民主主義と資本主義の折り合いを目指す理念と方策
――TontonSystemのメールマガジン 第123号――――――――――――
★ 民主主義と資本主義の折り合いを目指す理念と方策
日本発のグローバルスタンダードへ!
2005年04月01日号(不定期発行)
---------------------第123号の目次-------------------------------
1 お知らせ
■ 「もうそう日記を開始しました」
2 今週のコラム
■「NHKのCM放送、一部認可」
3 今週の一言
■「投票率の予想が外れました」
4 次号(第124号)の予告
5 TontonSystemとは
6 TontonSystemのホームページ
7 利用配信システム
8 登録・解除・アドレス変更
9 バックナンバー
10 注意事項
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1 お知らせ
■「もうそう日記を開始しました」
当メールマガジンをご愛読いただきありがとうございます。
さて、3月25日より当ホームページ上で「もうそう日記」を開始しました。
ブログ風の日記で、テーマは自由です。ただし実際は「今週の一言」の簡易
版のような内容になりそうです。
是非ご覧ください。http://www.tontonsystem.com
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2 今週のコラム
■「NHKのCM放送、一部認可」
フジテレビとライブドアのバトルに日本中が気を取られている間にNHKの
受信料不払いは増加し、ついに300万人を超えた。国会でも大問題になり
大激論の末、僅差で一部の番組には広告を流すことが認められた。
これは郵政民営化がうまく進まないで焦っていた小泉首相とNHKの民営化
を狙っていた「小さな政府推進会議」が主体となってロビー活動した結果で
ある。反対派はアメリカ大使館に呼びつけられたという話である。
これによりNHKは受信料不払いによる収入不足を補うことができ、かつ民
需圧迫という批判もかわせることになる。
問題はどの番組にCMを設定するかである。またNHKだからCM料も公開
入札だと主張する議員も多い。
結局、「NHKCM導入審議会」が設立され、CMを流す番組やスポンサー
の選定、さらにCM料なども審議することになった。どうやら大河ドラマと
紅白はプレミアがつくらしい。
総務省は緊張感のある番組制作ができ、娯楽性と公共性の確保ができたと自
画自賛しているが民放各社はライバルが登場して困惑気味である。
ある民放関係者は「CMを一部導入したが、CMの境界線はいずれあいまい
になる。NHKの本音は収入の確保だけではないか」と言っていた。
視聴者の間でも「CMを見せられてかつ受信料を取られたらかなわない。
受信料を大幅に下げるべきである」と不満を漏らす人も多い。
NHKが完全に民営化するのか、それとも半国営放送で行くのか、国論は二分
している。政府をチェックするはずのジャーナリズムがNHKや既存のマスコ
ミにあるのか疑問は多い。
以上、エイプリール・フール新聞の社説(4/1)を掲載しました。
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3 今週の一言
■「投票率の予想が外れました(千葉県知事選挙)」
千葉県知事選挙の投票率は43.28%で前回より6.40%上昇した。
結果は次の通りである。
当 960,125(46.22%)堂本暁子候補 無現
954,039(45.93%)森田健作候補 無新
162,684( 7.83%)山田安太郎候補 無新
(無効票16,202)
ホリエモンVSニッポン放送・フジテレビのバトルが千葉県の有権者に変化を
与えたかもしれない・・・・。
選挙前のマスコミ予想では、堂本候補の圧勝だった。投票1週間前に行われ
た世論調査ではダブルスコアに近かった。さらにどの陣営も投票率を30%
前後と予測していたようだ。
しかし実際は接戦で森田候補との差はわずか6000票あまり、しかも投票
率のアップというおまけ付きだった。つまり選挙のプロ達が大きく間違えた
のである。
この結果には、マスコミと両陣営だけでなく千葉県の有権者も驚いたようだ。
筆者もその一人である。
筆者が間違えた理由はマスコミ情報に頼りすぎたこと、そして筆者の住む地
域での状況を県全体の状況と勝手に判断してしまったことである。
投票日からだいぶ経ったが、筆者なりに改めて選挙結果を検討した。
全県的に見ると、78市町村のうち30市町村は堂本候補が勝ち、残る48
市町村では森田候補が勝った。しかし、人口の多い地域で勝った堂本候補が
森田候補の票を上回ったのである。
両者の特徴はそれぞれ勝った市を比べてみるとその違いが分かりやすい。
堂本候補の勝った市
市川市、浦安市、船橋市、習志野市、千葉市、松戸市、柏市など
森田候補の勝った市
木更津市、市原市、君津市、東金市、勝浦市、鴨川市など
千葉県の地図に詳しい人ならこの分布はすぐにわかるだろう。堂本候補の勝っ
た市をつなげば東京都と千葉県の境にある江戸川沿いの市川市から千葉市に至
る「京葉ベルト」になる。しかし同じ京葉ベルトでも千葉から先は森田候補が
勝った。
乱暴な見方をすれば、堂本候補の勝った市は東京への通勤圏、森田候補の勝っ
た市はそれが難しくなる地域とも言える。
そこで地域的な差から、今回の選挙結果をこじつけると次のようになる。
東京への通勤圏を「東京圏」と置き換えると、それ以外の地域は「地方」にな
る。つまり現職に投票せず、若き?新人候補、それも知名度の高いタレント候
補に投票したのは地方の有権者ということになる。
今回の投票率は43.28%で前回より6.40%上昇した。前回と比べ、投
票率が減少している市は佐原市と東金市だけである。
投票率は全体的に上昇しているが地域差がみられる。東京圏は5〜9%である
が地方は8〜14%と東京圏より高い傾向を示す。
特に木更津市が13.21%、富津市が14.01%と上昇幅が著しい。これは
森田候補の「アクアラインの値下げ」が効いているのかもしれない。
東京圏も上昇しているが、それでも全体の投票率より低い市の方が多い。例え
ば、市川市は36.2%、松戸市は38.16%でどちらも県議補選が同時に
あったのにもかかわらず低調であった。一方、東金市は前回より下がったとは
いえ投票率は65.84%である。
いずれにしても東京圏より地方の方が投票率は高いのである。つまり投票率で
みれば地方は盛り上がったが、東京圏はそれ程でもないということである。
もちろん今回の選挙に限ったことではないが。
何故地方では投票率の上昇幅が大きく、かつ森田候補が優勢なのか考えると、
東京圏と地方の格差の拡大が理由ではないかと推測される。
千葉県は全国的にみれば首都圏に属する。その点では経済的には恵まれた方で
ある。それでも千葉県の「地方」は東京圏と比べて格差が開き始めていると感
じられる。
ただしこれは「地方」が東京圏より貧しいことを意味しない。仕事不足や過疎
などの不安が東京圏より大きいのである。
千葉県の「地方の人」は現状に対して変化を求めたのではないだろうか。堂本
候補は反自民ではない。千葉県議会とも対立関係にあるわけではない。むしろ
もの分かりの良い「妥協の人」である。
以上のことを考慮すれば次のような結論を得る。
東京圏の有権者は消去法で堂本候補に投票し、地方の有権者は変化を求めて森田
候補に投票した。極論すれば、リベラルが堂本候補に投票し、保守が森田候補
に投票したとも言えるのではないだろうか。
投票の1週間前から始まった森田陣営の堂本候補に対するネガティブキャンペー
ンはなりふりかまわないものだった。「社会主義の本質を隠した、全国最高齢の
堂本知事を倒せ」とか「子供のいない、結婚もしていない堂本知事に、少子化
問題は解決できない」とか批判した。
筆者は堂本候補の支持者ではないが、「森田候補を応援する石原都知事なら高
齢はいいのか」と突っ込みを入れたくなる。政策の中身と結果を具体的に検証
するのが正論なのにこれでは戦前の「鬼畜米英キャンペーン」と同じ発想である。
しかし今回、自民党県議団は知名度の高いタレント候補を担いで保守層を掘り
起こしたとも言える。しかしそれでも東京圏では一歩及ばなかった。
地方における保守層の復活は、小泉政権にも今後影響が大きいと思われる。経
済のグローバル化が進めば日本の大都市圏以外の地方はますます内需が減少し
疲弊していく。
小泉首相が以前のような人気がないのも地方がそろそろ我慢できなくなってき
たからである。今後行われる総選挙では地方の票は今回の千葉県知事選挙と同
様に票が読めなくなるのではないだろうか。
まさにどれだけの人が「変化」を求めているかやってみないとわからないので
ある。マスコミの事前予想も信用できなくなったからである。
保守層の復活は見方を変えればナショナリズムの台頭でもある。アメリカに頭
を押さえられている小泉首相にとっては頭の痛い問題である。
千葉県知事選挙の結果は、自民党内部における「都市派」と「地方派」の対立
にも大きな影響を及ぼすだろう。
大都市圏と地方の対立を解消するうまい方策はない。将来大きな「調整」は避
けられない。これを協力して乗り越えることができるかどうかで意見が分かれ
るだろう。
筆者はトントンシステムが有効と考える。
追伸
森田候補は「アクアラインを800円にして、建設に伴う1兆6000億円の
負債をどうやって返すんですか」と堂本候補に聞かれると、「首都圏の知事た
ちで胸襟を開いて話し合えば、何とか解決できる。私はこれで失礼します」と
帰ってしまった。その後、4回開かれた合同演説会に森田候補は一度も参加し
なかった。
具体策を示せなかった森田候補は無責任と感じる。
ホリエモンは強引だが実績はある。 森田候補は実績がない分、ローカル・マニ
フェストで詳しく説明すべきであった。昨年の夏頃から立候補の噂はあったの
だから時間的余裕はあったはずである。イメージだけで選挙されてはかなわない。
一方、堂本候補は無党派層候補からの脱却を宣言したが、八方美人的な政策運
営で実績がいまひとつである。だから堂本候補もイメージを売り物にしている。
すなわち両候補とも具体策があるようで実際はなく、イメージ選挙の枠から出
られなかった。だからこそタレント候補が善戦したのである。
知事選と同時に行われた県議補選は民主党が3議席取り、自民党は1議席しか
取れなかった。県自民党は知事選を事実上勝ったと浮かれているが、結果は負
けたのである。
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4 次号(第124号不定期発行)の予告
「新しいインターネット・メディアに関連する話を掲載する予定です」
ご期待ください。
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5 TontonSystemとは
TontonSystemとは民主主義と資本主義の折り合いを目指す理念と
その具体的方策です。TontonSystemを理解するには、現状の民主主
義と資本主義の問題点、そして経済原則とは何か、市場原理とは何
か、を理解する必要があります。TontonSystemは、現状ではハード
ルはかなり高いですが、やるだけの価値はあると思います。
★TontonSystemの全文はホームページに記載してあります。
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6 TontonSystemのホームページ
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