【賢者の道】VOL.293
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<賢者の道〜Vol.293 -In Christ Alone- 2008-8-2>
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■【今週のテーマ】「忠実な僕と悪い僕」の譬
■【聖書】マタイ24:45〜51
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●「主人がその家の使用人たちの上に立てて、時間どおりに彼ら
に食事を与えさせることにした忠実で賢い僕は、いったいだれで
あろうか」。
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マタイ24:45は、エルサレムで主イエスがペトロたちに語った
二種類の僕についての譬です。
主イエスは、二種類の僕がいるように言われましたが、実は
ただ一人です。
この人はよい僕にも悪い僕にもなる信徒のことです。
45節から47節はどのようにしてよい僕になるかについて語って
います。
「主人が帰って来たとき、言われたとおりにしているのを見ら
れる僕は幸いです。はっきり言っておくが、主人は彼に全財産
を管理させるにちがいない」。
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●この部分は、四つの要点が含まれています。
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すなわち、主人の家、主人の委託、主人の要求、主人の褒賞です。
「主人の家」は教会を指しており、「僕」は全ての信徒を指して
います。
次に、「主人の委託」です。
一人の僕を、使用人たちの上に立てたことは、権威を与え、特定
の時刻に食物を与えるよう命じた内容は、務めを意味します。
これは神の前での務めであり、他方で、人の前での務めです。
その働きは治めたり、管理したりすることです。
主の血によって買われたすべての神の僕は、治め、仕え、務め、
全家族に食物があるようにすることが出来ます。
その権威と知恵(工夫)が与えられているのです。ある人は、
教会はその注意を外側に向け、一つになって福音を宣べ伝える
べきである、伝道すべきだ、と言います。
実は、福音を宣べ伝えることもやはり内側のことです。
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なぜなら、伝道はキリストのからだを造り上げるための材料を生み
出すためだからです。
伝道し主の血で贖われた聖なる者たちを奉仕の務めにつかせるから
です(エフェソ4:12)。
従って罪ある者を救うことは、過程であり、定刻に食物を与える
ことが目的です。他人の為に身銭を切って苦労する愛の人となって、
人を再生させる務めをする人の神聖な共同体であるキリストの
からだを造り上げることが目的です。
「時間通りに食事を与えること」は、神の言葉をもって人々に
仕えることです。これが神の奉仕者となることです。
食物を与えることは、宣べ伝えることですが、宣べ伝えることが
必ずしも食物を与え、人々を養い、弱った人を引き起こし、再生
させる訳ではありません。
それには、人々を導いて、自分の罪を知らせ、おのずから悔い改め、
救われ、神のみこころに従わせ、信じさせ、服従させることができ
る伝道が、真の食物を与えることなのです。
助けを必要としている人を見いだしたら、彼らの必要に応じて対処し、
食物を与え、励まし、その人が生き返るように祈るのです。
時には私たちはその求める人の必要を十分に満たす力もない時も
ありますが、顔を背けず、真正面を向いて、必要を受け止め、
喜びのしるしをその人に置いてあげるのです。
祝福してあげるのです。
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私には金銀はないがイエス・キリストの名によって歩みなさい、
と主の権威を持って対処することです。
「祝福を祈るのであって、呪ってはなりません」(ローマ12:14)。
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●「主人の要求」は、二つあります。
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忠実であることと、「賢く」知恵のあることです。
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忠実は、主人に対してです。賢くあるのは、兄弟たちに対してです。
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しばしば私たちはその反対です。人に対しては忠実であり、他の人
をしかりつけ、これが忠実だと思い込んでます。
真実を語ることを愛しすぎて、知恵をもって語ることを忘れて
しまいがちです。
しかし主人である神に対しては、あまり忠実ではありません。
神の言葉を割り引いて完全に従いません。あらゆる種類の理由を
もって言い訳をし、自分を慰めています。
賢さ、知恵だけでは、人をあまりにも政治的にします。忠実とは、
割り引かないことです。主が語ることをそのまま受け取ることです。
それは、自分の損得を顧みないことです。そこで賢くあれと言う
のです。知恵を持たなければ神の働きはだめにされ、破壊されて
しまうからです。
今日、賢くはあっても忠実でない人があまりにも多くおり、狭き門
を広げています。このような人は神の僕としてはふさわしくありま
せん。
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●「主人の褒賞」は、主人の全財産を任せるようになることです。
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「言われたとおりにしている」は、主人の命じられたことを忠実に
遂行したことを意味します。
工夫して主人の命じたこと成し遂げる者は、祝福されます。
「幸い」は、神の国における褒賞です。
今私たちに託されている事柄はわずかのことですが、忠実であれば、
いつしか神の国でさらに大きな事柄を管理するように割り当てられ
ます。
ですから、いま不忠実な者には神の国で主人の全財産を任せられる
ことはないのです。
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● 48節から51節は「悪い僕」の譬です。
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彼は、主人が戻ってくるのを遅いと考え、仲間である下男や女中を
殴り始め、酒飲み(金銭・名声で麻痺した人々)と一緒に食べたり
飲んだりしていた。
ところが主人が予想だにしなかった時に帰って来て、偽善者たちと
同じく厳しく罰する、と言う内容で彼が「不信者たちアピストーン」
でない、救われている信徒であることがルカ12:41〜48節ではっきり
します。
主に任じられたこの僕は、主の再臨を遅れると考えたのです。
そして暴力を振るったり、怒鳴ったり、飲んだくれる信徒もいると
いうことです。救われても依然としてあらゆる種類の罪を犯し得る
のです。
コリントの教会には姦淫を犯す者もいました(コリント5:1)。
このような僕は主人に「鞭打たれる」こともあります(ルカ12:47)。
彼は主の権威を乱用し、「兄弟」(ルカ23:8)を打ち、苦痛や傷
を与え、自制を失い、この世と交わりを持ち堕落していたからです。
多くの人は主が来られるのを望みません。なぜなら自分の計画が
破壊されることを恐れるからです。
ヨハネのように「主イエスよ、来てください」(ヨハネ黙示録22:
20)と言い、主が来られる時、自分の計画を断念できるように
常に聖霊の管理に委ねた生活を持ちましょう。
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発行者:ジェームス親泊
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