2010/01/04
経営のパートナー
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ 2010年1月4日発行 第1・3週月曜日発行 メールマガジン:経営のパートナー VOL4 <経営学で企業を再生する> 【E-mail】tate@agate.plala.or.jp 【HP】http://www9.plala.or.jp/keiei-techno/ ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ ■CONTENTS■ VOL4.コスト・ダウン ●開発・設計段階でのコスト・ダウン その3・コスト情報の不足によるロス ●閑話休題「コスト・ダウンも創造的経営の一環」 ●企業体質強化改善診断のご案内 ●書籍出版 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ ●開発・設計段階でのコスト・ダウン その3・コスト情報の不足によるロス 設計段階で製品コストの80%が決まってしまうとなれば、設計段階で徹 底したコスト追求が必要となります。そういった意味から、設計段階でVE 活動を行うと、より効果的なコスト・ダウンが可能になるといわれているの です。 そこで、よりよいVE活動を行うためには、コストを知ることから始まり ます。これは、設計担当者も、他部門の担当者も同じです。そのための必要 なのがコスト・テーブルなのです。 コスト・テーブルとは、設計担当者や他部門の担当者にコストに関する情 報を与えるものであり、部品の機能追及の結果である代替案を、コストで正 しく評価したり、逆にコスト・テーブルから代替案を引き出すヒント(新材 料・新製造方法・新機能など)を提供したりするものです。 仮に、設計担当者が加工の難易(構造、形状、寸法など)を考えず設計を 行っていたとしたら、その部品の機能を、最低コストで満足させることがで きなくなります。 機能が同じならば、材料も削りやすく、加工もしやすく、形状も簡単で加 工費の安くなるほうがいのです。 では、設計部門において、どのようなコスト・テーブルを整備したらよい のでしょうか。具体的には、次のような内容のものが考えられます。 (1)材料に関するコスト・テーブル どの材料を使用したら、最も安くなるかを選択するものです。 具体的には、 ●材質とコストの関係 ●材料の形状、板材の板厚、棒材、線材の径とコストの関係 ●板材1平米当り板厚、棒材1m当り径とコストの関係 などをテーブル化しておきます。 (2)精度に関するコスト・テーブル 一般に機械部品は、加工に加えてその表面を仕上ることが多く、仕上は、 荒仕上、並仕上、上仕上などがあり、よい仕上面を得ようとすれば高い加工 費になります。 そこで、 ●加工精度コストの関係 ●嵌め合い交差とコストの関係 ●主要機械別に一定の仕上程度とコストの関係 などをテーブル化しておきます。 (3)表面処理に関するコスト・テーブル 材料の表面を美観、防錆、耐酸など処理しないものはほとんどありません。 通常、考えられる表面処理方法は、塗装、メッキ、アルマイト処理、焼入れ、 焼戻し、熱処理などがあります。 そこで、 ●塗装の処理・仕上程度・色数とコストの関係 ●メッキの種類・メッキ厚とコストの関係 ●浸炭焼入れで浸炭深さとコストの関係 などをテーブル化しておきます。 (4)方法に関するコスト・テーブル 製作工数は工作法、または設備力によって大きく異なってきます。たとえ ば、材料を切断する場合、シャー切断もあれば、ガス切断もあります。ある いは手鋸切断もあります。 孔明けも直立ボール盤やラジアル・ボール盤もあれば、多軸型ボール盤、 ジグ・ボール盤もあります。これらによって製作工数は大いに異なってきます。 コスト・テーブル化の内容としては、 ●使用機械とコストの関係 ●加工工程とコストの関係 ●使用治具・取付具とコストの関係 などが考えられます。 (5)総合的なコスト・テーブル 一般的に設計者は、ギリギリのスケジュールに追われ、図面検討の時間も 十分に取れないのが実態です。このような状況の中でコスト・テーブルを活 用させるためには、材料費と加工費を含めた総合的なコスト・テーブル化を 図ることです。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ ●閑話休題「コスト・ダウンも創造的経営の一環」 創造する経営に徹していいる企業ほど問題意識は高いものです。問題意識 は、経営環境によって大きな差異が生じてきます。10年1日のごとき経営 をしている企業では問題意識など生まれようとしても、生まれるはずはあり ません。経営の危機さえ、予測することはむずかしく、売上不振になり、利 益の大幅な減少によって始めて目覚めるのです。 しかし、こうなってしまってからでは手のつけようがありません。“変だ なぁ”と企業の中の誰かが気づいたならば、早くその原因を追究することで す。常に現状打破の理想の火をかかげることによって、問題意識を創成し、 展開してゆくことが望ましいのです。 ドラッカーのいうように「創造する経営」に徹している企業ほど問題意識 は強く、高いものです。そこで、企業において経営者や管理者が挑戦すべき 目標は、次の3つにしぼられているといっても過言ではありません。 (1)現在時における経営効率を大きくしなければならない ●経費の効率的使用 ●作業の改善 ●情報システムの構築 ●組織の柔構造 ●モラールの向上 (2)現在時における企業内の潜在意識を発見し、実現させなければならない ●人材開発と能力開発 ●研究開発 ●マーケティング計画の効果性 ●マネーフローの効率性 (3)現在時における企業を、事実の異なった将来に備えて、つくりかえな ければならない ●将来に対する企業の体質改善(技術革新・製品開発・市場開発・投資活動等) この3つの経済的課題は、相互関連するものであり、すべて現在という同 一時点で果たさなければならないものです。それだけに、将来に視点をおい て、目的意識を明確にする必要があります。目的意識を明確にして、長期的 に実行してゆくところに、創造的経営が可能になってくるのです。 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ ●企業体質強化改善診断のご案内 先の見えない時代だからこそ、企業体質を強化する絶好のチャンスです。 企業体質強化改善診断は、あなたの会社に潜む赤字体質を指摘し、企業体 質をより強く改善するための処方箋を作成するものです。 詳しい内容につきましては、「企業体質強化改善診断資料」と明記のうえ、 FAXにてご請求ください。 ■FAX:03-5913-9197 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ ●書籍出版 11月24日政経研究所から下記の書籍を出版しました。価格は、税込で 9,800円です。 業績向上・人材開発をめざす 人事・総務部門のための 「すぐに役立つ目標管理」 購入ご希望の方は、送先を明記のうえ、下記へお申込みください。 【E-mail】tate@agate.plala.or.jp ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ◆生産方式・セル生産方式へ移行したい ◆在庫品を削減したい ◆製品開発業務の期間を短縮したい ◆人的セールス活動を強化したい ◆事業の再構築を図りたい ◆目標管理の導入・定着を図りたい ◆人事評価制度をつくりあげたい ◆コスト・ダウンを図りたい 「経営テクノ研究所」にご相談ください。 【HP】http://www9.plala.or.jp/keiei-techno/ 【お問合せ】tate@agate.plala.or.jp ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 【発行元】経営テクノ研究所 〒110-0008東京都台東区池之端1-4-29 ライオンズマンション池之端305 TEL&FAX:03-5913-9197 【発行責任者】経営テクノ研究所 所長 舘 義之 【事業内容】コンサルティング・企業内研修・講演会・執筆 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


