2009/02/02
猫のおきてVol.187「ねこけ」か「ねこげ」か
猫は人の足を踏みながら通る。猫はすりすりする。などなど、どういうわけでだか猫た ちが決まってする行動の数々。このメールマガジンでは、そんな愛らしくも不可解な行動、 習性を「猫のおきて」と呼び、それにまつわるあれやこれやについて大まぢめかつ勝手気 ままに考察してまいります。筆者の周囲の猫たちの日常も、覗いていただけます。 今回は、このところの重点テーマである「猫毛」について。その「言葉」について考察 しています。猫おき定番の「ああでもないこうでもない」感をお楽しみくださいませ。 ======================================== 猫のおきて Vol.187 「ねこけ」か「ねこげ」か ======================================== 年初にはブログ『猫毛フェルトの部屋』開設、今月中旬には『猫毛フェルトの本』の発 行を控え、このところ否応なく猫毛まみれな当方の日常である。 ところでこの「猫毛」、当初からよくご質問されたのが、「ねこけ」か「ねこげ」か、と いうことであった。あるいは、「猫毛フェルト」ではなく、「猫フェルト」でもいいのでは? という意見もある。 まず、「猫毛フェルト」であり、「猫フェルト」にしなかったのは、意味をより限定した いと思ったからだ。「猫毛フェルト」なら、「猫」の「毛」の「フェルト」以外の意味には ほぼとれないが、「猫フェルト」の場合、「猫のためのフェルト」、「猫が売っているフェル ト」、「猫が作ったフェルト」など、多くの可能性が考えられる。その辺を予め避けておき たかったのだ。 ということで、「毛」を入れたわけだが、「ねこけ」か「ねこげ」かということについて は、正直なところ、読者諸賢には、どちらでお読みいただいても結構で、全く問題ない。 ただ、『猫毛フェルトの本』のタイトルでは、「ねこけふぇると」とルビも印刷してある し、『猫毛フェルトの部屋』のドメインは「nekoke.com」であるから、まあ当方のつもりと しては、「ねこけ」なのである。 なぜ、「ねこげ」でなく「ねこけ」なのか。理由は二つある。 まず一つ目は即物的散文的な理由で、ワープロソフトでの入力しやすさ。当方はローマ 字変換入力であるから、「nekoke」と打ち込んで変換する。と、100パーセント「猫毛」と なる。しかし、これが「nekoge」だと、多くの場合「猫下」、あるいは「猫げ」と変換され るのだ。「猫下」って……、という感じである。 自分の中で、音が「ねこげ」であると思いながら、変換効率のために、打ち込むときは 「ねこけ」と換えるのは、まあいちいち細かい心理的ストレスになる。じゃあ、変換登録 すれば? という話もあるが、だってそんな手間かけなくても「nekoke」と打てば「猫毛」 になるんだから、最初っから「ねこけ」でいいでしょう、ということだ。 そして二つ目の理由。自分の中ではこちらのほうが大きい。 「ねこ・け」ならまず「猫の毛」以外の意味にはとれないが、「ねこ・げ」の場合、当方は 「毛」以外の意味が頭に浮かぶのだ。すなわち接尾語としての「げ」で、「体言、形容詞の 語幹、動詞の連用形などについて、外から見て推測されるけはい・様子・感じ・傾向など の意を表わす。…の様子。…そう。いかにも…の感じ」(『広辞苑』)の意味。 つまり、「淋しげ」、「優しげ」などと同じ「〜げ」であり、「猫げ」と言うと、「いかにも 猫っぽい」ということだ。当方も、身近な猫らが、いかにも猫のやりそうな行動、しぐさ などを見せた時に「お前、そういうとこ猫げだなあ〜」などと使っていた。 しかし、書いてきて気付いた。じゃあ「ねこげフェルト」だと、「いかにも猫らしいフェ ルト」ということになり、その通りだから構わないのでは? ということに。 ……んー、それはそうなのだが。 *−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−*−* ●因みに古来、「筆の素材としての獣毛」というものもあり、その世界では、猫の毛は「玉 毛」と呼び習わされています。白い猫の毛だと「白玉」、茶色い猫の毛は「茶玉」とかね。 で、この話はあんまり触れたくないので、このくらいに。当方のいう「猫毛」と、筆素 材の「玉毛」は、全く別物ですから。 ●今回は久々の「ああでもないこうでもない」展開。結局どっちでもいいんですけどね。 さて、アンケートはその変換について。 問:お使いのワープロソフトで「nekoge」と入力して変換したとき、最初に出てくる表記 はどれですか? ◆猫げ ┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0000072Q0028411A1cd85 ◆猫下 ┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0000072Q0028411A26447 ◆猫気 ┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0000072Q0028411A30550 ◆根焦げ ┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0000072Q0028411A47205 ◆寝漕げ ┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0000072Q0028411A5e197 ◆猫解 ┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0000072Q0028411A6bb39 ◆猫夏 ┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0000072Q0028411A7dabd ◆その他 ┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0000072Q0028411A8136a ○結果を見る ┗ http://clickenquete.com/a/r.php?Q0028411Cb300 ○コメントボード ┗ http://clickenquete.com/a/cb.php?Q0028411P00C7c3e 締切:2009年02月10日23時00分 協力:クリックアンケート http://clickenquete.com/ ※アンケートへのご回答、ご記入いただいたコメントにつきましては、「猫のおきて」や 他の媒体に掲載することがございます。予めご承知おきください) ※アンケートのシステム自体についてのご質問は、 クリックアンケート http://clickenquete.com/に直接お願い致します。 ●●●各種ご案内●●● ●『猫毛フェルトの本』出版記念ワークショップ ・日時:2月11日(祝・水)14:00〜17:00の、ご都合のよい1時間程度 ・会場:茶房高円寺書林 (東京都杉並区高円寺北3-34-2 TEL:03-6768-2412) 詳細は、http://nekoke.com/Entry/20/ をご覧下さい。 ●次回キリ番は7777 @「猫毛フェルトの部屋」 先般ご案内したブログ「猫毛フェルトの部屋」の初回キリ番、2222番は、なんと当方自 身が踏んでしまいました… 間抜けなことで恐縮です…。 というわけで、キリ番ゲットのギフトはキャリーオーバーで、次回はキリ番は7777(に ゃにゃ・にゃにゃ・にゃにゃ・にゃにゃ)、ぜひ覗いてくださいませ。 ○ブログ「猫毛フェルトの部屋」http://nekoke.com/ ●本のお知らせ 『猫毛フェルトの本』 発行:飛鳥新社 定価1100円 2月17日〜19日あたりに書店店頭に並ぶ予定です。アマゾンでもご購入いただけます。 『猫グッズ図鑑』 発行:河出書房新社 定価:1470円 http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309270708 猫毛フェルトも2ページ記載。好評発売中。 ●nifty語ろ具で連載中の「子猫の町蔵日記」。子猫の町蔵がまさに貰われそうになってい る時期まで展開しました。こちらもどうぞご覧下さいませ。 「子猫の町蔵日記」 http://golog.nifty.com/feature/koneko/ ●間もなく立春。春になってきたので、また猫的フィールドワークの記事も載せますね。 ご感想やリクエスト、お問い合わせもお待ちしています! メールやブログのコメント などで寄せ下さいませ。 ======================================== 「猫のおきて」(号外)2009年2月2日発行(ほぼ2の日発行) 【著者・発行者】馨歩 あらため 蔦谷耕書堂 (猫おきブログを今、この名で運営してますので。あと「蔦谷K」とか。 でも、ケイホでも何でも、皆様の呼びかけやすい名前で、何でも結構です) 【E-MAIL】 bon-neko@mbi.nifty.com 【ブログ「猫のおきて」】http://nekono-okite.cocolog-nifty.com/ 【ブログ「猫毛フェルトの部屋】http://nekoke.com 【@nifty「子猫の町蔵日記」】http://golog.nifty.com/feature/koneko/index.htm 【サイト「盆猫」】 http://homepage2.nifty.com/bon-neko/ 【配信システム】購読申込、購読解除、バックナンバー閲覧は下記にて。 melma! http://www.melma.com/mag/84/m00052884/ ( melma!の購読解除 http://www.melma.com/taikai/) カプライト http://cgi.kapu.biglobe.ne.jp/m/5925.html まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000096408.htm (まぐまぐの購読解除) http://www.mag2.com/m/0000096408.htm 【解除ならびに配信停止について】ご利用の配信システムの手順に従い、ご自分でお手続 き願います。(上記に「購読解除」記載のないシステムは記載してあるURLで解除手続 きできます)※このメールへの返信や発行者宛メールで解除依頼をなさっても、配信停止 はシステム上できませんのでご注意下さい。 ======================================== ■誤字、脱字、文字化け、不具合、御不明点がありましたらご連絡いただければ幸いです。 ■いただいたコメントなどは、記入者にお断りなく、ブログ上及び他の媒体でご紹介する 場合があります。予めご了承ください。 ■「猫のおきて」に掲載されている内容は、ご家族、ご友人などまわりの皆さんにどんど んお広め下さい。その場合「『猫のおきて』で読んだんだけどさ」と言っていただけると 嬉しいです。転載などなさる場合もお知らせいただけると嬉しいです。 ―――――――記事内容の全ての著作権は著者・馨歩に帰属します―――――



