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2009/11/04

お金のマジック --  最新金融情報をカナダよりご紹介

K┃F┃G┃━━━━━━━━━━━━ No. 347∥ Nov 3, 2009  ━━━
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■2010年は大丈夫かな?
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早いもので、今年も後残す所、2か月になってしまいました。日々の生活と仕
事に追われているとあっという間に日々が過ぎていってしまいます。特に、今
年は、何故か判りませんが、非常に早い速度で時間が経ってしまっています。

2008年秋に発生した100年に一度と言われる世界経済危機の発生からも1年が経
過した現在、世界経済は徐々に回復の兆しを見せているようです。その中で、
日本はと言えば、総選挙の結果、政権交替がおき、この新しい政権に対しての
国民の期待感とは裏腹に、雇用状況が好転をするでもなく、むしろ各企業はデ
フレの気配に怯えながらも懸命に業績好転の途を模索しているようですが、ニ
ュースを見れば、冬のボーナス金額のマイナス成長が伝えられるなど、何故か
世界の経済回復の道筋より、一人取り残されているように思えるのは、私だけ
でしょうか?

そんな事を考えている最中、高金利政策を取るオーストラリアが再び、政策金
利の見直しを発表致しました。

[3日 ロイター]オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は3日、政策金
利のオフィシャル・キャッシュ・レートを25ベーシスポイント(bp)引き上
げ、3.50%とした。

金利引き上げに当たって発表した声明は次の通り:

理事会は今日、オフィシャルキャッシュレートを25bp引き上げ3.50%とするこ
とを決めた。世界経済は成長を再開した。経済政策は当面は景気拡大路線を維
持する公算で、2010年を通じて景気回復が続く可能性が高く、経済予測は上方
修正された。

主要国の景気拡大は全般に、金融危機の影響が続いているため穏やかなものに
なる見通しだ。アジアの貿易相手国の見通しは著しく良好。中国経済の成長は
非常に堅調で他のアジア諸国経済やコモディティ市場に多大な影響を及ぼして
いる。

貿易相手国グループの2010年の成長はトレンドに近づくと予想される。世界の
金融市場のセンチメントは今年に入り大幅に改善しているが、一部の主要国の
バランスシートは依然として景気拡大を抑制する要因となっている。

豪経済の状況は予想よりも強く、信頼感を示す指数も回復した。一部の支出は
おそらくさまざまな政策措置により前倒しされており、その分野では効果が薄
れるに従って需要はいくらか減退する可能性がある。

一部の設備投資も資金調達の困難さからしばらく手控えられる可能性があるが、
民間投資は以前の予想ほど弱くはないとみられる。さらに投資の中期的な見通
しは明るくなっているようだ。

住宅需要の高まりや公的部門のインフラ支出も支出全体にさらなる支援を提供
し始めている。労働市場の状況に改善を示す初期の兆候がいくらか見られる。
失業率は、以前の予想と比べて大幅に低い水準でピークに達する可能性がでて
きた。

インフレは過去1年間に低下した。基調的なインフレは短期的に引き続き鈍化す
る見通しだが、おそらくこれまでの予想ほど大幅には低下しないとみられる。
消費者物価指数(CPI)と基調インフレ率はいずれも2010年に目標水準と一致する
公算だ。

住宅分野における信用の伸びは順調で、住宅価格は今年大幅に上昇した。一方、
企業による借り入れは、融資基準厳格化を背景とする負債圧縮の動きで減少し
ている。

企業の借り入れの多くについては、リスクマージンの上昇はまだ起きると考え
られる。株式資本や債券市場へのアクセスが良好になった大企業中心に借り入
れの減少がみられている。株式市場は大幅に回復した。

理事会は、為替相場の上昇が貿易セクターの生産を抑制し、物価上昇圧力を和
らげる可能性があることに留意している。とはいえ、今後1年に成長はトレンド
に近づき、インフレも目標に近づくと見込まれる。

オーストラリアでの深刻な景気後退のリスクはなくなっており、理事会として
は、景気見通しがかなり悪かった時期に導入した刺激措置を段階的に解除する
ことが賢明と考えている。

10月および11月の理事会での調整が、経済活動における成長の持続力を高め、
今後 数年間インフレを目標に合致させることに寄与するだろう。(以上、声
明文)

このように資源国家でもオーストラリアでは、OECD加盟国の中では先陣を切る
形で、金利の値上げを行い、インフレに対しての懸念を持つに至っている事に
は注目をする必要があると考えます。

もう一つ、注目すべきニュースをご紹介します。アメリカ産業の代表でもある
ビック3の一角を占めるフォードに関するニュースです。

【11月2日 AFP】米自動車大手フォード・モーター(Ford Motor)が2日発表し
た2009年7~9月期(第3四半期)決算は、純利益が前年同期から12億ドル(約
1100億円)増加し、9億9700万ドル(約900億円)の黒字となった。

フォードは、堅調な回復の流れにあると発表した。税引前営業利益は、前年同
期から39億ドル(約3500億円)増の11億ドル(約990億円)となり、2008年第1
四半期以来初の黒字となった。

主要市場の北米市場では、税引前営業利益で3億5700万ドル(約320億円)の黒
字となった。北米市場の黒字は2005年第1四半期以来。数十年に一度の景気低迷
で米自動車販売台数が落ち込む中、フォードは、ビッグ・スリー(Big Three)
のなかで唯一政府の支援を拒否した。

米自動車大手ゼネラル・モーターズ(General Motors、GM)と米自動車大手ク
ライスラー(Chrysler)は破たんしたが、フォードは破たんすることなく乗り
切った。

フォードは声明で「世界的な景気低迷が続いていたものの、強力な新製品と構
造的なコスト削減、そしてフォードクレジット(Ford Credit)の業績改善が、
業績を押し上げた」と述べ、「2011年には安定的に黒字」になるとの見通しを
示した。

日本の自動車メーカーである、トヨタ、日産が未だプラス成長への転換が見ら
れない状況の中で、フォードのこの快挙は明るい材料ではあると思います。
さすが、老舗の自動車屋さんと拍手を送りたくなるようなニュースです。

それにしても、日本はどうなるのでしょうか? 

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