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2009/11/09

【10秒で読む日経】2009/11/9

                     2009/11/9 No.1856
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 10秒で読む日経!視点が変わると仕事と投資のネタになる
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   今日のNews
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
●南米の最貧国ボリビアで、日本も含む主要国が、次世代環境技術のカギ
 を握る天然資源・リチウムの争奪戦を繰り広げている。
 電気自動車などに使われる充電池の原料がアンデス山脈の秘境「ウユニ
 塩湖」に未開のまま眠っているのだ。その量は世界の埋蔵量の半分とも
 言われている。
 各国が競ってボリビア政府にすり寄るのは、モラレス大統領が2013
 年にリチウムの商業生産を開始し、18年には自動車用リチウムの生産
 工場を国内に建設する構想をぶち上げているためだ。大統領は「資金・
 工業化の両面で海外のパートナーを探さなければならない」と各国を
 あおっている。
                    読売新聞 11月8日
●仏ルノーと日産自動車は6日、仏原子力庁、政府系ファンドの仏国家戦
 略投資基金(FSI)と共同で、同国に電気自動車用電池の開発、生産
 を手掛ける新会社を設立すると正式発表した。6億ユーロ(約820億円)
 を投じ、2012年に電気自動車で年10万台分の能力を持つ新工場を建設。
 ルノーのほか、他の自動車メーカーに販売する。
 工場はルノーのフラン工場内に建設。高性能のリチウムイオン電池を
 生産し、まずルノーの電気自動車に搭載する。
                  日本経済新聞 11月7日
●電気自動車の動力源などとしてリチウムイオン電池の需要が急速に拡大
 していくとみられることから、化学や鉄鋼といった素材メーカーの間
 では、これまでに蓄積した技術を生かしてリチウムイオン電池に関連す
 る事業に参入する動きが相次いでいます。
 「東レ」は、リチウムイオン電池に関連した事業を行っている「東燃ゼ
 ネラル石油」のグループ会社に出資する形でこの分野に参入し、フィル
 ムやプラスチックの加工技術を生かして電池の発熱を防ぐ材料の開発や
 製造を進めていくことにしています。また「三菱化学」は、リチウム
 イオン電池の材料に使われている高価な金属の割合を減らす技術を確立
 し、先月から量産を始めたほか、「住友金属工業」も、グループ内で手
 がけてきたリチウムイオン電池の材料となる黒鉛や合金などの製造部門
 を集約し、事業の強化を目指す方針です。
                     NHK 11月9日
   __________
   佐々木の視点・考え方
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄      
★ウユニ塩原は南米ボリビアの南部にある四国の半分ほどの塩に覆われた
 白い大地。
  http://www.uyuni.com.bo/uyuni/component/option,com_google_maps/Itemid,38/lang,en/

 雨季に行けば、一面、鏡のように青空や何億もの星を映して地上にいる
 とは思えない。

 世界一の絶景とする人も少なくない。
 http://www.wallpaperlink.com/images/wallpaper/2006/0612/02934x.jpg
 http://farm4.static.flickr.com/3144/3156340905_2e72652cc1.jpg
 http://www.nhk.or.jp/wonder/program/9/trailer.html

 ウユニは西はチリのアンデス山脈、東はアルゼンチンのアンデス山脈に
 はさまれた富士山頂の高度にある乾いた盆地。

 地球誕生から何十万年もの間、東西のアンデス山脈に降る雨が、塩分だ
 けでなく地中のミネラル含めて流れ込み、盆底にたまり、乾燥して白い
 塩だけが地表に積もっていった。

 一番底からカウントすれば塩湖の表面まで数百メートルもの塩が積み重
 なっっている。表面は全く水平なので、塗装道路のようだ。

 流れ込んだミネラルの1つがリチウムで、ウユニの場合、時間をかけて
 塩のなかにかなり含有されているので、抽出が楽な鉱山となる。

 世界のリチウム年間利用量は2.5万トンで今はウユニの近所の塩湖か
 らとれるチリが3割強を産出している。

 記事にあるとおり、自動車向けの電池需要が急増しており、需要は急増
 し世界中で争奪戦がおきている。
 よって、リチウムを制したものが、電気自動車争いに勝つとも言われる。

 ウユニの埋蔵量は世界の埋蔵量の半分の540万トンとみられているの
 で権益を取ろうと世界中が虎視眈々なのだ。

 ここで産出が進めば、世界一の絶景のウユニ塩原の景観は一変する。
 あの素晴らしい景色が見られなくなるのだ。
 自然に優しい電気自動車が、世界一の絶景を滅ぼすとは皮肉だ。

 しかし、ボリビア国民にすれば、いまだに所得がかなり低いので隣国
 チリのように鉱山収入で国民を富ませることが切実な願い。

 景色を保存しろと言う事は、おまえらはずっと貧しいままでいろと言う
 のと同じことでもある。

 正しい答えの出ない問題だ。




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