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2004/10/13

【3分ビジネス誌】『ゲーム事業の大失敗事例からわかった企業体質?パパン』 

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━━━━━━━━━━━━━【2004/10/13発行】━━━━━━━━━━━━
【現在の発行総部数:7891部】
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1.今日の記事テーマ『ゲーム事業の大失敗事例からわかった企業体質
                       〜ゲーム事業「パパン」』 

┌◇―――――――――――――――――――――――――――――――◇┐
│このメルマガでは、他業種ビジネスのネタから、自分の仕事などに活か │
│すために、あれこれ思考するための視点を提供したいと考えています。 │
└◇―――――――――――――――――――――――――――――――◇┘

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◆■■『 268億円の損失乗り越え復活 』〜バンダイ■■◆
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事業の失敗は、誰もがあまり触れたくないものである。後から冷静に考えると、
どうしてあんな変なことをしたのだろうと思うことも多いからだ。しかし、成
功のかげには、多くの失敗があるもの。その失敗には、どうも、自分の判断を
にぶらせてしまう原因があるようだ。
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<今日の気になる雑誌記事>[ 日経Associe 10/19号 ][68P]
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1996年、バンダイは、マルチメディア情報端末「ピピンアットマーク」を
発売した。しかし、年間50万台の販売を目標としていたが、実際は、5万台
の初期出荷で売れたのは1万台。

98年、バンダイは268億円の特別損失を計上し、事業を清算する結果とな
ったのである。
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ピピンは、CD-ROMが再生できるだけではなく、インターネットに接続で
きることが売りであった。

ピピンの構想は、当時の社長が口にしたことから始まり、プロジェクトが発足
し、進められていった。そこで、プロジェクトは、CD-ROMが使えるパソ
コン「マッキントッシュ」のアップルコンピュータとの提携を考えたのだ。
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■問題点1<意外なアップルの提携>

アップルはバンダイとの提携を受け入れた。しかし、アップルが提携を結んで
くれることを誰もが思っていなかったという。
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■問題点2<予想外のバンダイによるハード開発>

ハードは、家電メーカーに作ってもらい、バンダイはソフトだけを作るつも
りだったが、ハードを作る企業がみつからず、自分たちで作るしかなかった。
また、ハードまで作った方が、もうけが大きいという考えもあったのだ。

しかし、製造原価を落せず、本体だけで7〜8万円ほどかかっていたにもか
かわらず、メディアの予想価格に左右され、本体を49800円で販売した。
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■問題点3<突然のハードの特徴の切り替え>

本体の赤字をうめるため、ソフトの販売だけでは厳しい。そこで、インターネ
ットが普及してきた時だったので、プロジェクトの途中でCD-ROM再生機
から、インターネット端末へと変えることを決めた。しかし、通信速度が遅く、
サイトが整備されていない96年。インターネット端末は早すぎた。

「プレステ」や「セガサターン」が既に発売されており、ゲーム機として出し
ても成功しないと考え、インターネット端末で差別化をはかったのだ。
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■問題点4<販売方法の失敗>

店頭にデモ機を置き、お店で注文してもらい、商品を送るという販売方法をと
った。これは、アップルが、マッキントッシュと競合すると考え、店頭販売を
認めてくれなかったからだという。非常に面倒な購入方法だったのだ。
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■問題点5<バンダイのゲーム事業の体質>

当時、「時間がない」「予算がない」という言い訳をし、7割の出来であって
も、世に送り出すという負のサイクルが社内に蔓延していたのである。
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ダメだと思っても、プロジェクトや製作を続けてしまい、販売する。バンダイ
のゲーム事業は、リスクの大きいビジネスになっていた。

そこで、その反省から、「ストップ」か「ゴー」かの判断を早くはっきり出す
ようになった。例えば、最初に予算の5分の1の資金で、どのようなゲームに
なるのかを判断できるように、評価版を作らせる。それを体験し、検討するよ
うになったのである。

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▲▲ビジネスな視点▲▲
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今回の記事は、当時、パパンのプロジェクトの責任者であり、04年に常務に
就任した鵜之澤氏の話から書かれたものである。ピピン事業の失敗に責任を感
じ、鵜之澤常務は、辞表を提出している。

それに対し、会社は、辞表を受け取らず、「辞めずに事業の失敗を事業で取り
返せ」という返答だったという。常務はそれから奮起し、268億円の借金返
済も、ようやくメドがつくところまできた。失敗をバネに行動してきた結果だ。

冷静に読むと、このパパンのプロジェクトは、思いつきで進めている「行き当
たりばったりの計画」だと感じるのではないだろうか。失敗した後に気づいた
こともあるだろうが、なにかおかしいと感じたプロジェクトメンバーもいたは
ずである。

しかし、個人の冷静な判断よりも、会社の体質を優先してしまったのであろう。

また、行動経済学の「サンクコスト効果(人は投下した費用を回収しようとす
る)」から、コストを回収することが目的になって、かえって損失が膨大にふ
くらんだわけだ。

その失敗をどのようにリカバリーさせるかは、企業の常に変革する意識がある
かどうかに関係する。高額な勉強代を払ったが、バンダイは、パパンの失敗を
今も業務改革に活かしているといえる。

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◆◆◆ まとめ「今日のビジネスの気づき」 ◆◆◆
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失敗のウラには、「企業の体質」が影響している場合がある。その企業の体質
が個人の判断や意見よりも優先されてしまうのだ。うまく行かなかった時、
事業の失敗の共通点を知ることで、常に成長していく企業となっていく。
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『先制型プロジェクト・マネジメント―
 なぜ、あなたのプロジェクトは失敗するのか』長尾清一
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PMにこれから携わろうとしている方にもお勧め!
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★ふたこと日記★『大手百貨店で物産展』
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百貨店では、「北海道の物産展を開催すれば必ずあたる」と言われるくらい、
北海道の食の人気は根強いものがあります。

私も、物産展をみつけると、ついついのぞいてみたくなり、最近では、新宿の
京王、小田急そして、池袋三越(今週12日(火)〜18日(月)北海道大収穫祭
を開催中)に行きました。

しかし、同じ北海道の物産展の、大手の百貨店であっても、にぎわいは結構違
いますね。あまりにぎわっていないところは、確かに聞いたことが無い店が多
いです。。

それでも、どこへ行っても必ず、ソフトクリームは欠かせません!

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