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2008/08/20

【10秒で読む日経】2008/8/20

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                     2008/8/20 No.1594
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   今日のNews
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●ロシアとグルジアの軍事衝突を受けて、北大西洋条約機構(NATO)
 は19日、ブリュッセルで緊急外相理事会を開き、グルジアへの強力な
 支援を展開することで合意した。グルジアからのロシア軍の即時撤退を
 要求し、ロシアとの協議を当面凍結する方針を打ち出した。 
 声明では「グルジアの独立と主権、領土の一体性を最大限に尊重する」
 と主張。南オセチア自治州などのグルジアからの独立を支援するロシア
 を牽制した。
                  朝日新聞 8月20日
●ポーランドのトゥスク首相は14日、米ミサイル防衛(MD)施設の受け
 入れを表明した。2012年までに弾道弾ミサイルに対抗する迎撃ミサイル
 を配備する。米国はチェコと先月、MD施設配備で合意済み。中欧への
 MDシステム配備を進める米国に対し、ロシアが一段と態度を硬化させ
 るのは確実で、米ロ関係の先行きも不透明感が増しそうだ。
 米国とポーランドは14日夜、ワルシャワで合意書に調印した。ポーランド
 北部に10基の迎撃ミサイルを配備、米兵が常駐する基地を建設する。
                  日本経済新聞 8月15日夕刊
   __________
   佐々木の視点・考え方
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄      
★欧米諸国は戦争を望んでいるようだ。

 南オセチアはグルジアとの独立戦争以降、1992年より実質独立状態
 にある。ロシアは国内に同じ民族の北オセアチアを持つので、平和維
 軍を駐留させている。

 今年2月に、南オセチアと同様の状態にあったセルビアのコソボが独立
 を宣言し、欧米諸国はセルビアの意向に反して独立を承認した。

 南オセチアも同様の動きを見せ、国連および独立国家共同体(CIS)
 に「独立承認を求める」活動を開始した。

 これに対し、グルジアは8月7日に南オセチアの首都ツヒンバリに進攻し
 ロシアの平和維持軍にも攻撃をしかけた。

 この反攻の一環で、現在のロシア軍はグルジア内にも進駐している。

 こうした現状下でNATOは、南オセチアの独立を否定したわけだ。
 同じ情況でも、コソボは良くて、グルジアに攻撃されている南オセチア
 は駄目としたのだから論が通らない。

 攻撃したグルジアのサーカシビリ大統領は、アメリカの情報機関の支援
 によりバラ革命を起こして権力を握った。よって、グルジア軍はアメリカ
 の武器やシステムで成り立っている。

 このため、ロシアにとってグルジアは咽喉もとに突き刺さったとげ。

 欧米諸国は今回のロシアの行動を非難するが、ロシアは1983年の
 アメリカのグレナダ進攻、1989年のアメリカのパナマ侵攻、
 NATOのユードスラビア進攻、アメリカと連合軍によるイラク侵攻
 という武力行使をしたが、こうした自分の行為を非難していないと
 反論している。

 正義は1つだけではない。

★アメリカはチェコとポーランドに「北朝鮮とイランに対処するため」の
 名目でミサイル防衛(MD)システムを作るよう求めてきた。 
 誰が見ても、この名目は嘘で、アメリカは対ロシア攻撃用だと分かる。

 今回のグルジア紛争を受けてポーランドが慌ててMD配備を承諾した
 ことは、この名目が嘘だったと自ら証明してしまった。

 MDが配備されれば、国防上ロシアは困ったことになる。
 この情況を放置し、そのままグルジアから撤退すれば、グルジアに
 アメリカのMDまで配備される恐れがあるからロシアの国益は益々
 損なわれる。

 大方の見方とは異なり、ロシアの現状は窮鼠と言ってよい。

 この状態で無邪気な強硬路線をとることは、本格的な戦争に発展する
 恐れが高いということ。




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