2009/09/27
週刊 お奨め本 第361号『オケ老人!』
*********************************************** 週刊 お奨め本 2009年9月27日発行 第361号 *********************************************** 『オケ老人!』 荒木源 ¥1,500+税 小学館 2008/10/5発行 ISBN978-4-09-386233-2 *********************************************** 先週に引き続き、オーケストラ小説を紹介します。 タイトルからすぐさま連想できるように、老人ばかりのオーケストラが舞台。 そこに紛れ込んでしまった34歳高校教師独身男子の右往左往。 先週の『船に乗れ!』とはひと味もふた味も違う、オモシロたのしい小説です。 転勤に伴う引越しで、梅が岡市にやってきた中島明彦。 たまたま通りかかった市の文化センターで、アマチュアオーケストラの演奏会を やっていた。感動した。自分でも演奏したくなった。長いことケースにしまった ままだったバイオリンをひっぱり出した。さらに。 梅が岡市のオーケストラだから、梅が岡交響楽団ってところだろうかとアタリを つけて、ネット検索してみた。表示された連絡先に電話してみたところ、入団を 快諾され、さっそく翌日の練習に参加することに。 うきうきして練習場所に行ってみると、そこには老人たちが。 あれ? 昨日の演奏会にはこんなにお年寄りはいなかったのに。 練習が始まってみると、演奏どころではないレベルの低さ。こ、これはいったい。 昨日の見事な演奏をしていたのは梅が岡フィルハーモニー、略して梅フィル。 わがウメキョーとは犬猿の仲…というか、こちらは一方的に敵視している。たぶ んあちらは歯牙にも掛けてない。 間違いに気づいた中島だが、ウメキョーの中心人物、野々村が心筋梗塞で倒れた り、その孫娘の和音(担任ではないが、高校で教えている生徒である)に振り回 されたりで、やめるにやめられず指揮まで担当する破目に。 しかし梅フィルへの憧れ捨てきれず、ついにかけもち入団することに。ところが すばらしい演奏の影には厳しくも陰湿な競争があり…。 というメインストーリーに、ロシアの諜報機関が絡みます。 マトリョーシカに隠されたパスワードを追え! 工作員は梅フィル&ウメキョーに接近し…。 伊藤美樹のイラストも本文にぴったり。 裏表紙の登場人物紹介イラストもいいわあ。 いい感じにチカラ抜けてます(笑)。 晃一くんと和音のカップルもいい感じだし、中島の空回りっぷりも笑えるし、老 人たちは皆いい味出してるし、ロシア人マエストロはおいしいとこ取り。 中島が、晃一くんに絡む場面がけっこう好きだな。自分の半分以下の年齢の子供 相手になに愚痴ってんねん。そこが正直でヨロシイ。 肩肘張らずにたのしめる、娯楽小説。 こういうオケもあり、ってことで(^_^)。 ☆★☆★☆★☆★☆ Amazon ☆ 購入はこちらから ☆★☆★☆★☆★☆ 『オケ老人!』 荒木源 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4093862338?ie=UTF8&tag=sivabookpage-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4093862338 *********************************************** ほぼ週刊 お奨め本(ID:0000099780) 発行者:siva:ksivasiva@yahoo.co.jp 読書とかいろいろ日記: http://blog.goo.ne.jp/ksivasiva/c/ae2c0c3c85c365822876c18e384024c9 ご意見お聞かせください♪ ---------------------------------------------------------------------- このメールマガジンは、『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して 発行しています。 解除は http://www.mag2.com/m/0000099780.htmからできます。 ----------------------------------------------------------------------


