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現役の超プロ講師が「中学受験算数」の「超高速解法」を講義します。詰め込みではなく、素頭(スアタマ)を鍛えながら「やわらかい思考回路」を作ってグングン成績ア〜ップ♪(吉武瞳言/算数の勉強法/算術/和算/数学の勉強法/日能研/四谷大塚/SAPIX/SPI/中学入試)

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2008/04/26

☆中学受験「算数」超高速解法【GW第1回】

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THE 算数革命!  

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■■■■■■■  〜 素頭(スアタマ)を鍛える超高速解法♪ 〜

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こんばんは。
「超高速解法」の吉武瞳言です。

GW中は今日から10日間連続配信を予定しています。

では、早速やっていきましょう。



             ≪問題≫

  ・AB間を飛行船が飛ぶ時、「順風」では10時間、
   同じ気流の「逆風」の時は12時間かかる。
   では「無風」の時は何時間かかるか?(制限時間30秒)


     ※kaisetu wo minaide kanagaete kudasai!




一般的な解法としては方程式かもしれませんが、それ以外のあらゆ
る知恵をしぼって考えてみて下さい。
 
※ちなみに答は「11時間」ではありません。

---------------------------------
■超高速解法
 (12+10)÷2=11
 12×10=120
 120÷11=10と10/11  
≪答≫10と10/11時間 
---------------------------------

※最後の「答」は割り切れずに妙に中途半端な分数になっていますが
 以上3行の簡単な計算でOKです。


■解説
 
まず順風の時も逆風の時もこの飛行船はAB間という「等しい距離」
を進むことに注目します。

すると「等しい距離を進むとき」には、時間が長くかかる方が遅くて
時間が短い方が速いということが「感覚的に」わかるはずです。


       ★「等しい距離」を進むとき、

  ■「進むのにかかる時間」が短ければ「速さ」は大きく

  ■「進むのにかかる時間」が長ければ「速さ」は小さい


という「感覚」です。

そして「距離が等しい場合」、この「時間」と「速さ」の大小関係の
数字はそのまま「ひっくり返る」すなわち「逆」になります。
(※これを「逆比」と呼びます。)

その「ひっくり返し」を、上の問題の具体的な数字を使ってやってみると

 
     順風のときの「時間」: 逆風のときの「時間」

            ★10:12★

の「10と12」がひっくり返って、

     順風のときの「速さ」: 逆風のときの「速さ」

            ★12:10★

となります。


       ■「距離が等しい」ときには
     
     「速さ」と「時間」が「ひっくり返る」


というのが、「時間と速さ」の関係の特徴だと覚えて下さい。

次に、「順風時の飛行船の速さ」や「逆風時の飛行船の速さ」とは
一体何なんだろう?と考えてみると

  「順風時の速さ」= 「無風時の速さ」+「気流」 

  「逆風時の速さ」= 「無風時の速さ」−「気流」 

ということに気づきます。(プラスマイナスの違いに気をつけて)

これは、順風時は気流に乗って楽ぅ〜に進む(+)、
逆風時は気流に押し戻されてしんどいなあ(−)、というイメージで
納得できると思います。

この「+ −」の「関係」をよぉーく見るときわめて当たり前であるが、
とても重要なこと気づきます。

それは、
  
          「無風時の速さ」は、
 
      「順風時の速さ」と「逆風時の速さ」の

          ちょうど真ん中だっ!

ということです。

これは「無風時の速さ」を≪基準≫にしてそれに「気流の速さ」を
プラスしたものが「順風時の速さ」で、マイナスしたものが
「逆風時の速さ」ということから明らかです。


以上を踏まえると、この問題で求めたい『無風時の飛行船の速さ』は
「順風時の速さ12」と「逆風時の速さ10」の
ちょうど真ん中なので

      ★(12+10)÷2=『11』
 
と出すことができます。

これで、最初から与えられていた「順風時」「逆風時」の速さに加えて

       『無風時の飛行船の速さ』=「11」

がわかりました。

飛行船の順風時・逆風時・無風時の「3つの速さ」の揃い踏み!です。

    ・順風時の速さ=12
    ・無風時の速さ=11
    ・逆風時の速さ=10
 
そして、順風時と逆風時に「かかる時間」は文中に示されています。

    ・順風時にかかる時間=10時間
    ・逆風時にかかる時間=12時間

 
さあ、ここまでわかったら、あとは「速さ×時間=距離」という
公式(※)に乗せてやります。

              速さ × 時間 =  距離
     「順風時」・・・12 × 10 = 120
     「無風時」・・・11 × ?  = 120
     「逆風時」・・・10 × 12 = 120



無風時の時間だけが「?」で空白ですが、まさにそれを求めろ、
というのがこの問題ですね。

この表において「順風時」「逆風時」「無風時」いずれの場合も
「距離」はすべて甲乙間なので等しい数字(120)で表されている
ところを 強く意識して下さい。

ここまでくれば「無風時の速さ11」で「距離が120」という
ことから甲乙間を進むのにかかる「時間」を求めるには

       120÷11=120/11(距離÷速さ=時間)

と計算して、割り切れないままですが「10と10/11時間」と
なって終了です。 
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最後に超高速解法の式と思考の流れまとめます。

1.順風時と逆風時の速さは「進む距離が等しい」のでかかる「時間」の
  逆比となる。

   「順風時の時間10」:「逆風時の時間12」 の逆比は、
   
   「順風時の速さ12」:「逆風時の速さ10」

2.無風時の「速さ」は順風と逆風の真ん中なので「11」

3.ここで甲乙間は 速さ×時間 で求まるので

   順風時の速さ12×かかる時間10=120(距離)

4.この甲乙間の距離120を「無風時の速さ11」で進むときの時間は

   「時間=距離÷速さ」で求まるので

   120÷11=10と10/11(時間)

となって終了です。


※次回に続く・・・
 
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