自然環境に対して、仁川市が確
固たる態度を持つことを促す声なのである。2009年6月、仁川の松島には休む
場所がなくさまようクロツラヘラサギと、ずたずたに引き破かれた松島干潟、
これらを惜しむ市民たちがいる。仁川市は果たしてどこにあるのだろうか。

→ http://www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/K09061501J


▼環境ニュースダイジェスト

【中国】大学生湿地使者が初めて長江上流でスタート(7/14)

 湿地使者行動は、民衆の湿地保護意識を高めるために実施されている大型公
益PR活動である。…

→ http://www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/C09071401J

【中国】中国初の環境汚染責任保険賠償支払い(7/14)

 湖南省は今年、化学工業、非鉄金属、鋼鉄などの環境汚染リスクが比較的高
い18の企業を重点とし、これらの企業を環境汚染責任保険に加入させることを
試験的に開始した。…

→ http://www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/C09071402J

【中国】エアコン適温使用 世界運動提議書(7/22)

 ほんの少しのエアコン省エネ活動で、地球温暖化速度の緩和に大きく寄与…。

→ http://www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/C09072201J

【韓国】再生可能エネルギーを法規制して、グリーン成長?(7/1)

 四大河川の整備事業に22兆ウォン投入、再生可能エネルギーには予算ゼロ…。

→ http://www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/K09070101J

【日本】近年のケナフ事情(7/31)

 一時期もてはやされたケナフ。今でも取り組みは続いている。…

→ http://www.enviroasia.info/news/news_detail.php3/J09073101J

☆環境ニュースの詳細は、
 ENVIROASIA (http://www.enviroasia.info/) をご覧ください。☆


▼飼育係より

1.
 今日は外苑前にある先端技術館@TEPIA(www.tepia.jp)に行ってきました。

 日本の暮らしや生活環境における先端技術を紹介している施設ですが、「環
境とエネルギー・資源」のゾーンでは、プラスチック熱分解により、元の石油
に戻す“卓上油化装置”、廃油を高品位な軽油レベルまで燃料化する“食用廃
油再生燃料化装置”などがありまして、なかなか面白かったです。

 こういう設備が技術館だけではなく、我々の自宅にも置かれる時代を夢見て
います。(M)

2.
 皆既日食デーは全国的にあいにくの天気でしたが、東京に限ればその後は晴
れの日が多く、「何故、あの日に限って...」とつい恨めしく思ってしまい
ます。天気に関しては“怪奇”、世界天文年ということもあり宇宙に目を向け
る人が増えた点では“回帰”、そして東京では11時半頃、かすかに部分日食
が拝めたことで自分としては“快喜”でした。カイキ日食とはよく言ったもの
です。(と)

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