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2008/07/05

火垂るの墓 こんな映画は見ちゃいけない! 

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☆  こんな映画は見ちゃいけない!  2008/7/5号  Vol.868    ☆
         
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 こんにちは、発行人のオテロです。
 
 本日、俎上にのせる作品は

                    「火垂るの墓」 です。
   
両親も住む家もすべての財産も戦争に奪われてしまった少年と幼い妹。
空襲で身近な人が死に、黒焦げになった死体を片付けるシーンに、も
はや遠くなりつつある戦争の記憶がリアルに再現される。飢えだけで
なく死もすぐそばにあったのだ。映画は人間の命など蛍の光ほどに儚
いものであるという現実を反映し、孤児となった少年の感情を繊細に
描く。

太平洋戦争末期、空襲で母が死んでしまった清太と節子の兄妹はおば
の家に転がり込む。だが清太は、母の形見の着物を勝手に売ったり自
分たちの食料を盗むおばと折り合いが悪くなり、追い出されてしまう。

ほんの数ヶ月前までは裕福だった彼らが、あっという間に浮浪児に転
落する。そんな状況でサバイバルする知恵が中学生にあるわけはなく、
先の見えない絶望感だけが募っていく。幼い節子はよく立場を理解で
きないながらも、なんとなく自分たちがもう幸せな暮らしに戻れない
ことに気付いている。石ころをご飯に見立ててままごとをするシーン
に、小さな胸に去来する死の影が感じられ、そんな節子を思いやりる
清太の気持ちが切なくも哀しい。

映画は清太に死ぬことを許さず、ふらふらになっても前に向かって歩
かせようとする。その先に希望があるとはとても思えないのだが、そ
れでも死ぬまでは生きようという清太の強い意志に、わずかに救われ
た思いがした。 
 
        お勧め度=★★★* (★★★★★が最高)

                       「火垂るの墓」  
                         についての詳細は、

         http://www.otello.com.ua/

    を参考にしてください。解除もこちらからできます。  




 本日はもう一本

                 「庭から昇ったロケット雲」 です。
   
子供のときは「夢を持て」といわれるのに、大人になっても夢を追い
続けていると変人扱いされるのはなぜだろう。いい加減あきらめろと
か家族のことを考えろとか、周囲の人間は夢から目を覚まさせようと
する。映画は自作のロケットで宇宙に飛び出そうという計画を持った
男が実行に移す様子を通じて、子供たちにメッセージを伝えていく。

元訓練飛行士だったチャーリーは農場にロケット基地を建設、自作ロ
ケットで宇宙を目指していた。ある日、ロケット燃料を大量に買い付
けようとしたことからFBIに目をつけられ、中止を求められる。

はたして一個人の努力と財力だけで宇宙旅行は可能なのか。かつては
天文学的数字の資金が必要な国家プロジェクトだったが、今は技術の
進歩である程度のコストダウンも可能だろう。それでも一介の農場主
が工面できる金額ではあるまい。さらにロケット用の特殊素材や設計
図はどこで手に入れたのか。そのあたりのディテールがなく、壮大な
ほら話にしか聞こえないのが難点。うまく家族愛にすりかえているが、
少しは科学的・理論的な裏づけが欲しかった。

宇宙船製作中になくした結婚指輪をみつけるエピソードなど、妻や家
族の愛が男のロマンにとっていかに支えになるか、夢を信じる男を家
族はどれだけ信じてやれるかが成功の鍵を握っていることがよく描か
れていた。ただ、ここまで話が大きくなると、この映画を見たからと
いってチャーリーのような男になりたいとは誰も思わないだろう。。。 

        お勧め度=★★* (★★★★★が最高)

                  「庭から昇ったロケット雲」  
                         についての詳細は、

         http://www.otello.com.ua/

    を参考にしてください。解除もこちらからできます。 





        余|談|
       ━┛━┛

東京メトロ副都心線のダイヤが恒常的に乱れていますが、それに伴い
一部並走する有楽町線もほぼ毎日遅れが出ています。

先日も都心から遠く離れた所沢での事故にもかかわらず、6時間以上も
復旧せずノロノロ運転が続きました。

やはり原因は周辺私鉄との相互乗り入れ。東京メトロは丸の内線・銀
座線といった古い路線以外はすべて私鉄が乗り入れていて、乗り換え
回数が少なくなるのはいいのですが、トラブルに弱くなっています。

特に雨の日の午前中は必ず遅延。梅雨が明けるまであと何回イライラ
しなければならないのでしょうか。。。

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最後までお読みいただきありがとうございます。
それでは、よい一日を!

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