2009/08/30
週刊 お奨め本 第357号『ピザマンの事件簿 デリバリーは命がけ』
*********************************************** 週刊 お奨め本 2009年8月30日発行 第357号 *********************************************** 『ピザマンの事件簿 デリバリーは命がけ』 L・T・フォークス(鈴木恵・訳) ¥850+税 ヴィレッジブックス 2009/5/20発行 ISBN978-4-86332-150-2 *********************************************** > これからひとつ話をしたい。仲間と労働、いい愛と悪い愛、それに殺人事件を > めぐる物語だ。おれの名はテリー・サルツ。(7頁) ある晩、バーでべろべろに酔っ払って、おれテリー・サルツは店をぶっ壊して人 をぶん殴って逮捕されて服役して前科者になった。 腕のよい大工だったが仕事を失い、女房を失い、家もトラックも失った。トラッ クを失ったのがつらかった。おれはあのトラックを愛していた。 ゴタゴタのあいだ、おれを支えてくれた唯一の友人ダニー・ギレスピーが、うち に来い、と言ってくれたんで、居候することにした。 ダニーが気に入っててまいにち朝食を食べに行くレストランのすぐ近くに、「カ ーロ」って名前の繁盛しているピザ屋がある。おれはその店で、配達の仕事につ いた。 > 「配達係の仕事に応募したいんだけど、ムショを出たばかりなんだ」 > 「免許はきれい?」 > 「無傷さ」 > そう答えて自分でもびっくりしたのを覚えている。ごみに埋もれたこの人生に > も無傷のものがあったんだ。運転免許が。おれはちょっと背筋を伸ばした。(13頁) 新しい生活が始まった。 仕事ができた。収入がある。ともだちができた。新しい住みかができた。大工仕 事の注文がきた。トラックを取り戻した。順風満帆だった。ところが。 配達員のひとりが、店裏で殺された。 警察は、おれをしょっぴいた。おれが前科者だから。 もちろん、すぐに釈放された。おれはやってない。 店で働く仲間たちが、おれ以上に怒ってくれた。みんなで話し合った。自分たち で調べよう。あやしい奴らに近づいて、話を聞こう。 ところが、調べるほどあやしい連中は事件と無関係だとわかっていって…。 身長195センチ、26歳。 前科もちの肉体労働者。 > 自分でもあせったことに、おれは急に胸がいっぱいになって、しゃべれなくな > っちまった。 > ネルマはじっとおれを見た。「ダニーに、バンプに、グラフ。その新しいルー > ムメイトのジョン。それにウェイトレスのメアリーも。あなたにとってはみん > な、とっても大切な人たちなのね」 > おれはぐっと感情をこらえた。「生まれてからずっと知り合いだったみたいな > 気がします。[…]あいつらのためだったら、おれはどんなことでもしますよ」(174頁) 田舎町を舞台にした、働く男のミステリー。同時に、ひとりの若者の再生物語。 も~~~~~~、すっごく、すっごく、いいです。 登場人物たちがみんな魅力的! テリーと仲間たちが働く姿を、もっともっと見たい読みたい、と思う。 続編はやいとこ翻訳希望! ☆★☆★☆★☆★☆ Amazon ☆ 購入はこちらから ☆★☆★☆★☆★☆ 『ピザマンの事件簿 デリバリーは命がけ』 L・T・フォークス http://www.amazon.co.jp/gp/product/4863321503?ie=UTF8&tag=sivabookpage-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4863321503 *********************************************** ほぼ週刊 お奨め本(ID:0000099780) 発行者:siva:ksivasiva@yahoo.co.jp 読書とかいろいろ日記: http://blog.goo.ne.jp/ksivasiva/c/ae2c0c3c85c365822876c18e384024c9 ご意見お聞かせください♪ ---------------------------------------------------------------------- このメールマガジンは、『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して 発行しています。 解除は http://www.mag2.com/m/0000099780.htmからできます。 ----------------------------------------------------------------------


