バンクーバー映画留学日記  RSSを登録する

ダメ営業マンを辞め、男29歳にして映画監督になる事を決意した筆者TOMO。3年半バンクーバーにて映画製作をし、日本に帰国した後、株式会社インディゴ・フィルムズを設立。夢に向かって突き進む筆者の奇跡的な話や映像制作の裏話をお届けいたします。

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2009/02/05

<インディゴ・フィルムズ通信>ラジオに出演します!

2009/2/5  No.244◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆


         バンクーバー映画留学日記通信
         (改め)
         インディゴ・フィルムズ通信
         http://indigofilms.jp/


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ラジオに出演します!

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こんにちは。
トモです!

まずは、ラジオ出演お知らせです。
今日(2月5日)19時から、サウンド・ブランディングの寺石さんが
DJをつとめるラジオ番組に登場します。

寺石さんとは、神田昌典さんがプロデュースしたテレビ番組
「はたらくげんき」がきっかけでお話するようになったのですが、
先日パワーランチをして意気投合!
今回のラジオ出演につながったのでした。

番組の中では、昨年行った映画マーケット「AFM(American Film Market)」
での経験を通じて学んだ、日本人が世界の映画界で生きていくための
コツ(!)や北米の映画状況、さらにはカナダで映画を学んでいた頃の
話などなど、僕の経験をもとに話をさせていただきました。

ラジオ番組でお話するというのは初めてだったので、ちょっと
緊張しましたが、映画マーケットの裏話など面白い話ができたの
では?と思いますので、聞ける方はぜひお聞きください。
寺石さん選曲の気持ちいぃ音楽も楽しめると思います。

■SOUND BRANDING 寺石章人さん
http://soundbranding.jp/

■SHIBUYA FM(周波数 78.4MHz)
「SHIBUYA MOVIE FORUM」 
2月5日(木)19:00〜19:57
http://blog.ameba.jp/content/shibuya-fm/


※ 電波が弱く、渋谷近辺のみ、しかも、ラジカセのアンテナを
 戸外に出すと聞けるそうです(笑)。
 カーステレオだと銀座〜駒沢〜目黒あたりの幹線道路でも
 聞こえるとのこと。これを機に車を走らせてみてください!

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AFM(American Film Market)のご報告
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さて、バンクーバーでの映画学校卒業後、すぐに製作を始め、
4年間かけて完成させた僕の長編映画第一作、「The Tears of the Rabbit」を
ハリウッドに売り込みに行く、「ハリウッド売り込み大作戦!!」という
無謀計画。

まとめてご報告をしていなかったので、今回改めてご報告します!

★「The Tears of the Rabbit」公式サイトはコチラ
http://www.rabbit-movie.com/


最後はパスポートをなくして足止めを食らうという予想外のエンディング
でしたが(笑)、3週間に渡る無謀旅行は、数々の幸運な出会いに恵まれ、
かなりエキサイティングなものになりました!!

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● 北米で最も大きな映画マーケット、American Film Market
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今回、僕らはAmerican Film Marketという、北米で最も大きな映画
マーケットに突撃してきました。
http://www.ifta-online.org/


American Film Marketでは、1週間に渡ってサンタモニカのホテルを
2つ借りきり、65カ国から約8000人が参加して映画の売買が繰り広げられます。

約450社がホテルの各部屋にブースを設けて商談を行い、この結果に
よって各国に映画が卸され、映画館、テレビ、DVDなど、視聴者の元に
届けられるようです。


総額100万円近くもするブース出展は出来ませんでしたので、
僕らがした事と言うと、


・450社すべてに廻って売り込みを行う事と
・バイヤー・バッチをつけた人たちに道端で話しかける事!!(笑)


扱っていたのがSF時代劇アクションというB級映画でしたので
(将来的には予算の大きいA級娯楽大作を作ります!!)、その時点で

「うちとは毛色が違う」

「予算が低すぎるから扱えない」

と断られました。

やはり最終的には売れないと意味がないので、相応のクオリティが
求められていましたね。
仕方ないです。

一番多かったお断り文句は、

「今回は販売を目的に来ているので、作品は探していない」

と言うのでしたが、その方々には販売担当の人の名刺をいただき、
後でDVDを郵送しました。

そんなこんなで、450社、ほぼ制覇しました。
いや、いいすぎかな(笑)。
アニメ専門会社やファミリー映画専門の会社などありましたので、
おそらく430社くらいには飛び込んでいったと思います。

そのうち、丁重にお断りいただいたのが、約8割(笑)。

でも20-30社が興味を持ってくれたんです。


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● 映画を世界に売り込む方法
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僕らの売り込みは非常に単純でした。
各企業がブースを設けているホテルの部屋は基本的に皆、ドアが
開いていましたから、着物に袴にカウボーイ・ハットかぶって(笑)、
「ハロー!!」とノコノコ入って行って

「私の名前はトモです。東京から来ました。SFサムライ・アクションを
売りに来たのですが、ご興味ありますか?」

と言うだけ。
ここで「ノー」なら「サンキュー! ハブアグッデイ!」とさっさと言って帰ります。

もし「イエス」なら

「1分だけくれれば予告編を見せる事が出来ます。」

と言います。

「1分だけ」と言えば、30秒後にアポイントがない限り、
99%はオッケーしてくれます。


こんな事をやっていて気づいたのは、「サムライ・アクション」という
キーワードには非常に多くの人達が反応するという事でした。

「ラスト・サムライ」、「キル・ビル」以降、日本文化に対する感心が
高くなり、「サムライ」、「ニンジャ」などのキーワードはニーズが非常に
高いように感じました。

だから今はチャンスですよね。


予告編を見せる上でスーパー役に立ったのが、iPhone!!!!
iPodはスピーカー機能がないので、見せるにはイヤホンをつけてもらわないと
いけないんですが、iPhoneはそのまま見てもらえる。

パソコンを持って歩きまわったら重くて疲れちゃうけど、iPhoneなら
全く問題ありませんし、アメリカはiPhoneを使っている人が非常に多
いので、見てもらうのに抵抗感もありません。


オッケーをもらえたら、2秒で予告編をスタートさせられるように、
メニューや音量も調整しておきます。
見てもらいながら、簡単なあらすじと見所を話すんですが、毎回同じ
パターンなので、暗記してある英語を話すだけ(笑)。

予告編を見た後に聞かれる事もたいてい同じで、それもある程度予測して
暗記しておいたので、傍から見ると非常にスムーズに交渉しているように
見えたと思います(笑)。


こういうやり方をすれば、英語が苦手な人でも映画の売り込みが出来るん
じゃないかと思います。

僕はA型の心配性なので(笑)、A4サイズで30ページ分くらいの文章を
事前に書いておきました。英会話の先生に文法を直してもらい、
出来る限り暗記して臨みましたが、結局、AFM期間中に話した事は、
おそらく2ページ分くらいでした(笑)。


予告編を見て「いいね!」と言ってくれる人は、割と多くいましたから、
その時点でじっくり話すか、アポイントを取って後日訪れるか、
DVDとチラシを渡すかしました。


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● 映画を作るならハイビジョン以上のクオリティで!!
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たくさんの人と話をしてみて難しさを感じたのは、やはり、ハイビジョン
ではないデジタル・カメラで撮った映画は、基本的クオリティの問題から
「商品にならない」という考えが一般的である事ですね。

2年くらい前から50万円前後で買えるHDおよびHDVカメラが出回り
始めましたが、僕が「The Tears of the Rabbit」を撮影し始めたのは4年前。

当時では良い方だったパナソニックのDVXというカメラも、
4年も経ってしまうと必然的に見劣りしてしまいます。

もし今から自主映画を作ろうと考えられている方は、HD以上のもので
撮る事を心からおススメします。


それから言われたのは、もっと予算をかけてレベルの高いストーリー、
演技、アクションでないと売れない、と何度も言われました。


昔は「B級アクション」という市場があったものの、いまやハリウッドの
スタジオは何十億、何百億という予算をかけてアクション映画を作るので、
普通のアクションではダメだ、と。

酷評されて傷ついた回数もしばしば(笑)。。。

あらすじを話すと興味を持ってくれる人と予告編を見て「おっ!」と
思ってくれる人はたくさんいたんだけれど、その先に進むのが、
かなり大変でした。


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● 役に立ったサラリーマン時代の経験!!
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、、、と、
色々な事がありましたが、最終的には、
運良く扱っていただける会社さんに出会う事が出来ました(イエイ!!)。

まだ交渉中なので、決裂する可能性も十分ありますが、、、、
今後、彼らが世界中の配給網に販売していく予定です。

経済危機の影響からか、全般的に今年の売買は非常に「スロー」だと
多くの人が言っていました。

数億円、数千万円で作られた映画でさえ「なかなか売れない」と嘆いて
いた方々をたくさん見ていたので、100万円で作った映画にとっては
奇跡的な事!


ここで役に立ったのは、その昔、コンピュータの営業マンをやっていた
時に学んだ、「とにかく数多く回る」という概念でしょうか。

新人営業マンの頃は、はなから売れる事なんて期待されていませんから、
評価の指標は「どれだけ多く回ったか」だけ。
僕なんかは大きなビルに入って、上から下まで飛び込んで数を稼いだ
記憶があります(笑)。


僕が「人生に無駄はないんだなぁ」って思うのはこういう時ですね。
ビジネスの世界が嫌で、夢だった映画の道に飛び込んだものの、
いま僕を救ってくれてる多くの事は、
サラリーマン時代の知識と経験なんですよね。


人生何が起こるか分かりません。
そのとき、そのときを一生懸命生きると後々に生きてくるんですね。


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● 奇跡の連発!!!
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それから、これ以上に奇跡的な事があったんです!
「The Tears of the Rabbit」を見て、

「予算が低すぎて映像クオリティは低いし、ストーリーもダメダメだけど、
君にはアクションを扱う映像センスがあるから、次回作にお金を出そう」

と言う、映画プロデューサーの方と出会う事が出来たんです!!!

この方は日本での映画製作経験もあり、
業界30年以上の大ベテラン、アメリカ人プロデューサー。

「リング」や「呪怨」など「Jホラー・ブーム」をアメリカおよび
ヨーロッパ市場に作り出した事で知られている方のようです。

滞米中に三度ほど打合せしましたが、どうやら彼の中では、
「次はJアクションだ!」という算段があるようでした。

彼の自宅に食事に招かれて行ったんですが、彼の視聴室には「修羅雪姫」や
「Red Shadow / 赤影」など、日本映画のポスター貼られていました(笑)。

★「修羅雪姫」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%AE%E7%BE%85%E9%9B%AA%E5%A7%AB

★「Red Shadow / 赤影」
http://ja.wikipedia.org/wiki/RED_SHADOW_%E8%B5%A4%E5%BD%B1



彼とこのタイミングで出会えたのは正に奇跡!!


今、いろいろな人たちにご協力いただきながら、
脚本づくりをがんばっています。
http://indigofilms.jp/movie/action/script/boshu.html



まだまだどうなるか分かりませんが、来年以降は
再びアクション映画作りにもチャレンジしていきたいと思っています。



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● 失うものは、やっぱり何もなかった
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「100万円で作った映画をハリウッドに売り込みにいく」


当初は多くの方々に白い眼で見られていた
今回の無謀計画(そりゃソウですよね、笑)。

全くのノー・コネクションでしたので、コネクションを探している時に

「どこの馬の骨だか分からない奴を紹介するわけにいかない」

とか

「どうせ最後に無謀な事やって充実感を得たいんでしょ?」

と言われて悔しい思いをしました。

ハリウッドに売り込みにいきます!とメルマガを出してからは、
呆れられたのか、メルマガ購読者さんも減っちゃいました(笑)。


でも、誰が何と言おうと、何と思おうと、自分が信じた事を貫徹し、
「行動あるのみ! 」なんだという事を改めて実感しました。


基本的に失うものって何もないし、

ポジティブなチャレンジャーには必ず扉が開かれる!

という事を信じて良かったです。


こういうチャレンジをすると、たっっっくさんの素晴らしい人たちに
出会えたり、いままで知っていた人たちの見えなかった美しい部分が
見えたりして、本当に楽しいんです。

「馬の骨」なんて言われましたが、
それでも「俺、無謀な奴好きだからさ」とか、「面白そう!!」と言って、
色々な情報をくださる方がいたり、たくさんの方々に
お世話になりました。

そもそも、100万円で映画が作れたのは、プロデューサーのHを始め、
たくさんの人達のサポートがあったから。

自分という存在は本当に色んな方々のご支援のもとに
成り立っているんだなーと改めて感じた3週間でした。

感謝感謝です。


でも、最終的には自分。
自分がどれだけ踏ん張れるか。


これからも「馬の骨」なりに無謀な人生を楽しんでいきたいと思います。


すみませんっ!今回のメルマガは長文になってしまいました。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!


本日も皆様にとって良い一日でありますように。




インディゴ・フィルムズ(http://indigofilms.jp/)
トモ

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インディゴ・フィルムズ通信
発行責任者: Tomo
発行URL: 
問合せ先: info@indigofilms.jp
配信: まぐまぐ http://www.mag2.com/(96659)

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