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2005/10/05

熱帯魚繁養殖場の情報誌『大磯だより』

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□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■【2005年10月6日号】■□□

前回のメルマガの後、数名の読者の方から、メールを頂きました。
ありがとうございました。

改めて、読んで頂いていたのだと、感じ入っています。


温室から、魚の姿が消えて、2週間がすぎました。
最後の魚を出したのが9月21日。
問屋さんに、トライアングル、A.ラゴスが送られていきました。

嫁いだ魚たちはどうしているのでしょう。
幸い、殺すことが無かったので、ホッとしている次第です。


でも、まだ、いるんですよ!

東京事務所に、180cmの水槽と90cmの水槽が一本ずつあります。
180cm、エンゼル数種、コリドラス、トライアングルが入っています。
90cmには、アフリカンランプアイ、コリドラスの稚魚がいます。

昨日、エンゼルが、ヒーターのコードに卵を産んでいました。
産んだ後から、違うエンゼルが食べていました。
今までなら、ペアが仲良く並んで産んでいたのですが、今は忙しく産んで、直ぐに
食べられてしまいます。

一つ、いい事がありました。
水槽が2本しかありませんから、じっと魚を見れることでしょう。

ボーッと、眺めていられるのがいいのですね。
今までは、健康状態からチェックでした。
「この水槽よ〜し!」なんて、次から次と見ていきました。

大磯には、メダカたちがいます。まだ、2000尾ぐらいはいるのではないでしょうか。
白、青、光、アルビノメダカです。ミステリィークレイも居ます。

これから、冬篭りですね。

温室の中は、ひんやりしています。水分が抜けて行くのが分かります。
使っていた水槽は、そのまま、温室の通路に積上げられています。

静かです。水の音、コンプレッサーの音、何も聞こえません。
先日、虫退治で、バルサンをたきました。
アブラムシ、ゲジゲジ、クモ、ムカデ、いろんな虫が這い出してきていました。
蟻もいましたね。

そして、2週間、夜、温室に入ると、ジーンと音が聞こえてくるようです。
真っ暗で、耳のそばで音が聞こえるようで、何も聞こえず、ただただ静かです。

電気代、水道代がガタ落ちになるでしょうね。
温室を始めたとき、水道局が「水漏れしているのではありませんか」と言ってきまし
た。今度は何か言ってくるのでしょうかねぇ。

東京事務所に魚が増えそうです。
どうしましょう。

机の下で、何か産卵させてみようかしら。



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┃┃■ただ今、温室の魚を放出中■
┃┃            ・・・山下です、私のページです・・・
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繁殖スタッフをしていました。山下と申します。
以前にトライアングルの繁殖について書いているので、今回が2回目になります。

●大磯繁殖場

今月をもって大磯繁殖場は閉鎖になりました。
閉鎖にしようと話を持ちかけたのも僕ですし、話し合いの後、決定したのも僕がし
ました。

悲しい決断でした。当然、大好きな仕事ですし、自分がプロであることに、少しず
つ、自信が持てるようになっていました。

その反面、将来への不安や、今後の熱帯魚業界など、自分自身を業界内に置いた時
、自分は本当にこれでいいのか?好きなことだけやっていればいいのか?と考え始
めました。

今になって考えてみると、この決断をして良かったと思っています。

●熱帯魚との出会い

今回は、僕の熱帯魚との出会いについてお話していきます。
幼少の頃から生き物が好きな子供でした。どこか遊びに行っては、何かしらの生き
物を捕まえてきていました。

その頃、もっとも得意としていたことはセミ取りです。
ある日、祖父が言いました。
そんなにセミが好きなら100匹捕まえて来いと言いました。

夢中になって捕まえてきたセミの数は、なんと115匹ほど、祖父は呆れていました。
たぶん祖父は、まさか捕まえてくるなんて考えもしなかったでしょう。

ご飯も食べないで、何をしていたのだと言っていたのを覚えています。
朝一で捕まえたセミは、可哀想な事にだいぶ弱ってはいました。

セミ以外にも、たくさんの生き物を家に持って帰ってきました。
体長40cmほどになる鯉を持って帰りお風呂で飼うと言ったり、蛇、亀、トカゲ、
猫、犬などなど、とにかく何でも飼いたがる子供でした。

中学生に上がる頃には、生き物への興味は熱帯魚に集中するようになっていました。
きっかけは、親戚の叔父さんが熱帯魚を飼っていて、餌をやらせてもらった事がき
っかけです。

確か、大きいプレコとネオンテトラ、グッピーが入っていたと思います。
水槽が欲しくなりました。

欲しい気持ちを抑えながら、念願の水槽をやっと手に入れたのが中学2年生の時で
した。NISSOの曲がりガラスで60cmのハイタイプ。嬉しかったのを覚えて
います。

水槽代で限界を向かえた僕の財布は、水槽をセットして、次に熱帯魚だなと意気
込んで熱帯魚屋に行った時には悲鳴を上げていました。

悩みに悩んで買ったのが、ネオンテトラ4匹、ゴールデンテトラ2匹、ネオンドワー
フレインボー3匹などなど、最初は混泳水槽をどうしてもしたいもので、とてもせ
こい水槽だったと思います。でも当時の僕には、最高の作品が出来上がったよう
な気持ちでした。嬉しくて朝、水槽の前で1時間は座っていました。

皆さんも最初に水槽を立ち上げた時、こんな感じではなかったですか?

この頃には、水族館の飼育員になりたいと夢を見るほど熱帯魚が好きになっていま
した。と言っても某水族館で飼育員をしていた経験があり、少しは夢を叶えたわけ
なんです。

熱帯魚飼育するということは、とても難しいことでいつも悩んでいました。
人間の子供を育てるより、難しいのではないかと思いました。
毎日が勉強でした。

ある日、ネオンドワーフレインボーが産卵をするのを目撃したことがありました。
雄が発情してるようで、雌を追いかけては体を擦り合わせていました。
驚きました。
0.3mmほどの卵です。

たまたま目撃した産卵でしたが、この事が、僕を繁殖家にさせたのかもしれません。


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