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2007/07/31

【Passion in Action】あなたの二酸化炭素のお値段は?

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□□  No. 53
□□□          PASSION IN ACTION! 社会起業家達の挑戦
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●========================>>CONTENTS<<========================●
+01  PASSION IN ACTION!
	<あなたの二酸化炭素のお値段は?>
+02  HOT WORD!
	<カーボンオフセット/Carbon Offset>
+03  TAKE AN ACTION!
	<自分のCO2排出量を診断してみよう!>

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+01  PASSION IN ACTION! <あなたの二酸化炭素のお値段は?>

○今号の注目組織:
  The CarbonNewtral Company(London, England)

○事業/活動内容:
  個人や組織が排出したCO2を、植林などを通して相殺する仕組み、
「カーボンオフセット」を初めて事業化したのが、The CarbonNeutral
Companyだ。

  企業に対しては、CO2の排出量を診断し、CO2を効果的に減らすため
の仕組みをコンサルティングしたうえで、どうしても減らすことの
できない残りのCO2を環境投資によって相殺するサポートを行っている。

  個人に対しては、エコグッズの販売や、飛行機・車の利用に対する
個人的なオフセットをする機会を提供している。たとえば、飛行距離に
応じて、インドの新エネルギー開発や、植林活動などに寄付することが
できる仕組みだ。


○戦略/モデル:
 1)カーボンオフセットという考え方
     1997年に始まったThe CarbonNeutral Companyはカーボンオフセット
     の代名詞にもなっているほどの先駆者である。「出した二酸化炭素
     を相殺するためにお金をもらう」という発想そのものが革命的。

 2)トレードマークや証明書の発行
     企業や個人が出す二酸化炭素が100%相殺されると、独自のトレード
     マークや証明書を発行し、認定を行っている。カーボンオフセット
     は義務ではなく、あくまでも自主的な活動であるため、個人や企業
     が「わたしはオフセットしました」をさりげなく主張するための
     工夫である。

 3)出さない工夫の提案
     ただ、相殺するだけだと「わたしはお金を払っているのだから、
     文句を言われる筋合いはない」といった免罪符的な存在になって
     しまう可能性がある。The CarbonNeutral Companyは、そもそも
     「CO2を出さない工夫」も企業や個人に提供し続けている。


○ここがSEXY!:
  The CarbonNeutral Companyが設立されたのがちょうど10年前。
10年前の日本で、「出したCO2を相殺するためにお金を払う」という人は
いったいどれくらいいただろうか?

  ところが、今や、この考え方は世界中で受け入れられ始めている。
2006年12月に発表された調査によると、カーボンオフセットの取り引き
を含む世界全体の自主的なカーボン市場の規模は約12億3000万円。
この数字はこの先も増えることはあっても減ることはなさそうだ。

  The CarbonNeutral Companyが提供しているカーボンオフセットの
すばらしいところは、「自分の責任を見える化する」ということ。
自分や自分の所属する組織がどれくらいCO2を出しているかを知り、
その分を地球規模で見て相殺するようなアクションを促す。
目に見えるから実感もわくし、お金を払いたくもなる。

  たとえば、日本人向けのパッケージでは、日本人ひとりあたりが
一年間に排出する平均的なCO2量、9.64トンをベースにオフセット商品が
売られている。2万円前後を支払うことで、1年分はカーボンフリーで
生きられる、というわけだ(ちなみにアフリカの人は2000円、アメリカ
では5万円くらい)。これは、自分用に買ってもいいけれど、誰かへの
プレゼントとしても素敵ではないだろうか?

  また、英国航空では、かなり前から「カーボンオフセット制度」を
取り入れていて、成田−ロンドンのフライトで3千円程度を支払うことで
環境団体「クライメート・ケア」に寄付ができるようになっている。
もちろん、このオプションを選ぶも選ばないもその人次第だ。

  このように、わたしたちが生きる上で必要となるあらゆる商品に、
「カーボンオフセットオプション」がついていたらどうだろう?
消費者は自然な形で、自分が生きる責任を果たすことができるように
なるのではないか?

  先進国に生まれて、一番恐ろしいことは、何も知らずに誰かの生活
を踏みにじりながら生きている可能性があるということだ。

  車を運転する、飛行機に乗る、エアコンや冷蔵庫を使う。
当たり前のように享受しているあらゆるものごとは、世界とつながって
いる。そして、この世界のもっとも弱い人たちが、誰かの「便利」の
ために生きる権利を奪われている。

  カーボンオフセットの仕組みは、わたしたちひとりひとりが、
「自分が生きる」ことに対する責任を、もっと広い視野でとらえなおす
必要があるということを教えてくれる。

○リンク:
 http://www.carbonneutral.com

○日本の視点:
  日本では、来年あたりカーボンオフセットが熱くなりそうだ。
  現在のところまだ大企業を巻き込んだ大きな基準を確立させている
組織はないが、着々と準備は進められているよう。

  今のところは、NPO法人ローハスクラブのサイトがかなり詳しく
取り扱っており、「環境家計簿」という自分自身のCO2排出量を
「見える化」できる仕組みも面白い。

NPO法人ローハスクラブ
http://www.lohasclub.org/700.html

  また、身近なところでは路線検索システム「駅すぱあと」が
時間順、運賃順の経路紹介のほか、「CO2排出量順」を表示している。
なかなかよくできていて、同じ経路を電車、バス、飛行機、自動車で
移動した際のCO2の排出量まで紹介してくれるのだ。

○記事を選んだメンバーより:
  今回の記事を選んでくださったのは、編集チームの信太さん。
  なんと生まれはマレーシア、育ちは高田馬場とタンザニアという
国際派。さらに、ITベンチャーどっぷりから、一時期は恵比寿でカフェ
を運営したり、タイのサムイ島に移住したりとバラエティに富んだ経歴
の持ち主です。
  4年前からネットでデザイン雑貨を販売する会社を経営していて、
現役アメフト選手!という顔も。将来的に直接的な社会貢献度の高い
事業に関わりたいという想いから、メールマガジンの編集に携わって
くださっています。


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+02  HOT WORD!

○『カーボンオフセット/Carbon Offset』
  オフセットというのは「相殺」という意味で、自分自身(もしくは
企業、団体など)が排出するCO2量を具体的に算出し、相当量を植林
などの活動を通して相殺(オフセット)するという考え方。直接自分が
植林できる人は少ないため、通常はNPO団体などへの寄付を通して実施
される。

  英国で始まって世界に広まりつつあるオフセットの考え方だが、
課題もまだまだ多い。とりわけ、オフセットを提供している事業者が
増えているために、「オフセットのためにお金を払ったけど、それって
ほんとにちゃんと使われているのか?」という疑問があがる。

  そういった声に対して、英国政府はちょうど今月、1月に試行した
オフセットのガイドラインを本格的に運用していくことを発表した。
カーボンオフセットのサービスを提供する企業は、これに基づき第三者
の認証を受けることができるようになる。


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+03  TAKE AN ACTION! <自分のCO2排出量を診断してみよう!>

  あなたもカーボンオフセットに少し興味がわいてきたでしょうか?
  いったい自分ひとりが1年間生きると、いったいどれくらいの
二酸化炭素を排出しているのか、ちょっと知りたいですよね?

  さっそくやってみましょう!

  スウェーデンのストックホルム市環境局が作成したサイトをベース
に作成されたMyCO2というサイトでは、設問に答えるだけで自分自身の
排出量を概算することが可能です。

  面白いのは、診断時にただCO2量がわかるだけではなくて、自分の
ライフスタイルの中で、どこが一番CO2負担が大きいかがわかるように
なっていること。そこを中心に改善するとより効果的にCO2を減らすこと
ができます。

MyCO2
http://www.myco2.net/


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○編集後のひとこと

  いやはや、カーボンオフセットは熱いです!

  わたしも、飛行機が環境によくないってわかっていても、仕事上
やっぱり乗らざるを得ないということは多々あって、そんなときに
オフセットの仕組みがあったらぜひ!と思います。

  また、「カーボンオフセット○○」には大きな広がりがあり、
どんなキーワードでも入りそうです。

  「カーボンオフセット結婚式」←すでにあります
  「カーボンオフセット運動会」
  「カーボンオフセット旅行」
  「カーボンオフセットレストラン」
  「カーボンオフセットホテル」
  「カーボンオフセット葬儀」・・・などなど。

  あなたが思いついたキーワードもぜひ教えてください!
  感想、リクエストなどは、こちらまで⇒ mm@himawarhythm.net

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「夢を実現させる起業日記」
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