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2008/03/20

ブラブラバンバン こんな映画は見ちゃいけない! 

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☆  こんな映画は見ちゃいけない!  2008/3/20号  Vol.825    ☆
         
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 こんにちは、発行人のオテロです。
 
 本日、俎上にのせる作品は

                 「ブラブラバンバン」です。
   
音楽は、好きなように感じたままに演奏する。自由に発想し、自分の
中の想像力を最大に生かして楽譜を解釈することの大切さを訴える。
しかし、音楽が表現しようとする感情についつい流されてしまい、自
分を失ってしまうヒロインならばコメディにするしかないはず。映画
はひたすら表情の硬い女優を主演にしたせいでせっかくの素材を笑い
にまで昇華しておらず、カタルシスを得るまでには至らなかった。

高校に進学したばかりの白波瀬はホルンを吹く芹生と出会う。合わせ
てトランペットを吹くと、芹生は突然正気をなくし白波瀬を襲う。こ
れを機に白波瀬は友人とブラスバンド部を結成、芹生を誘う。

心を解放するとコントロールが効かなくなるという芹生の特質を消化
し切れていない。彼女は音楽を教えてくれた父親の死をまだ受け入れ
られないのだろう。それに関してはさらりと触れるのみで、彼女の人
を寄せ付けないようなキャラクターの説明とは程遠い。

白波瀬らは芹生を指揮者にしてコンクールに臨み、地区予選を勝ち抜
いて全国大会を目指す。このあたりも部員たちに音楽に対する情熱が
足りず、生ぬるい仲間意識を友情と勘違いしているだけ。芹生が言う
ように楽器奏者は「一枚の絵の中の絵の具。主張はしても周りとの調
和も考えなければならない」はず。だが、肝心の指揮者が気持ちの爆
発を抑えきれないでどうするのか。どうせならクライマックスで、タ
クトを振る芹生の独りよがりを突き抜けるまで強調してほしかった。 

        お勧め度=★★ (★★★★★が最高)

                    「ブラブラバンバン」  
                         についての詳細は、

         http://www.otello.com.ua/

    を参考にしてください。解除もこちらからできます。  




 本日はもう1本

                  「ダージリン急行」です。
   
血のつながりゆえに切っても切り離せない関係。性格を知り尽くして
いるがゆえの微妙な距離感に、どこかギクシャクしながらもその存在
を認めざるをえない。そんな自己主張の強い3人の兄弟が列車の旅を通
じてもう一度家族の絆を見つめなおそうとする。しかし、方向性とは
裏腹に映画はインドの大地を迷走し、どこが進むべき道なのかを示し
てくれない。

フランシス、ピーター、ジャックの3人は、インドを走るダージリン急
行に乗車する。列車の中でさまざまな騒動を起こしながらも、ヒマラ
ヤの修道院にいるという母親に会いに行こうとする。

食事のメニュー、父親の遺品、入れ歯といった些細なことで3人は口論
を始め、仲直りというより、お互いのいやなところを再確認している
かのよう。目標に向かって3人が力をあわせわけでもなく、ただただ幼
稚な兄弟げんかをしているだけ。普通、3人いれば誰か感情移入できる
人物がいるものだが、外見が違うだらしない人間が3人いるだけのよう
な設定では、それぞれのエピソードも精彩を放つことなく、インドを
舞台にしていることがまったく生かされていない。

ラスト、走り出した列車に飛び乗るために3人はすべての荷物を捨て去
るが、それは過去との決別を意味するのか。観客はホームに捨てられ
たスーツケースのごとく列車を見送るのみで、結局3人の旅からは置き
去りにされてしまい、彼らが見たものを目にすることはできない。 

         お勧め度=★* (★★★★★が最高)

                     「ダージリン急行」  
                         についての詳細は、

         http://www.otello.com.ua/

    を参考にしてください。解除もこちらからできます。  




        余|談|
       ━┛━┛

今週発売の週刊文春・週刊新潮、ライバル誌が示し合わせたようにト
ップの記事の見出しが“福田内閣「脳死状態」”です。

これは、イージス艦・円高・株安・日銀新総裁人事など難問山積の中、
何の手も打ってこなかった福田首相に対する実質的な辞職勧告。

元々、「反麻生」で自民党総裁に祀り上げられ、なんの政策もなく首
相になっただけの人。記者会見での受け答えもどこか他人事のように
しか聞こえません。

肝心の記事内容ですが、新潮が関係者の周辺取材だけなのに対し、文
春は当事者取材が徹底していて、読み物としては文春のほうが面白か
った。。。

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                    「ポストマン」

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