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猫は人の足を踏みながら通る。猫が膝に来るとトイレに行きたくなる。など、なぜだか猫が行う「猫のおきて」の数々をつぶさに検証。飼い猫「ち」の思わず笑える日常ものぞいていただけます。

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2009/02/22

猫のおきてVol.189「猫毛は果たして茶柱か?」

 猫は人の足を踏みながら通る。猫はすりすりする。などなど、どういうわけでだか猫た
ちが決まってする行動の数々。このメールマガジンでは、そんな愛らしくも不可解な行動、
習性を「猫のおきて」と呼び、それにまつわるあれやこれやについて大まぢめかつ勝手気
ままに考察してまいります。筆者の周囲の猫たちの日常も、覗いていただけます。

 さて、本日は猫の日。でも何だか、今号は、猫的話題からどんどん外れてしまったよう
な…。ま、それも猫ゆえの融通無碍として、ご笑覧くださいませ。

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 猫のおきて Vol.189
     猫毛は果たして茶柱か?

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 猫と暮らしていて、しかも当方のように猫毛フェルトなどを作っていて、しかもずぼら
なタチだと、まあ、生活全般、猫毛まみれである。色の濃い服に付いたりすると、かなり
目立つ。それでも、うちで過ごしているときは気にしない。外出するときだったら、さす
がに身だしなみ上、取り除いたりするが、あとはまあ、基本「いいや」ということで暮ら
している。

 ある日、紅茶を飲もうとしたら、カップの中に猫毛が浮かんでいた。白、黒、暗褐色の
ティッキング(毛が段染め状になっていること)が特徴的な、ヘディ猫の毛である。
「いつの間に…」と思いつつ、しかし私は慌てず騒がず猫毛を取り除き、何事もなかった
ように紅茶を飲む。
 読者諸賢には、ずぼらだなー、と思われたであろうか。でも私からすると、猫の毛は、
期せずしてお茶に入ってしまうもののうちでは、「いいや」という範囲である。
 期せずしてお茶に入ってきて「いいや」と思えないもの、私の場合、それは何と言って
も「蛾」だ。

 当家はかつて、多摩丘陵の端の小山の上に数年間住んでいたことがあり、家は雑木林に
囲まれていた。自然に恵まれた気持ちのいい環境なのだが、不可避的に、「虫」が沢山いた。
 網戸で防いでいても、古い家のあちこちの隙間から虫は入ってくる。夏の朝、出かけよ
うと思ってがらりと戸を開けると、その衝撃で戸の上にいたムカデがばさっと落ちてくる。
風呂場では、カマドウマの鳴き声が、入浴中でも騒々しく響いている。夜、「がつっ!」と
大きな音がして網戸にぶつかってくるのはカブトムシ。そして、眠りにつき、人が動きを
ひそめると、コオロギの鳴き声が絶対に部屋の中からだろう、というほど近くから聞こえ
てくる。どこにいるか確かめようと起き出して灯りを点けると、その動きを警戒して、鳴
き声はぱたりと止む。
 しかし、当家には「きゃ〜!! いや〜ん、ムシよぉ〜!!」などと黄色い声を挙げて騒ぎ
周囲をうんざりさせる人間は、一人もいなかったのが幸いであった。皆平然と暮らし、何
の問題もなかった。

 とはいえ、そんな無頓着な当家の者たちもさすがにがっかりするのは、蛾がお茶や味噌
汁のお椀に落ちてきたときである。
 蛾のことであるからそれは夜間で、夕食時が多い。灯りを目指して飛んできた蛾が、食
卓の上の電燈にぶつかり、湯呑みなどに落ちてしまうのだ。 あっ!と思っても時すでに
遅し。蛾はもがいてバタバタと羽を動かし、水面にみるみる鱗粉が広がっていくのだった。
この、「水面にみるみる鱗粉が広がっていく」のは、蝿や蚊などにはない、蛾独自の現象で
ある(もちろん、蝶でもそうだろうが、蝶にお茶に飛び込まれた経験は私にはまだない)。
 これを見たときの一種寂寥感にも似た脱力感は、経験した人でなければわからないだろう。

 それに比べれば、ヘディ猫の毛など、むしろ茶柱と言ったっていいくらいなものである。
 と、そんなことを考えていたら、猫毛本の出足が結構好調との知らせが。
 おお! もしややっぱり、「猫たわけ」にとって、猫毛は茶柱かも!

*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*

●と、猫の日であるにもかかわらず、全くどうでもいい感じの今回の話。大半を割いてい
るのは「猫毛」ではなく「蛾」ですが、まあ、これも猫からの連想と、お見逃し下さい。

●ところで、今回の原稿を書きつつ、どうもこういうこと、以前「猫おき」で書いたんで
は? という気がしました。すなわち「猫毛は茶柱である」、「蛾が味噌汁に入る」みたい
なことなんですが。自分ながらウロオボエなのが情無いです…。もしご記憶の読者諸賢が
いらしたら、ご教示下さい。
 足かけ9年ほど配信しているので、さまざまなテーマについて、「これって書いたんじゃ
なかったっけ?」と思うことがしばしばあります。ここらで総目次作って、データベース
化したいのですが。(←ムリ。すぼらだから、そういう細かい仕事)

●今明かされる、黒猫「ち」が実家に行ったわけ
 長らく読んでくださっている読者諸賢は、当方のもとにいた黒猫「ち」が、数年前に実
家に行ったのをご記憶と思います。読者諸賢にもご愛顧いただいた「ち」が、なぜ実家に
行ったのか、その理由は今まで「猫のおきて」上でも書きませんでしたが、それを今回、
@nifty語ろ具に連載中の「子猫の町蔵日記」で、初めて書いています

現在掲載されている、最新20号にて。
http://golog.nifty.com/cs/catalog/golog_article/catalog_004483_1.htm

●茶房高円寺書林の「書評カレンダー」
 猫の日にちなみ、絵本『黒ねこのおきゃくさま』(福音館書店刊)についての書評を当
方が書かせていただきました。そちらの写真にも、黒猫「ち」が登場しています。どうぞ
ご覧下さい。
http://kouenjishorin.jugem.jp/?cid=31

●今回のアンケートは、猫毛がお茶に入っていたときの扱いについてです。ご意見、エピ
ソードなどはコメントボードへ、ぜひ。

問:自分で入れたお茶に、もし猫の毛が浮いていたらどうしますか? 

◆気にせずそのまま飲む
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0000072Q0028573A16eae
◆毛を取り出してから飲む
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0000072Q0028573A26811
◆その茶を捨てる
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0000072Q0028573A399e8
◆その他
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0000072Q0028573A4ec53

○結果を見る
┗ http://clickenquete.com/a/r.php?Q0028573Cead9
○コメントボード
┗ http://clickenquete.com/a/cb.php?Q0028573P00C3a26

締切:2009年02月27日23時00分
協力:クリックアンケート http://clickenquete.com/

※アンケートへのご回答、ご記入いただいたコメントにつきましては、「猫のおきて」や
他の媒体に掲載することがございます。予めご承知おきください)
※アンケートのシステム自体についてのご質問は、
クリックアンケート http://clickenquete.com/に直接お願い致します。

●本のお知らせ
『猫毛フェルトの本』 発行:飛鳥新社 定価1100円
 既に書店店頭に並んでおります。入荷していない書店でも、取り寄せのご注文ができま
す。書店でのお楽しみのご提案を、以下に挙げましたのでお試しくださいませ♪
http://nekoke.com/Entry/38/

また、アマゾンはじめ、ネット書店でも販売中です。
http://www.amazon.co.jp/dp/4870318997/ref=nosim/?tag=nekonookite-22

●開催中 Catアートフェスタ
 丸善の丸の内本店で開催中の、「Catアートフェスタ」。
(http://www.maruzen.co.jp/Blog/Blog/maruzen02/P/5485.aspx)
 その会場ギャラリーの入口では、猫関連書籍も集めて販売されていたのですが、その中に
『猫毛フェルトの本』も、入れていただいていました♪ 
 猫作品を鑑賞するだけでも、購入目的でも、どちらでも楽しめる展示で、お勧めです♪

会期:2009年2月24日(日)まで
時間:9:00〜21:00 (最終日は16:00閉場)
会場:丸善 丸の内本店(丸の内オアゾ) 4階ギャラリー
http://www.maruzen.co.jp/corp/shop/marunouchi.html

本日2月22日(日)は、猫の日スペシャルイベントで、ライヴなどもあるそうです。

●猫毛フェルト・ワークショップ、ご依頼あればいたします
 先日2月11日に茶房高円寺書林の猫毛フェルト・ワークショップがご好評で、「また実
施しないのですか」とお問い合わせいただいたりしております。猫毛作業をしても問題な
い会場と、ある程度の参加人数が確保できましたら出張いたしますよ。日程や場所などの
条件もあると思いますが、まずはお気軽に、メールにてお問い合わせくださいませ。

●猫毛ならぬ猫ひげの話題、写真など、ブログ「猫のおきて」にアップしていますので、
合わせてご覧下さい。
http://nekono-okite.cocolog-nifty.com/

ご感想やリクエスト、お問い合わせもお待ちしています! メールやブログのコメントな
どで寄せ下さいませ。

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「猫のおきて」(Vol.189)2009年2月22日発行(ほぼ2の日発行)

【著者・発行者】馨歩 あらため 蔦谷耕書堂 あるいは 蔦谷K
(皆様の呼びかけやすい名前で、何でも結構です)
【E-MAIL】 bon-neko@mbi.nifty.com
【ブログ「猫のおきて」】http://nekono-okite.cocolog-nifty.com/
【ブログ「猫毛フェルトの部屋】http://nekoke.com
【@nifty「子猫の町蔵日記」】http://golog.nifty.com/feature/koneko/index.htm
【サイト「盆猫」】 http://homepage2.nifty.com/bon-neko/

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