うごくもの うごかないもの -人・企業・不動産-  RSSを登録する

「不動産」は不思議な商品。世界中に唯ひとつしかない。不動産業界での仕事、人とのつながり。いろんなことが起こる毎日。それを楽しんでします。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2012/05/15

うごくもの うごかないもの

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
     うごくもの うごかないもの
       ー人・企業・不動産ー
        平成24年 5月号
       まぐまぐ ID 99461
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

  第一部 

 ○ 「流れ」
 ○ 二極化
 ○ 挑戦 筋肉トレーニング


  第二部

 ○ スリランカ! スリランカ!
 ○ バンコック
 ○ 5月1日 メーデー 鈴蘭
 ○ 「あしたのパスタはアルデンテ」 原題 Mine vaganti 

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□




  第一部

 ○ 「流れ」

 最近「絆」「絆」とよく耳にします。
みんなが口にし、テレビや新聞・雑誌で目にします。
東日本大震災以降の不安な状況から、
われわれが拠りどころと出来、社会を成り立たせている基本的な理念を求めた結果、
「絆」という言葉を見つけ出したような気がします。

 へそまがり精神、斜視、天の邪鬼としては、正直あんまりこの言葉を好きではありません。
なんか縛られているような感じがします。
拘束されているようで硬直的です。
もっと自由な軽やかな表現がないものかなぁ、なんて不遜にも夢想していました。

 自分なりに一番関心のありやろうとしていることを列挙してみました:
1)ソーシャルネットワークといった最近の新しい話題とも結びついて、個人的なつながり・きずなを広めたり活性化しようと努めています。
2)年齢的には事業承継や相続といった問題を身近に感じていろいろ考え、実行に移しつつあります。
3)会社では仕事の効率化、計画・実行・改善といったサイクル履行、整理整頓活動、報告・連絡・相談というコミュニケーションに毎日注意を喚起しています。

 上記のようなことをいろいろその時々に考え、思いついたまま周りの人に伝えようとし、あまりうまく伝わらなくて焦るのですが、
これらを共通しているものがあるのではないかと考えるようになりました。
それが「流れ」という概念で、
荒っぽい形でこんな風に表現してみました。

 われわれは「流れ」である。
停滞してはいけない。
次へと流れていかなければならない。
われわれは次へと流していかなければならない。
受け取ったものを次へと手渡していかなければならない。
自分のところに留めてはいけない。
われわれは通過点である。
他者への通過点である。
自分のところに留めようとするのは我欲である。
すべて流すこと、流れること。

 まだまだうまく表現できていないのですが
すこしはこの感覚を分かって頂けるでしょうか。


 ○ 二極化

 山田啓二京都府知事(1954年生まれ)の講演を聞く機会があった。
明快かつ明瞭、明晰で非常に面白い話が聞けた。
納得する点が多かった。

 2002年に全国で2番目に若い知事として京都府知事になり、現在三期目。
2011年から全国知事会会長として活躍しているようだ。
こんな優秀な人がいるとは不覚にも知らなかった。

 大いに納得した話:
なんでも白か黒か、賛成か反対か、答えを二極化した設問をする傾向はいかがなものか。

 原子力発電に賛成か反対か。
再稼働に賛成か反対か。
節電に賛成か反対か。

 道州制に賛成か反対か。
など、など。

 マークシート式答案。
0 or 1、 ディジタル式発想。

 前提条件無視、
場合分け拒否、
ニュアンスなし。
問答無用。

 お前はあっちかこっちか。

 確かにどこかで決断しなければならない。
しかし、複雑なものは複雑なものとして、
難しいものは難しいものとして、
時間のかかるものは時間のかかるものとして、
謙虚に素直に対処すべきだろう。

 なんでも簡単に割り切ればいいものではないだろう。
絶対こっちが正しいと言い切れないときには
常に一歩離れて見ることも必要だろう。
ニュアンスをもって、ふくらみをもって、物事を判断しなければならないだろう。


 ○ 挑戦 筋肉トレーニング

 かなり自分で意識的に行わないとどうもすべて後退的精神構造になっていくようだ。
「ちじこもり」症候群とでも名付けるべき弱気になっていく。
それに抵抗するために「アンチエイジング」といったカタカナ語は療法のひとつとして役立つのかもしれない。

 元来新しいもの好きではあるのだが、最近いろんなことが面倒くさくなってしまうので、
心がけて新しいもの挑戦しようとしている。

 今挑戦しているのは iPad。
なかなか面白い。
また面白がれる自分にもチョット安心。

 もう一つのこととして「なにわなんでも大阪検定」を受験してみようかと考えている。
試験は7月1日らしい。
とりあえず申込を。

 まだまだがんばれるゾー といった感じ。

 それにこの二つ、仕事にも有効そう。
次から次へと学ぶべきことが出てくる。
一生勉強!(カッコいい!!!)
 

   第二部

 スリランカとタイのバンコックへ行ったのでそのことを中心に書いてみます。

 ○ スリランカ! スリランカ!

 スリランカ行きのツアーに三女と二人分を申し込んだときには、
なにも分からずただなんとなく行きたかっただけでした。

 出発の前日友人には
「明日からスリランカへ行きますねん」
「スリランカって何かあんのん?」
「いや、よう知りません。大したとこではないでしょうけど、
まぁちょっと観光してきまっさ」
とそんな感じで話しました。

 どこの町へ行くのか、なにをみるのか、全然知らず、
スリランカのことは何も勉強しないで関空から飛び立ちました。

 スリランカ。
誠に失礼いたしました。
素晴らしい国です。

 日本なんてどこにも見つからなかった2500年前の時代から、
高度な文化をもったすぐれた民族がすんでいたのです。
その歴史には目を見張るものがあります。
珍しい文字を持ち、仏教文化を確立し、
遺跡も各時代ごとの首都に維持されています。

 島の北の方に存在する最古の都アヌラーダブラ(2500年前)を始めとして、
紀元1世紀の石窟寺院の町ダンプッラ、
狂気の王が5世紀に宮殿を移した山奥の岩に立つシーゲリア、
10-12世紀にインハラ王朝が遷都した広大な仏教遺跡を残すポロンナルワ、
15世紀からの首都キャンディ、
仏歯寺、南端の避暑地リゾートの港町ゴールと、
九州と北海道の間くらいの広さで
現在2000万人の人口が住んでいる小さな国に
大都市コロンボ以外にこれだけの都と遺跡と文化がある。

 われわれが到着する直前、4月14日がお正月で
まだまだお正月休みの最中であった。

 特に印象に残った町はシーギリア。
 大好きな映画「イ ングリッシュ・ペイシェント」を想い起した。
岩窟に描かれた美女のフレスコ画。
紀元5世紀ダートゥセーナ王の2人の息子の争い。
平民血筋の母親から生まれた長男カーシャパと王族血筋の次男モッガラーナとの葛藤は世界中に共通するようなシナリオです。
カーシャパは父親を殺害、王位に就く。
古代から仏教僧の修験場であったシーゲリア・ロックに7年の期間をかけて宮殿を建造し、
首都アヌラーダプラから移り住む。
ただ首都として機能したのは11年間にすぎない。
インドに亡命していた弟モッガラーナが兄カーシャッパを破り王位に就く。
この宮殿跡がイギリス人により発見されたのは1875年、1400年の後のこととなる。
眠れる城、おとぎ話そのものである。

 もうひとつ特筆ものは文字で、
古代から立派な碑石に文字が記され歴史を語り継いでいるが、
丸い文字の形体は楽しい雰囲気を醸し出す。
T-シャツグッズもお土産用に売っている。
「かたつむりのような」と表現されているが、
トイレの案内を見ていて、男性小便容器の形に類似していると思ったのだが
いかがなものか。

 ○ バンコック

 世界大会が開催されるというのでタイへ行きました。
こういった国際大会はある意味お祭りなので中身はそれほど大したものではありません。
ただ実際参加して直接目にした事で気がついたことだけ書いてみます。

 開会式に加盟国の国旗が紹介されました。
オリンピlックや高校野球の入場式のようなものです。
(入場するのは旗だけですが・・・)
聞いたことのない、どこにあるのか知らな国々の国旗が次々と登場しました。
アフリカ、中南米、中近東には小さな国がたくさんあることが今更ながらよく分かりました。
国連にはこれらの国々がみんな参加し議論しているのでしょう。
あまりにも数が多いので一カ国ずつ発言していても莫大な時間が必要となるだろうなぁ、なんて 
大会場で漠然と考えていました。
それから意見の調整をして、紛争の解決を図るなんて、気が遠くなるような大変な作業だと、思いました。

 今年の会議で新規に加盟した国が3ケ国ありました。
そのひとつがブータンでした。

 国旗入場式の最後にタイとインドが登場しました。
タイは開催国として、インドは会長出身国として、ということですが、
なにか最近の世界情勢を反映している気がしました。

 水害で世界経済を騒がしたタイと発展著しいインド、
両国の世界経済への波紋を象徴しているようでした。
特にインドは元気なようで国旗入場でのインド人参加者の歓声は力強いものがありました。

 もう一つ、この大会に多数の参加者を数え、国旗入場時の歓声の大きさにも印象を受けたのは、台湾でした。
東日本大震災への義捐金の額の大きさにも驚かされましたが、
これは台湾人の性格もあるのでしょうが、
台湾の置かれている政治的立場とも関係があるのでしょう。
台湾が国際的な寄付をを盛んに行うのは、
国として外交活動ができにくい部分を補う意味でも、民間外交を行っているといえるのではないでしょうか。

 姿顔形・肌の色・言語が違い、歴史・経済・文化環境の異なるこれだけ多種多様の人々が
一堂に会しているのを目にするだけで人を殺し合う戦争の可能性を少しでも減らしているように思いました。

 スリランカの観光旅行の後タイを訪問して
この二つの国の共通点を考えました。
ともに仏教国であること。
鮮やかな色彩の仏像を目にしました。
立って難しい教えを説いたり、座って理念的な瞑想をしたり・世の人を救おうとするより、
ゆったりと身を横たえる姿の方がこれらの国々の仏教信仰には相応しいようです。
お亡くなりになる涅槃像だけでなくお昼寝の像もあるようで、
全くの平面の足の裏を見せて横になっているお釈迦さまの目の表情はなんとも不思議な表情です。
なごやかなのか、悟りを開いた穏やかなもののか、
なにか近づくものを誘惑するようなエロティックな奇妙な雰囲気を感じました。
横たわる巨大で色鮮やかな仏像から南方の湿度の高いねっちりした誘惑を感じました。


 ○ 5月1日 メーデー 鈴蘭

 5月1日をメーデーとして認識している労働者は日本に何人いるのだろうか。
そもそも日本に「労働者」たる意識を持った人がいるのだろうか。
社会党の大統領が選出されるフランスではまだまだ「労働者」なる意識が存在する。

 ただフランスでは5月1日はまず「鈴蘭の日」である。
パリの街角には郊外から採ってきた花を売る人がでる。
本当にどこででも鈴蘭を買うことができる。
昼ご飯に招待されて鈴蘭を親しい人に贈るのである。

 フランス語のウィキペディアの鈴蘭 muguet の項目では
フランス、スイス、ベルギー、アンドーラ(つまりフランス語圏)での伝統的行事とのことと説明されている。
花言葉では「戻ってきた幸福」。
1982年からフィンランドの国花らしい。
結婚して13年経ったのを鈴蘭婚とフランスでは言うらしい。


 ○ 「あしたのパスタはアルデンテ」 原題 Mine vaganti 

 前回にも書きましたが、映画のタイトルは無茶苦茶。
米英語はそのまま訳さず、カタカナにするだけ。
英米語だけかと思うと、これは2010年製作のイタリア映画。
題名から辛うじてイタリア映画らしいことはうかがい知れる。

 しかしながら、こんな素晴らしい映画になんというタイトルをつけたものか。 
もったいない話だ。 

 父親とふたりの兄弟の物語。
創業者でマッチョな父親と彼を手助けして働く長男と次男をめぐっての継承問題。
二人ともゲイだとは!!! 
イタリアの田舎町で突如発覚する同性愛問題。

 家族と家族を取り巻く人々の人間関係が交錯し、
過去の思い出時間とも混じりあい、
異性と同性が同じ平面で愛を感じ合う。
それぞれの人たちが内に抱えている物語を少しずつ開示する。

 自分自身のの個人的夢・希望・人生と家族。 

 様々な愛の形:素直になれない、伝わらない、遂げられない異性への愛。
隠しきれない、深い結びつきの同性への愛。
家族という繋がりのある肉親への愛。
そして一番の基底に存在する人間への愛。
様々な愛の形が響きあいストーリーを織りなしていく。

 すばらしい作品なので、ご推薦申し上げます!!! 

 それはそうとイタリア語の原題はどういう意味でしょうか。
訳してほしいものです。


 今回はこれくらいにしておきます。
最後までおつきあいありがとうございます。

◎うごくもの うごかないもの -人・企業・不動産-
  のバックナンバー・配信停止はこちら
⇒ http://archive.mag2.com/0000099461/index.html




最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る