2008/11/18
食生活について語ろう[08/11/18〕80号 コンドロイチン&グルコサミン
〜☆ようこそ、食生活館へ☆〜
2008年11月18日(火)発行・第80号
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■食生活について語ろう■ご愛読者の皆様にお届けしています。
関東地域は、11月に入って急に冷え込みが強くなったように感じます。窓越しの日
中の日差しは、心地よいですが、日差しのない朝夕、日中でも足元から冷えを感じま
す。
40歳代、50歳代ともなると、多くの人でどこかしら体調に支障をきたしてくることが
多いようです。そんなことから食品として健康食品が誕生したのかもしれません。薬よ
り副作用が少ない身体にやさしい食品です。これからの季節に足元を見直し元気にして
くれるかもしれないコンドロイチン&グルコサミンを取り上げてみました。
不定期に最近話題の食生活について気になる最新情報をお届けします。
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《テーマいろいろ》
◎コンドロイチン&グルコサミン
フシブシの痛みが、気になる人へと、よく健康食品でコンドロイチン&グルコサミ
ンが薦められています。軟骨の成分として存在します。
軟骨は、どのような成分からなりたっているのか、どのような働きをしているのかなど
コンドロイチン&グルコサミンを中心に徹底的に調べてみることと致しました。
特に軟骨が変性、縮小、消失してしまう変形性関節症は罹患すると膝、股、肘、手首、
指、腰、脊髄など、全身のさまざまな関節で障害が生じてきます。
最も多い関節の痛みとして膝の症状は、起床時などの関節のこわばり 、足の曲げ伸ば
しが不自由になる、しゃがんだり、正座に困難を伴い又は出来なくなる、膝を動かす
と、スムーズに動かずギシギシという音、摩擦音がする、重症時では足の変形、摩擦に
より関節内側の軟骨がすり減り関節が内側、外側方向へ傾き、O脚X脚になる、膝の歩行
時に痛みを感じる、長く座った後、立つのに時間がかかるり膝が伸びずなかなか立てな
い、歩く時に、膝が上がらず、すり足になって、少しの段差でもよくつまづいてしまう
などの歩行障害を引き起こしてきます。
寝返りを打つ度に、関節に痛みが起こり、その都度、目が覚め、おきて熟睡できない、
思うように動けないので、ストレスが溜まってうつ状態になる、少しの距離では痛みは
あまり感じれませんが長く歩いた後に痛みがでてくる、膝に水がたまる 、腫れて、熱
感があるなどです。
関節軟骨は他の骨のようにカルシウムは含まず、約80〜70%の水分と、土台として網
目のように張り巡らされたコラーゲン繊維が15〜20%、その隙間を埋めるようにムコ多
糖蛋白(プロテオグルカン:グルコサミン・コンドロイチン・ヒアルロン酸2%)とその
他8%のたんぱく質、脂質、糖質など10%で構成されています。
軟骨に十分に関節液が染み込んでいる場合は、スポンジ、クッションのように柔らか
く、弾力性を持った状態に保たれています。関節軟骨は常に関節液という粘液を含み、
関節の軟骨の表面は大変すべりやすく骨と骨が擦れあう時に生じる摩擦を非常に少なく
し骨にかかる衝撃を和らげるクッションのような働きをしているのです。その表面は、
非常に滑らかで、氷の6〜8倍も滑りやすくなっているといいます。
関節を曲げるときに関節軟骨に圧力がかかりますが、そのこ時に、関節軟骨から関節
液が押し出され、関節の曲げ伸ばしがスムーズにできるという仕組みです。
この軟骨が、加齢や物理的な要因で、傷ついたり、もろくなって崩れてしまうと、関
節がスムーズに動かなくなってくるのです。その後は徐々に骨と骨が直接擦れ合うよう
になり、関節痛、変形が起こってきます。老化により軟骨の水分が減少、弾力を失って
きて硬くなり、そこに負担がかかれば、関節を動かすたびに硬い骨と骨がぶつかりあ
い、関節が痛むようになってきます。
関節液が少なくなってくると、色も透明、乳白色から黄色味を帯びてきます。弾力性や
柔らかさが失われ軟骨が変質してくると、スベスベした表面がデコボコになり、一部が
小片となって欠けたりもするのです。直接に骨へ負担がかかってスムーズな動きができ
なくなりやがて、軟骨の骨が露出し、動かすたびに神経にさわって激痛が起こり始めま
す。痛みや違和感を感じた時は、すでに軟骨に変形が生じてきているのです。
骨の主成分は、コラーゲンとカルシウムで、骨には神経と血管が通っており栄養は血
液で骨に運ばれます。軟骨の主成分は、「コラーゲン」「プロテオグリカン」「水」の
3つで軟骨は神経と血管が通っていないので軟骨のまわりにある潤滑油のような働きを
している関節液を介して栄養の吸収、老廃物の排出をしているのです。
関節の老化、損傷によって軟骨部分の(コラーゲン、ムコ多糖)が減少してくることで
す。磨り減った軟骨の回復には、コラーゲン、グルコサミン、コンドロイチン、ヒアル
ロン酸の補給、筋肉、腱をしっかりさせるためには、適度な運動、骨を丈夫にするカル
シウムが必要になります。
コンドロイチンとグルコサミンが初期の変形性関節症の症状を改善し、軟骨保護作用が
あるといわれています。
コンドロイチンCondroitin
人体では軟骨、骨、じん帯、角膜、血管壁など結合組織に存在、水溶性、酸、アル
カリにやや不安定、アミノ酸を成分とする多糖類(ムコ多糖類:糖たん白質)です。コン
ドロイチンは、ギリシャ語で 軟骨を意味するコンドロスをその語源とし関節軟骨に多
く含まれています。
軟骨の保水を維持し軟骨分解酵素の働きを抑制する作用をがあります。関節の潤滑液で
はムコ多糖類の最も多い成分で関節の軟骨の構成成分の25〜40%含み水分を呼び込みプ
ロテオグルカン(グルコサミンなど)に水分を送り込んでいます。軟骨には血管が通って
いないのでコンドロイチンが運ぶ水分に含まれる栄養素を、軟骨は受け取っています。
さらに、プロテオグリカンからの老廃物を排出しています。
すなわち、コンドロイチンは、軟骨基質のプロテオグリカンに水を送りながら、栄養素
も送っていることになります。
コンドロイチンは軟骨を分解する酵素を抑制し、新しい軟骨の原料となるプロテオグル
カン(Proteoglycan:蛋白質にグリコサミノグルカンと呼ばれる多糖が結合した分子群の
総称・グルコサミン・コンドロイチン・ヒアルロン酸など)やコラーゲンの生成を促進
する働きがあります。
さらにグルコサミンとともに新しい軟骨の材料となるプロテオグルカン、コラーゲンの
生成を促しています。
鮭の氷頭(ひょうず)、フカヒレ、鮫軟骨、豚軟骨より健康食品とし製造されていま
す。コンドロイチンとグルコサミンを一緒に取り入れることにより新しい軟骨の形成促
進とともに保水、軟骨破壊酵素抑制を同時に行ないその相乗効果が期待されています。
コンドロイチンのネバネバの成分が美肌をつくり、肥満、老化、ドライアイ予防、関節
痛を和らげるとして利用されています。
人の加齢による軟骨のムコ多糖の減少の変化を見ると、加齢により減少するのは、コン
ドロイチン-4硫酸(コンドロイチン硫酸A :CS-A)であることが知られています。硫酸
基の位置によりコンドロイチン硫酸には、主にCS-A、CS-C、CS-DおよびCS-Eの4種類が
存在するようです。医薬品としてコンドロイチン硫酸ナトリウムが注射液で腰痛、関節
痛、肩関節周囲炎(五十肩)、神経痛など、点眼液で角膜表層の保護に利用されていま
す。経口摂取による副作用はまれに上腹部痛、吐き気を起こすことがあるといいます。
コンドロイチン硫酸塩(Chondroitin Sulfate) は、グルクロン酸(ムチン)、N-アセチル
グルクトサミン-6硫酸からなり、蛋白分解酵素で、蛋白質を分解し、除去しその後、ろ
過、濃縮、乾燥させて製造されています。
経口摂取されたコンドロイチン硫酸が血液中を移行、分子量が大きいので、いったん原
料であるグルコサミンに分解され、関節で再合成されるのではないかと考えられます。
ナトリウム塩は食品添加物の保水乳化安定剤として用いられています。妊娠中・授乳中
の安全性については充分なデータがないので、使用を避けたほうがよいとされていま
す。
グルコサミンGlucosamine
人体で関節軟骨の主要成分としてまた結合組織、じん帯、皮膚、心臓の弁などに
存在しその生成を促します。グルコース(ブドウ糖)と、グルタミン(アミノ酸)などより
合成されるアミノ糖で多糖蛋白質(プロテオグルカン:Proteoglycan)の成分、生成原
料、材料となっています。
グルコサミンはコンドロイチン(保水作用がある)、ヘパリン(ムコ多糖類・一般に抗凝
固剤として使われる)、ヒアルロン酸(ムコ多糖類)の成分として、コラーゲンを活性化
させ軟骨を潤す構成成分です。
グルコサミンには炎症を抑える作用と同様に、関節の炎症を直接的に抑える作用がある
とこれまで言われてきました。軟骨を破壊する酵素の働きを阻害、軟骨の構成成分で
あるプロテオグリカンの再生を促進させ軟骨細胞を修復する働きがあります。
甲殻類のかに、えびのキチン、キトサン(食物繊維)、動物の軟骨に含み、そのままで
は消化吸収が悪いため加水分解してグルコサミンというアミノ糖類の形にして吸収をよ
くさせています。
カニやエビなどの甲殻類の殻を希塩酸や希水酸化ナトリウムで処理をして、カルシウム
やタンパク質を除去したものがキチンになります。このキチンを濃塩酸で加水分解し、
キトサン(糖たんぱく質)が得られアセチルグルコサミン(N-acetyl-D-glucosamine )の
形で構成されていますので、さらに加水分解しアセチル基(CH3CO-)を除き精製してグル
コサミンとして得られています。
キチンより化学的にアルカリ処理しアセチル基を除き脱アセチル化して抽出、アミノ基
がアセチル化されたN-アセチルグルコサミンの形で、多糖タンパク質、ヒアルロン酸な
どムコ多糖体の成分となります。
グルコサミンは、糖尿病の人が摂取しすぎると、血糖値が上昇するという説もあり糖尿
病の人はかかりつけの医師と相談しながら使用すると良いでしょう。副作用は下痢や便
秘として現れることもあるようです。軟骨の形成を促し鎮痛作用があります。海外での
推奨量は1日量グルコサミン1500mg コンドロイチン1200mg程度です。
プロテオグリカン(プロテオグルカン)が再三登場してきました。
プロテオグリカンProteoglycan
プロテオグリカンは、ムコ多糖蛋白(プロテオグルカン:グルコサミン・コンドロイ
チン・ヒアルロン酸)を主成分として構成されています。コラーゲン繊維と網状にグル
コサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸で編まれたような形で存在しています。軟骨
がダメージを受けて傷ついたり、軟骨を分解する酵素がよく働かなくなると、コラーゲ
ンの網は解け、プロテオグリカンが減少しその軟骨は、衝撃に弱く、簡単に砕けたり、
水分も失われて柔軟性が無くなっていくのです。
軟骨は、水の出し入れをしていますが、軟骨が伸び縮みできるのはプロテオグリカンが
あるからでプロテオグリカンが沢山ある程、軟骨は水々しく、関節の曲げ伸ばしがスム
ーズにできるのです。
ビタミンCはコラーゲンの主成分であるヒドロキシプロリンとヒドロキシリジンの形成
に必要です。 グルコサミンが体内で変化していくには多くの酵素やビタミン、ミネラ
ルなどが必要です。構成能力を高めることが大切で、さらに肝機能を強化させることが
必要です。 栄養バランスの取れた食事をすることが第一に求められるのです。
健康食品では、さらに血流改善に生姜、鎮痛に西洋ヤナギ、コラーゲンの合成促進す
る筋骨草などの有効成分を各種組み合わせることによって相乗効果を生み出しより一層
有効に作用させています。
変形性関節症の対策に大切なのは、栄養バランスのみならず1kgの体重増加で、
1歩、歩くと片方の膝への衝撃は3〜5kg増えるといわれ、膝にかかる衝撃の負担は体重
の2乗に比例するともいわれています。肥満体の人では体重を減らすことが軟骨への
負担を軽くしてくれるのです。
ときどきちょっとした注目の食品、話題(食の安全アクションプランなど)につい
てトップページで記載してますので覗いてみてください。
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※表現の誤り、加筆したりしていますので今までに配信致しました分についての最新
情報は、ホームページよりご覧いただければと思います。
◎次回は、「アミノ酸」を予定しております。
気になる食生活情報を随時掲載お届けしてまいります。
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