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2008/02/11

◎日蓮大聖人の御書を拝して◎ 報恩抄 その145

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   日蓮大聖人の御書を拝して 第1117号 平成20年2月11日発行


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    【 今日の御聖訓 】 報恩抄 その145
       建治二年(1276年)七月二十一日 聖寿五十五歳御著作

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 されば此の真言・禅宗・念仏等やうやくかうなり来たる程に、人王第八十二代尊成
隠岐の法王、権太夫殿を失はんと年ごろはげませ給ひけるゆへに、国主なればなにと
なくとも、師子王の兎を伏するがごとく、鷹の雉を取るやうにこそあるべかりし上、
叡山・東寺・園城・奈良・七大寺・天照太神・正八幡・山王・加茂・春日等に数年が
間、或は調伏、或は神に申させ給ひしに、二日三日だにもささへかねて、佐渡国・阿
波国・隠岐国等にながし失せて終にかくれさせ給ひぬ。 

 (新編御書1028ページ、御書全集321ページ)
      
                       ◇◆◇◆◇◆
                                                 
■現代語訳
  
 そして、真言宗・禅宗・念仏宗等が次第に興隆してきた頃に、人王第八十二代・尊
成隠岐の法王(後鳥羽法皇)が、権太夫殿(北条義時)を滅ぼそうとして、年々、計
画を練っておられました。

 特段のことをしなくても、隠岐の法王(後鳥羽法皇)は国主(天皇)のお立場でし
たから、あたかも、師子王が兎(うさぎ)をねじ伏せるように、鷹が雉(きじ)を取
るように、権太夫殿(北条義時)を屈服させることは容易のはずでした。

 その上、隠岐の法王(後鳥羽法皇)は、比叡山・東寺・園城寺・奈良七大寺・天照
太神・正八幡・山王神社・加茂神社・春日神社等に、数年の間、或いは調伏の祈祷を
させたり、或いは神に祝詞を申し上げていました。

 にもかかわらず、戦が始まってしまうと、権太夫殿(北条義時)の攻撃を、二日・
三日の短期間さえも防ぐことが出来ずに、順徳上皇は佐渡の国(新潟県)へ、土御門
上皇は阿波の国(徳島県)へ、後鳥羽上皇は隠岐の国(島根県)へ流罪となってしま
いました。
 最終的に、この三人の上皇は、流罪の地で崩御なされたのであります。 
      
                       ◇◆◇◆◇◆
                                                 
■あとがき

 再び、連載をお休みしました。ご了承下さい。   了
 



 
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