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2008/03/29

未来の国の株式情報

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≪来週から新年度入り、トレンド転換はあるのか≫

メールソフトが完全ではないのですが復旧しましたので(非常に不安定ですが)、
連絡は少しスムースの行くとは思いますが、日本へ帰って修理するまでは安心で
きません。

前回はこう書きました。≪「トレンドに逆らうな」が投資の鉄則です。トレンド
には長期もあれば中期も短期もあります。自分がどのスパンで投資しようとして
いるのかによって対象商品を変えていると思います。世界はまだ混沌としていま
す。中長期では現在下落トレンド、短期的には上昇トレンド(初めか終わりかは
別にして)です。≫

昨日の東京は後場の「予想外」の上げで終了しました。短期的上昇トレンドが、
これで終わったのか否かは即断できません。「予想外」とは後場の上げに参加し
なかったあるいは下げを予想していた人の感想でしょう。果たして予想外の出来
事なのでしょうか。25日線で跳ね返されたかっこうですが、ではこれで短期的
上昇は終了なのでしょうか。

私は何度も何度も繰り返しこう話しています。

≪トレンドに逆らうな≫

株式投資を長年やられてこられた方には21世紀に入ってのマーケットは非常に
「読みにくい」とお思いになられていることと思います。特に1980年代のバ
ブル時代と比較してみるとその違いがお分かりになると思います。現在の政治家
や一部大企業のトップがこう言っているのを目にします。

「なぜ日本の企業の株価はこんなに安いのか、PERは低いし、利益は史上最高で
すし」と。つまりマーケットがおかしいと言わんがばかりの発言を繰り返してい
ます。そのとおり、20年前からの「常識」から見れば日本の株価はおかしいの
です。株価の決定要因が何であるかについては様々な見解がありますので説明は
しませんが、伝統的見解では現在の株価を説明することは出来ませんし、投資で
勝つこともかなわないでしょう。

株価は「利益水準」や「PER」など伝統的数値を参考にしても妥当株価を算定す
ることは出来ません。どんなに決算数値がよくても来期予想がよくても株価は下
がる時は文句なく下がります。では何を基準にして売買をすればよいのでしょう
か。

≪トレンドを把握すること≫が第一歩です。トレンドには短期中期長期とありま
す。まず長期トレンドをどう把握するかです。2003年から昨年までの東京市
場の長期上昇過程は世界的好景気(特に新興国)に支えられた日本の大企業業績
の好転が金融機関の不良債権処理終了と相まって、7600円から18400円
に2.4倍もの上昇を見ました。昨年から半ばすぎからの大きな下落の発端はい
わずと知れた「サブプライム問題」の影響です。現在のようにグローバリスムの
時代日本の政治家が「対岸の火事」というような態度で世界を見る限り「株価の
暴落」は理解の範囲外でしょう。
長期トレンドとその転換点を見つけるには、世界をくまなく見つめ起きる出来事
の連関性をつかむことです。今回の下落は3年ほど前から予想はしていました、
しかもITバブル崩壊を上回る規模でおきるであろうと、その発端は米国住宅バ
ブルの崩壊であろうと。現在のマーケットのプレイヤーは誰でしょうか、東京で
は70%が「外人」そのほとんどが投資銀行かヘッジファンドでしょう。つまり
彼らの投資スタンスを理解することが大切です、彼らのディールに逆らっても損
失が膨らむばかりでしょう。過去のよき時代の「個人」はいないのです。証券会
社の推奨銘柄と伝統的投資スタイルで勝てる時代ではありません。企業のファン
ダメンタルを無視しろといってるのではありませんが、それに近い意識をもつこ
とが現代では重要となっています。

「外人」(ここでは投資銀行とヘッジファンド)は≪絵を描きます≫、つまり自
分の思うとおりの相場にするために様々な仕掛けをします、時には戦争までも。
しかし彼らも時代の大きな動きに逆らって仕掛けることは不可能です。トレンド
に逆らうことは自分の首を絞めることになるからです。世界を見ること、情報を
集め分析し世界の趨勢を見極め大きな長期的トレンドをまず掴むことです。そし
て今東京マーケットであれば長期下落過程のどの位置にあるかを推察することで
す。しかし世界の出来事を分析することなど個人にとっては至難の技でしょう。
ではどうするか、信頼できる人からの情報を大切にすることで解決するのが次善
の策です。私たちは長期のトレンドの把握からはじめ、現在の位置を確認し短期
中期の傾向を予想します。個別銘柄の探求はしません、なぜならあまり意味がな
いからです。外人は、システム売買をコンピューターを駆使して行います。そこ
で選ばれる銘柄は、「指数」です。指数をシステム取引する限りよい株も悪い株
もいっしょくた、何で優良株がこんなに下がるのだろうと思っても意味づけは不
必要です。全体まとめて売買するので「なぜわが社の株が下げるのだろう」との
旧態経営者の嘆きが聞こえるのです。

さて、短期的に4月は上昇するのでしょうか。

まだブルネイにいます。4ヶ月のブランクを埋める為腰を落ちつけて業務にいそ
しんでいます。目処は立ちましたのでそろそろ一度帰国しようとは考えています。


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■発 行:東京フィナンシャルグループ
   
■編 集:高橋 誠(Makoto Takahashi)
    E-mail: macotto@alma.co.jp
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トラブルに対しては発行人はその責を一切負いません。
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