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食生活に関係するそのときどきの最新の情報をお届けしています。中高年の肥満は注意が必要です。最近話題の食べ物、栄養の健康について11月号は「青汁」です。

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2009/11/18

食生活について語ろう[09/11/18〕89号 青汁

~☆ようこそ、食生活館へ☆~
2009年11月18日(水)発行・第89号 
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 ■食生活について語ろう■ご愛読者の皆様にお届けしています。
 紅葉が見ごろで、山から里へと降りてきています。関東でも銀杏並木の葉が黄色く色
づき始めています。いちょうの落葉が一気で、その上を歩いたり、走ったりするのも
クッションとなって気持ちがいいものです。天気のよい秋空の元、のんびりと散歩す
るのもいいですね。

不定期に最近話題の食生活について気になる最新情報をお届けします。
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《テーマいろいろ》
◎青汁 あおじる
  テレビのコマーシャルで最近よく青汁が紹介されています。青汁って何が使われてい
るの。材料として適している野菜類で新鮮なもの、無農薬であるということが大前提にな
りますが身体によいといわれておりますが、どのようなものか調べてみました。最も多く使
われているのが大麦若葉、ケールが殆どの製品に使われているようです。

◆大麦若葉
  大麦若葉は、10月~12月に種を蒔いて一般的に春先に新芽を摘み取って収穫します。
生命力が強く、さらに新芽は何度も踏みつけられる「麦踏み」という農法によっても生育
がよく伸びる元気な植物で1本の新芽の草丈20~40cm程度に成長したころの5~6本の新
芽に増えたころのものが大麦若葉として使われています。寒さに耐えたことで、栄養が凝
縮された大麦若葉が育つのです。穂が出る直前の若葉で葉緑素、カロチン、食物繊維、鉄
分、ナイアシンの栄養を多く含みます。

  大麦若葉は、あまり匂い、味にクセがなく、まろやかな風味で飲みやすいことから青
汁に多く利用されているようです。最近では、ジェットミル粉砕などにより、粒子が大変
に細かく調整され微粉砕化した大麦若葉は舌触りがよく飲みやすくなっています。

栄養成分的には、粉末概算で100g中でエネルギー210kcal、水分1.0g、タンパク質16.0g、
脂質4.5g、炭水化物20.5g、灰分8.7g、ナトリウム569mg、カリウム2,100mg、カルシウム
300mg、マグネシウム150mg、鉄20.5mg、亜鉛2.5mg、銅0.69mg、クロロフィル350mg、βー
カロテン3.500μg、ビタミンA550μg、葉酸150μg、食物繊維46.5g程度です。

若葉、新芽には他の緑黄色野菜と比較し活性酵素を除去する働きのあるSOD酵素
Superoxide Dismutaseが多く含まれます。
SOD えすおーでー 
  スパー・オキシド・ディスムターゼSuperoxide Dismutaseの略で抗酸化作用のある物
質とし活性酸素を取り除く酵素として存在しています。体内で過剰に発生した活性酸素
は、高血圧、糖尿病、ガンなどの生活習慣病を促進させ、老化を早め、体内でも生成され
るSODによって除去されます。老化とともにその能力が衰えるといわれておりSODを多く
含む食品として新芽、きのこがあげられます。

大麦は、イネ科で主に飼料とし利用されている作物でした。現在日本では消費量の90%近
くは輸入に頼っています。
米と大麦押し麦との比較で
米(精白米:エネルギー356kcal、タンパク質6.1g、脂質0.9g、炭水化物77.1g、鉄0.8mg、
カリウム88mg、ビタミンB1:0.08mgB2:0.02mg、ナイアシン1.2mg、食物繊維0.5g/100g
中)となります。

大麦押し麦(エネルギー340kcal、タンパク質6.2g、脂質1.3g、炭水化物77.8g、鉄1.0mg、
カリウム170mg、ビタミンB1:0.06mg、B2:0.04mg、ナイアシン1.6mg、食物繊維
9.6g/100g中)です。
カリウムと食物繊維が多く含みます。

大麦若葉は、新芽のパワーに加え食物繊維、鉄分、ナイアシンを多く含むとして青汁の健
康食品によく利用される所以となっているのです。



大麦若葉が使われる以前はよくケールが青汁に使われていました。いまでも、大麦若葉と
共に常に殆どの青汁に使われています。
◆ケールKale けーる
  アブラナ科、ヨーロッパ原産。若取りしたやわらかいケールが食物繊維、ミネラル、
ビタミンが多いことより特に青汁の健康食品として出回っています。
  結球せずきゃべつの最も原始的なものの原種といわれています。別名ハゴロモカンラ
ン、リョクヨウカンランといわれ日本への渡来は江戸時代中期オランダ人によってもたら
されたとされ古くに大和本草(1708年)の書物に記載があり明治時代以前に観賞用とし渡
来していた植物です。独特の癖のある味で日本人の味覚にあわず食用としての普及には至
っていませんでした。
一般には夏頃より秋口に掛け種まきされ成長は遅く3~4ヶ月かかって葉がかき取られるよ
うになります。耐寒性でケールの観賞用としたものが葉ボタンとしてみられ、春に茎が伸
び菜の花に似た黄色の花を咲かせます。12月より翌年の4月までに収穫するのがよく旬で
あり若取りしたやわらかいケールが食物繊維、ミネラル、ビタミンが多いことより特に青
汁の健康食品として出回ります。
100g中でケール(食物繊維3.7g、カルシュウム220mg、マグネシウム44mg、ビタミンA480μ
g、ビタミンB1:0.06mg、ビタミンB2:0.15mg、ビタミンC81mg)でありカルシュウム(鎮静
作用)、マグネシウム(カルシウムを定着させる)、ビタミンA(抗がん作用)が多いこと
がわかります。


製品によって、単品であったり、幾種類かの作物を組み合わせたもので各々の製品の独自
性を出しています。セコムでは、桑葉、抹茶、ゴマ若葉を使用しています。
◆桑の葉
 桑の葉には、有用な成分が多く含まれています。糖尿病になるはずのラットに桑の葉を
混ぜた飼料を与えたところ糖尿病にならなかったといいます。桑の葉は、漢方で桑葉(そ
うよう)と呼ばれ、咳を鎮める、解熱、むくみをとる、下痢や腹痛を治す、肝臓を強くす
る、肌をきれいにするなどといわれています。
脂質の吸収を阻害するデオキシノジリマイシン(DNJ)が含まれます。


◆抹茶
 明るい黄緑色をして茶せんでお茶を立てた時によい香り、甘味、うまみ、渋みが調和
し、渋みはタンニン、興奮作用のあるカフェイン、うまみの成分としてアミノ酸のテアニ
ン(鎮静作用)があります。
お茶木の根で作られるテアニンは葉に移動、日光に当たると酸化して渋味成分のカテキン
に変化するのですが日光を遮って育てられた新芽で、抹茶の原料にする茶葉(挽茶・碾
茶)、玉露、かぶせ茶などの茶葉にはテアニンが多く含まれ、お茶浸出液の煎茶に比べ3
~10倍も含みます。


◆ごま若葉
 リグナンゴマにはセサミンが通常のごまよりも7倍もおおいといわれています。セサミ
ンを始め六種類の抗酸化成分の成分の総称であるゴマリグナンが老化の原因となる活性酸
素を除去するとして最近注目を集めています。
不飽和脂肪酸が多くその中のリノール酸(必須脂肪酸)は、高血圧、動脈硬化の原因とな
るコレステロール値を低下させます。動物実験でセサミンとビタミンEを同時に摂取すると
セサミンが先に酸化されビタミンEは、無事に肝臓を通過し全身にいきわたりビタミンE
の体内残存量が多いことがわかっています。
 セサミンは、胡麻に含むポリフェノール、ゴマリグナン6種のひとつでゴマリグナンの
約半分を占め生胡麻に0.5%程度含みます。
ビタミンEとともにセサミンの抗酸化力が強く活性化させ、動脈硬化、心筋梗塞予防、保
湿、肝機能強化作用、自律神経調節作用を持ち生活習慣病予防に役立っています。特に肝
機能を強化しアルコールの分解を促進、アセトアルデヒドの生成を抑制します。


 青汁は、葉緑素を多く含みます。
◆葉緑素Chlorophyll ようりょくそ
  主に植物の葉緑体といわれるおもに植物の葉に存在する緑の細胞でその色素のことで
す。クロロフィル系色素でポリフィリン類ともいわれています。
光合成(太陽の光のエネルギーを利用し二酸化炭素と水から炭水化物を作り酸素を放出し
ている作用)を行う成分として存在します。ほうれん草、にら、春菊などの緑の緑黄食野
菜、昆布、ワカメの褐藻類に多く含まれ植物の葉緑体でビタミンKが生産されています。
緑黄食野菜をアルカリで処理すると変色しにくいのは、葉緑素が安定しクロロフィリンに
変化したことによるものです。アルカリ性で鮮緑色、酸性で黄褐色になります。

乾燥野菜にしてもかなり緑の色素が保てますが水分6~7%になると急速に褐色に変色しや
すいようです。お茶の栽培で日光を遮ると光合成のため不足する日光を有効に使おうとし
て、茶樹が葉緑素を増やすことによるものです。また、日光を浴びると茶樹が合成するア
ミノ酸(テアニン)からカテキンが生まれますが、覆いをしてある茶園では日光が余り届か
ないのでテアニンが多く含まれたお茶となるのです。

紫外線によって分解されやすく海苔、お茶の湿気は避け乾燥状態を保つのがよいでしょ
う。ビタミンC、酢で吸収をよくなります。アレルギー性疾患、体臭、口臭の消臭作用、
LDLコレステロール値を上昇させない、血液浄化、造血、抗炎、抗酸化作用があり利用さ
れています。


セコムのこだわり純国産「有機五彩の青汁」パウダータイプです。
五つの素材すべてが、純国産&有機JAS認定! それらをバランスよくミックスしました。
有機JASマークは、●堆肥で土作りを行なう ●種まき植え付けの2年以上前から栽培中は
禁止された化学肥料・農薬を使用しない ●遺伝子組み換えの種苗を使用しない
の生産基準をクリアして生産された有機(オーガニック)食品の証です。

このほかに他社の製品では青汁に加えられ、使われている植物として
明日葉、ゴーヤ、はと麦、緑茶、いぐさ、よもぎ、ほうれん草、メキャベツ、モロヘイ
ヤ、クレソン、ブロッコリー、甘藷、青シソ、健康茶といわれ古くから飲まれている、杜
仲茶、桑茶、グァバ茶、高麗人参のエキス分、食物繊維、オリゴ糖、イソフラボン、ギャ
バ、胚芽などをブレンドしているものもあります。

主に生食ができてアクの弱い野菜が使われています。食物繊維、カルシウム、野菜が不足
気味で食事コントロールが苦手で仕事に熱中されている人、食事作りが大変に感じられる
高齢者に補助的に利用することですすめられます。
牛乳、ヨーグルトや豆乳に混ぜたりするとさらに飲みやすく、また料理や菓子の材料とし
て使われています。
 青汁は緑黄色野菜として位置づけられると思われますので摂取目標基準量として120g/1
日程度としています。緑黄色野菜に含む水分量は、人参89.6%(ビタミンA:1,500μ
g/100g)、ほうれん草92.4%(ビタミンA:700μg/100g)、トマト90.9%、栗かぼちゃ76.2%、
小松菜94.1%程度を含んでいます。粉末で4gの青汁を96ccの水で溶くと、およそ緑黄色野
菜100gと換算します。日本人の平均摂取量は95g位ですから、常時過剰(3.000μg/1日以
上)に摂取することは、過剰症を招くことになりますのでご注意ください。推奨量は、750
~550μg/1日です。ご自身の食生活に合わせてのご利用をお願いします。




ときどきちょっとした注目の食品、話題(乳がんのリスクなど)につい
てトップページで記載してますので覗いてみてください。
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※表現の誤り、加筆したりしていますので今までに配信致しました分についての最新
情報は、ホームページよりご覧いただければと思います。
 
 ◎次回は、「マグネシウム」を予定しております。

気になる食生活情報を随時掲載お届けしてまいります。
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<ウィークリー女子まぐ!増刊号>Weekly Mag2<2008/1/28(月)~2/1(金)号>
<2007年12/24(月)~12/28(金)号><2007年8/6(月)~8/10(金)号>に紹介されています
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