2009/11/07
ジャック・メスリーヌ こんな映画は見ちゃいけない!
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☆ こんな映画は見ちゃいけない! 2009/11/7 号 Vol.1064 ☆
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こんにちは、発行人のオテロです。
本日、俎上にのせる作品は
「ジャック・メスリーヌ Part1」 です。
無鉄砲かと思えば機転が利き、すぐに頭に血が上るけれども用意周到
な計画も立てる。大胆な行動は強運を呼び込み、仲間への信頼と権力
への不屈の精神は最後まで衰えない。かつて「公共の敵No1」と呼ばれ
た男が、いかにして裏社会へ落ちていったかをパワフルなタッチで描
く。銀行強盗を生業にし、逃亡と脱獄を繰り返す主人公は、欲望の赴
くままに生きるのが社会に対する抗議と勘違いしている。映画は彼の
虚像をはぎ取り素顔に迫ろうとする。
アルジェリア戦争から除隊後パリに戻ったジャックは、友人のポール
と共にギドというボスのもとで用心棒や泥棒として働いていた。強盗
で捕まり服役後、娼婦のジャンヌと共に今度はカジノを襲う。
ポールとギドの誘いに出かけようとするジャックは妻の反対に会うが、
「お前より仲間を選ぶ」と妻の口に拳銃を押しこむシーンが強烈。子
供ができて平和な暮らしを望む妻に、あくまで他人のカネを奪うこと
しか考えないジャック。それは親の愛に恵まれなかったとか失業率の
高さといった家庭や社会の問題ではなく、ジャック自身が地道に働く
ことを拒否し、犯罪者という太く短い人生を確信犯で選んだというこ
とだ。
バーで暴れる客の膝を打ちぬいたり、愛人に暴力をふるった情夫をリ
ンチした狂犬のような若き日から一皮むけ、新聞の一面に顔写真が載
り得意げな顔をするジャックが印象的だった。
お勧め度=★★★ (★★★★★が最高)
「ジャック・メスリーヌ Part1」
についての詳細は、
http://www.otello.com.ua/
を参考にしてください。解除もこちらからできます。
本日はもう一本
「ジャック・メスリーヌ Part2 」 です。
「脱獄とは権利であり義務である」と言い放ち、社会の権威や権力に
対して敢然と異議を唱える。相変わらず強盗を繰り返す逃亡生活、逮
捕されても必ず脱獄するしぶとさ。その憎しみはQHSという警察組織に
むけられ、自分の犯罪行為を革命と位置付ける。しかし、そんな立派
な能書きとは裏腹に思想的背景など微塵もなく、本人はただ女と贅沢
な暮しがしたいだけの極めて俗物。自己顕示欲がますます強くなり、
時代のアイコンにまでなった主人公の壮絶な後半生を追う。
'73年、銀行強盗で逮捕されたジャックは、裁判中に判事を人質にとる
という派手な脱出劇を演じるが、ジャック逮捕に命をかけるプルサー
ル警視に包囲され投降、服役中に書いた自伝を出版する。
Part2でも2度の脱獄劇が繰り広げられるが、フランス当局の銃管理の
甘さには驚かされる。官憲の無能ぶりを強調しているわけではないが、
あまりにも簡単にジャックに手玉に取られる醜態を繰り返すので、ジ
ャックの人気が上昇するのもうなずける。「公共の敵No1」の称号は、
一般大衆にとってはむしろ反体制のシンボル、本人も十分に理解した
うえでその役割を演じていたはずだ。
カメラはあくまでジャックと少し距離を置いている。1人の人間として
客観的に描きたかったからだろう。それでも権力や体制と最後まで戦
い続けた彼の姿は「人生を生きる」とはどういうことかを強烈に示し
てくれた。それがたとえ誤った道であっても。。。
お勧め度=★★★* (★★★★★が最高)
「ジャック・メスリーヌ Part2 」
についての詳細は、
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を参考にしてください。解除もこちらからできます。
余|談|
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静岡県が2月23日を「富士山の日」とする条例案をまとめ、条例制定を
目指して山梨県などにも理解を求めています。
条例案は「富士山は世界に誇るべき国民の財産で、豊かな恵みをもた
らしている」とし、富士山憲章の理念に基づいて「後世に引き継ぐこ
とを期する日」と富士山の日を位置付けているそうです。
しかし、よく考えると2月23日は皇太子の誕生日。将来、「天皇誕生日」
になる可能性が非常に高いはず。
せっかく「富士山の日」を制定しても、元号が変わったらだれもその
呼び名では呼ばないでしょうね。。。
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