こんな映画は見ちゃいけない! RSSを登録する

映画批評誌で唯一の殿堂入りメルマガ! メジャー誌編集者が簡潔な文章と的確な表現で書き下ろす「1分で読める新作映画批評」です。映画紹介や感想だけのメルマガにはない「本物の批評」を堪能したい方だけご登録ください。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2008/06/05

おいしいコーヒーの真実 こんな映画は見ちゃいけない! 

この記事を取り寄せる

  気┃づ┃い┃た┃ら┃、┃い┃ち┃ば┃ん┃使┃っ┃て┃た┃
  ━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛
      あなたのメインカードに・・・ アイワイカード
         < 初 年 度 年 会 費 無 料 >
 〜いまご入会いただくと、もれなく1,000ポイントプレゼント〜 
http://af1.mag2.com/m/af/0000187826/001/s00000006231001/012 


■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □

☆  こんな映画は見ちゃいけない!  2008/6/5号  Vol.856    ☆
         
□ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■

 こんにちは、発行人のオテロです。
 
 本日、俎上にのせる作品は

               「おいしいコーヒーの真実」です。
   
原産国農民の無知に付け込んでコーヒー豆を投機の対象にしてしまう
先進国。価格決定権を持つ彼らがまともな値段で買い取れば農家は飢
餓から解放されるのに、その代わりに食糧援助をするという矛盾。経
済のグローバル化という搾取の構造のなかで、自国の生産農家に利益
を還元しようとするエチオピア人ディーラーの姿を通じて、自由主義
経済の暗部を鮮明に描き出す。

毎日20億杯も消費されているコーヒー。イタリアでは文化を担い、米
国ではスタバが日常風景となっている。一方でエチオピアのコーヒー
仲買人・タデッセはコーヒー価格の低迷で大量の在庫を抱えている。

どれだけ良質の豆を作っても生活が向上しないエチオピアの農民は、
しかたなく麻薬物質を含む植物を栽培したり、農地を手放したりする。
また、豆を選別する女性従業員の日給は50セントとという信じがたい
安さ。一部良心的な英国企業はNY市場と一線を画してフェアトレード
に応じるが、途上国の足並みが揃わない現状では欧米企業に従うしか
ないという無力感が漂う。

ただ、ディレクターから問題を積極的に解決しようという意図が感じ
られないのが残念だ。マイケル・ムーアのように正義感を振りかざす
必要はないが、せめてスタバの店長やバリスタ選手権出場者にインタ
ビューで「あなた方が使っているコーヒー豆は生産者からいくらで買
われているか知っていますか」くらいの質問はすべきだろう。。。 

        お勧め度=★★* (★★★★★が最高)

                 「おいしいコーヒーの真実」  
                         についての詳細は、

         http://www.otello.com.ua/

    を参考にしてください。解除もこちらからできます。  




 本日はもう一本

                   「僕の彼女はサイボーグ」です。
   
未来の年老いた自分が、感情をプログラムされたサイボーグを現在の
自分に送るというファンタジーだからといって、ディテールを疎かに
しすぎているのではないだろうか。ちぐはぐなスタンスは未熟なプロ
グラミングが原因なのかもしれないが、物語の展開にあわせて都合よ
く使い分けているようにしか見えない。結局、ラブストーリーとして
もコメディとしても消化不良で、廃墟の東京だけが妙にリアルだった。

20歳の誕生日に奇妙な女の子と一日を過ごしたジローは、翌年の誕生
日にも同じ女の子と再会する。彼女は60年後からやってきたサイボー
グで、不幸な事件からジローを守るように命令されていた。

彼女は美しい外見と巨大なパワー・演算能力を持ち、ジローの日常生
活は一変する。しかし、ジローは彼女の存在を隠そうとはせず、2人の
ぬるい日常が漫然と描かれるだけだ。出来事といえば、彼女のファッ
ションショーと、ジローが彼女に気持ちが伝わらずにイライラするく
らい。何かが起こりそうという予想を裏切ることでその先に期待を持
たせようとするが、試みは空振りに終わっている。

そしてとって付けたように大地震が発生、ビルの下敷きになった彼女
が自らの下半身を引きちぎってジローを救うのだが、そのあたりも屋
上屋を重ねるようにやたらテンポがのろい。さらに3段構えの後日談が
用意されているが、プロローグとの整合性を持たせるために付け足し
たようなエピローグでは、人を愛する気持ちは伝わってこなかった。 

        お勧め度=★★ (★★★★★が最高)

                      「僕の彼女はサイボーグ」  
                         についての詳細は、

         http://www.otello.com.ua/

    を参考にしてください。解除もこちらからできます。 




 本日はさらにもう一本

                  「幸せになるための27のドレス」です。
   
いつかは幸せな結婚をしたいと願っているのに、お人好の性格のせい
でつい自分の恋は後回しにしてしまうヒロイン。仕事はできて友達も
多いのに男には縁がなく、片思いの上司は横取りされる。そんな「が
んばっています感」満々のワーキングウーマンを前面に押し出すこと
で女性客の共感を得ようとしているのは理解できるが、リアリティの
ないエピソードの連続のために不発。唯一の見所が、27着のドレスを
次々に着替えてみせるファッションショーというのは少し寂しかった。

花嫁介添人ばかり頼まれるジェニーは、パーティで結婚式のレポート
を書くケビンという記者と知り合う。一方、ジェニーの妹・テスがジ
ェニーの下に現れ、彼女が思いを寄せるボスのジョージに急接近する。

同じ時間に2件の結婚式を掛け持ちし、ふたつのパーティ会場をタクシ
ーで忙しく行き来する冒頭からしてありえない設定だ。NY風とインド
風のドレスを移動中に後部座席で着替えて何度も往復する離れ業をコ
ミカルに見せるが、いかにも脚本家の頭の中で完結したアイデアだ。

ジェニーはしつこく付きまとうケビンに徐々に心を開くが、ジェニー
に関する新聞記事で大ケンカする。そこにはテスの悪口まで書かれて
いる始末。おまけにケビンに対する気持ちに気付いたジェニーが、他
人の結婚式に乱入して告白するなど、もうなんでもアリの世界だ。あ
らゆるディテールが日常から乖離し、しかもそれが笑いを取るレベル
にまで昇華し切れていないのがこの映画の失敗の原因だった。 

        お勧め度=★* (★★★★★が最高)

                        「幸せになるための27のドレス」  
                         についての詳細は、

         http://www.otello.com.ua/

    を参考にしてください。解除もこちらからできます。 




 本日最後の一本

                   「コラソン de メロン」です。
   
女のアパートで一日中ゴロゴロし、食事の用意もすべてさせ稼いだき
たカネを巻き上げる上に他の女と浮気までする。か細いく不健康な肉
体、マジメに働く能力が決定的に欠如しているが、女には妙に大切に
される。ここまで来ると逆に立派ですらある。男と女の地につかない
生活、そこで描かれるディテールにはまったくリアリティがないにも
関わらず、妙にこのヒモ男の身勝手さだけが異彩を放っている。

会社をリストラされたOLの泉は同棲中のヒロミに言い出せず貯金を取
り崩す毎日。ヒロミは病気を理由に働きに出る様子もない。ある日泉
はピザ屋を始めるが、ヒロミの怠慢のせいですぐに失敗する。

なぜここまで泉がヒロミに尽くすのかは不明。ヒロミに何らかの才能
があるわけでもなく、人をひきつけるような魅力もない。泉はむしろ
ヒロミを愛しているというよりも、「こんなダメ男に尽くしている私
っていじらしい」と自分に酔っているかのようですらある。だが、い
くら恋愛に理屈は通じないといっても、ここまでふたりの関係に説得
力がないのでは物語に上滑りするだけだ。

やがて手持ちのカネがなくなっていくが、切迫感がなく、貧しさに実
感が伴っていない。その様子は惨めっぽくなくていいのだが、かとい
って貧乏生活を楽しんでいる風でもない。脚本家が頭の中だけで作り
上げたあらゆる設定が安易で空疎な物語は、ヒロインを演じる井上和
香のヘタクソな演技と不思議にマッチしていたことは確かだが。。。 

        お勧め度=★* (★★★★★が最高)

                        「コラソン de メロン」  
                         についての詳細は、

         http://www.otello.com.ua/

    を参考にしてください。解除もこちらからできます。 




        余|談|
       ━┛━┛

カミソリが滑らかに肌をすべり、バイブレータがヒゲを掘り起こす。
まったく剃っている感じがしない5枚刃のシェーバーを買いました。

使用後に残るヒリヒリ感もなく、まるで床屋で顔をあたってもらった
ように深剃りができます。

今まで4枚刃を使っていましたが、比べものにならないくらいスムース。
この心地よさを知ってしまったら、ホテルなどにおいてある2枚刃など
絶対に使う気になりません

ただ、値が張るのが欠点。本体と替え刃8枚で3000円以上かかるのは、
かなり財布に痛いです。。。

==============================================================
   書籍・DVDのご購入はWEBサイトトップページ左下
      「amazon.co.jp.」からお願いします。
        http://www.otello.com.ua/
==============================================================


    発行人出張のため、次回配信予定は6/10、作品は 

                       「春よこい」

                              です。
  
---------------------------------------------------------------

このメルマガは、週3回発行です。

皆様からのご意見、ご要望、感想をお待ちしています。

            otello.com.ua@gmail.com

                         までお願いします。

いただいたメールはこのメルマガで紹介させていただくことがあり
ます。

なお、相互紹介の依頼は受け付けておりません。

最後までお読みいただきありがとうございます。
それでは、よい一日を!

この記事を取り寄せる
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る