2005/08/07
【Passion in Action】ケニア生まれのWin-Win-Winモデル
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□□ No. 50
□□□ PASSION IN ACTION! 社会起業家達の挑戦
□□□□ Aug. 07, 2005
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+01 お久しぶりのご挨拶
+02 PASSION IN ACTION!
<ケニア生まれのWin-Win-Winモデル>
+03 BOOK REVIEW!
<チェンジメーカー〜社会起業家が世の中を変える〜>
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+01 お久しぶりのご挨拶
「半年間発行のないマガジンについて」
・・・というメールがついに「まぐまぐ」からやってきて、心を痛めて
おります発行人の須子はるかです(涙)。
Passion in Actionの発行が滞っておりまして、ほんとうに申し訳
ございません。また今号が通算50号目ということで、今まで世界中から
50のセクシーな社会起業家をご紹介してきたのだと改めて実感いたし
ました。積み重ねって大事ですね。
2002年末にこのメールマガジンを書き始め、アメリカやブラジルで
経験を積みながら、2004年の4月に自分でも起業しました。起業してから
1年ちょっと経ちますが、目の前にやりたいことがどんどん溢れてくる
ような毎日です。生きる歓び、生み出す感動を毎日味わっています。
本来であれば最低1ヶ月に1度は発行したいなと思っているこのメール
マガジンも、半年も発行してなかったんだ!と驚く始末です。とはいえ、
大切に書き続けてきたメールマガジンを辞めてしまうのももったいない
ですし、なによりこうした情報を真摯に受け取ってくださる皆様がいらっ
しゃること自体が大変な勇気になっていますので、今後もまぐまぐに
怒られない程度に書いていきたいとおもいます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
須子はるか
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+02 PASSION IN ACTION! <ケニア生まれのWin-Win-Winモデル>
○今号の注目組織:
Honey Care Africa(Nairobi, Kenya)
○事業/活動内容:
Honey Care Africaは、アフリカはケニアで養蜂の設備と蜂蜜を販売
する企業である。地域の貧しい農家と契約し、一定額で一定量の蜂蜜を
買い取ることを約束した上で、蜂蜜を生産させる。
蜂を育てるための設備や、養蜂に関するトレーニングも提供するが、
これらにお金を払うのは農家ではなく国際機関やNPOだ。すなわち、営利
企業、NPO・国際機関、そしてローカルなコミュニティが三位一体と
なって実現しているモデルなのである。
現在ケニアで、2500以上の農家と契約し、国内の蜂蜜市場の27%を
生産するリーディングカンパニーでもある。
○戦略/モデル:
1)新しい技術による生産性の向上
養蜂の新しい技術を導入することにより、教育レベルが比較的低い
地域でも失敗なく蜂蜜を生産できる設備を開発。
2)Tripartite Model
営利の企業体でありながら、世界銀行やEU、NPOとの連携、また地域
のコミュニティとの三位一体の戦略を推進する。トレーニングや
設備投資など直接農家が負担できない部分をNPOや各種ファンドが
カバー。
3)買い上げの契約
作った蜂蜜が売れない可能性があることを考慮し、一定量を一定額
で必ず買い上げる契約を結ぶことにより、農家の不安を排除する。
その代わりに、対象の農家にはトレーニングを受けて健全に生産が
行われることを約束させて担保とする。
○ここがSEXY!:
「Win-Win-Winモデル」
そう名づけても過言でもないほど、Honey Careの仕組みはよくできて
いる。例えば、営利の企業であることから直接国連機関などから助成を
受けることができないHoney Careだが、イギリスのNPO、Africa Nowと
提携して見事EUはじめ多くの助成金を勝ち取っている。そして、こうして
得た助成金は、自らの企業体の利益ではなく、農家のトレーニング費用
や設備投資として使われるのだ。
また、そのお金の使い方もセクシーだ。単純に、設備をすべて買い
与えてしまうことは簡単だが、Honey Careのポリシーとしてそうした
ことはしない。あくまでも、ローンにするか、もしくはプロフィット
シェアリング(あがった利益を配分)にしているため、最終的にはHoney
Careを通してNPOなどに資金が還元される仕組みになっている。農家に
とってもタダで設備が手に入るより、こうして返還の責任が伴ったほう
が結果的にうまくいく確率が高まる。
さらに、蜂蜜を回収する仕組みも新しい。「モバイルファクトリー」
と名づけられた簡易回収設備が地方をめぐり、その場で蜂蜜を現金で
買い取る仕掛けになっているのだ。これなら、農家も遠出をして売りに
行く必要もないし、売上を回収しそこなうリスクもない。
こんなHoney Careを生み出したのは、環境科学を学んだFarouk Jiwa
という29歳の青年だった。実は同じコンセプトで彼が最初に作った会社
は失敗し、2000年にファイナンスを他の人材にまかせることで再スタート
を切っている。途中、大規模生産の仕組みに切り替えられそうになる
ところを、Jiwaはあくまでも粘り、最終的に現在のような小規模農家を
相手にしたビジネスに徹することになる。
ケニアは人口の55.4%が貧困ラインを下回る生活を送っている
(1人1日当たりの生活費が1ドル以下)。そういう国においては、営利
企業はなすすべがないと思われるが、これは誤解である。
Honey Careのように、営利企業でありながら国際機関やNPOを、
そして地域の人々を巻き込みながら成功をおさめるケースが確かに存在
する。いや、むしろ営利企業だからこそ「Win-Win-Win」の発想で物事を
考えられたのかもしれない。
○リンク:
http://www.honeycareafrica.com/
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+03 BOOK REVIEW! <チェンジメーカー>
○「チェンジメーカー〜社会起業家が世の中を変える〜」 渡邊 奈々
フォトグラファーである渡邊奈々氏が世界中の社会起業家に
インタビューをしてまわり、本を作った。実は、2003年に偶然ハーバード
で彼女にお会いしたのだが、そのときの印象がまだ忘れられない。
本の中では、18人の社会起業家へのインタビューが克明に綴られて
いる。比較的有名どころの団体が多いので、知ってる!と思う部分も
あるかもしれないが、生の声の価値はなにものにも代えがたい。
その想いのこもったメッセージに感動する人も多いだろう。
↓詳細はこちらから
http://tinyurl.com/covvg
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○編集後のひとこと
ほんとうにご無沙汰ですが、みなさまお元気でしょうか・・・?
半年ぶりに発行して、なんていうか、久しぶりに英語読んだ!って
感じでショックでした(笑)。英語も使わないと錆付いてしまいますね、
反省。さらには、文章のトーンまで久しぶりで、こんなにマジメに書い
てたんだぁとおもいました。
半年に一回はさすがに間が空きすぎだろう!と自分でも思いますが、
そう思われる方は、是非応援のメッセージをお願いしますね〜。
(mm@himawarhythm.net まで!)
★最近の、私の様子は、ブログでどうぞ!
「夢を実現させる起業日記」
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