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2005/12/27

熱帯魚繁養殖場の情報誌『大磯だより』

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■■■■■■■■       熱帯魚繁養殖場の情報誌『大磯だより』
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□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■【2005年12月27日号】■□□

今年、最後の『大磯だより』です。1年間、ありがとうございました。
売る魚たちが居なくなって、気楽、本気で、綴っている次第です。駄文を読んで頂き
感謝しています。

魚たちは居ませんが、熱帯魚の飼育を続けていらっしゃる方々の少しでも参考になれ
ば、また、この業界に飛び込んでくる若い人たちの参考になれば、と願いつつ、綴っ
ています。

今は、何となく、隔週発行になっています。出来れば、このペースを続けていくつも
りですので、来年も、ご支援の程お願いします。

来年の、皆様と、生き物たちの幸せを願いつつ、書き進めていきます。


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┃┃■ 魚とビジネス ■
┃┃                   ・・・ 土方 了順 ・・・
┃┃                   mail: hijikata@seedwin.co.jp
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熱帯魚の関連業者は、自然採取業者、輸出入業者、繁養殖業者、卸売り業者、小売
業者、そして、関連備品製造業者、などに分かれています。

その中で、備品関連以外では、全て、一応に魚たちが好きだという方々が、携わっ
ています。ビジネスと好きは、生き物の業界では、共存していないような気がして
なりません。

輸入してきた魚たちは、卸売り業では、死ぬのが早いか売るのが早いかと言ってい
ます。
小売店では、いかに、生き物を美しく、元気よく見せるかに心かげています。生殖
の安定した状態にもっていくことは、余り考えていません。スマトラの雌雄の区別
が付かない人が多いくらいですから。

また、繁養殖業者では、出来るだけシンプルに、産ませるだけ産ませる体制をとり、
平均寿命が短くなります。

また、関連備品メーカーでは、必要もないものを、次から次へと生産して、いかに
も必要な如く、売っていく。まあ、10点あって、本当に必要なものは、1つあれ
ば、いいでしょうね。もちろん、魚にとってですが。

その昔は、ヒーターやサーモスタットがなかった時代から言えば、便利になりまし
たが、概して、魚の寿命は短くなったようです。

本当に、魚のためを思って、魚たちに100歩譲ってもらって、飼われるとしたら、
どんな飼育の仕方が一番いいのでしょうか。

産める環境であることは確かですね。



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┃┃■ 12/23 大磯繁殖場に行って来ました ■
┃┃                   ・・・山下 光一 ・・・
┃┃                   mail: yamashita@seedwin.co.jp
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久しぶりの大磯でした。
12月23日に土方さんのご自宅の庭(旧温室)にて餅つき大会が行われたんです。

この行事は毎年恒例です。僕と僕の友人は、去年から参加しています。
今年は、特にたくさんの方が、いらして頂き、大賑わいでした。50人くらいでし
でしょうか。今回も、とても楽しい一日でした。

まあ、そんな理由でもないと、大磯までは、なかなか行く機会もなく、旧温室の姿を
見るのは、僕が温室を出てから初めてでした。
少し緊張が走り、土方さん宅へ、目の前には、あの頃と変わらない姿の温室と土方さん。
あー温室だ。頭の中にいろいろな映像が走りました。記憶、まさに鮮明な記憶。
ここを離れてから、まだ数ヶ月。僕は、旧温室を外からみて、ものすごい昔のことの
ように感じていました。

土方さんと、少し餅つき等の段取りを済ませ、いざ温室の中へ。

中は見事に、「物置」。

水槽の中には、本や書類。変わり果てた姿。そんな温室の中で、僕は一つの感情?
何かに触れたような気がしました。
僕の感情と温室とがリンクし始めている。中に入って、立っているだけ。別に何を
するわけではない。
すぐにでも、ポンプは動くし、水槽に水が入れば魚を繁殖させる事が出来るよ、と、
温室が言ってくれているように感じました。

僕の感情の中では、温室に戻ることなんて、微塵も考えてなかったですし、最初に
温室を見たときに、ずいぶん昔のことのように感じたのも、そこに未練がなかった
からだろうし、気持ちが離れ始めていたからでしょう。
温室にも感情があるのでしょうか?ただ僕が懐かしさのあまり感情が高ぶっていた
だけなんでしょうか?

ただ、居心地がよく、包み込んでくれました。温室に感謝したいです。
僕には、戻る気はありません。ですが確信しました。
僕はここからスタートしたんだと、皆さんにも原点があると思います。

是非、原点まで足を運んでみてください。自分に触れる事が出来るかもしれません。
とてもいい一日でした。

皆さんのご自宅にも、空になって置いてけぼりの水槽はありませんか?
ふと、耳を澄ましてみれば、水槽の声が聞こえてくるかもしれません。
「まだまだ使えますよー使ってくださーい」みたいな感じですかね。



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