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猫は人の足を踏みながら通る。猫が膝に来るとトイレに行きたくなる。など、なぜだか猫が行う「猫のおきて」の数々をつぶさに検証。飼い猫「ち」の思わず笑える日常ものぞいていただけます。

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2007/07/12

猫のおきてVol.171「ブートキャンプよりキャットキャンプ!」

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 猫は人の足を踏みながら通る。猫が膝に来るとトイレに行きたくなる。などなど、どう
いうわけでだか猫たちが決まってする行動の数々。このメールマガジンでは、そんな愛ら
しくも不可解な行動、習性を「猫のおきて」と呼び、それにまつわるあれやこれやについ
て大まぢめかつ勝手気ままに考察してまいります。筆者の飼い猫、黒猫の「ち」や、通い
猫の「ヘディ猫」の日常を、覗いていただけます。

 さて、ただ今世間を席捲中の「ビリーズ・ブートキャンプ」。猫おきも尻馬に乗ってト
レーニング話題です。さあこの夏は、猫おき読んで肉体改造だ!!(←?)

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 猫のおきて Vol.171

        番外 ブートキャンプよりキャットキャンプ!
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 昨日、久しぶりに体脂肪を計った。
 当家には体脂肪計はおろか体重計もないので、スーパー銭湯で計った。私は、立て込ん
だ仕事を終えたときや、ベランダ農園で肉体労働をした後など、大きな湯船に「だぁ〜」
と言いながら浸かったり、スチームサウナで汗を滴らせたり、露天風呂で脳天に手ぬぐい
をのせたりするのを自分へのささやかな褒美として、近所のスーパー銭湯に行く。昨日も
ちょっとした力仕事をしたのでスーパー銭湯に行き、そのときに計ってみたのだ。
 いい気分で湯から上がり、体脂肪計に乗った私は、一転して暗澹たる気分に突き落とさ
れた。体脂肪が、自分史上最多の数値だったのである。
 えええー! そんな莫迦な! 私は慌ててそれまでの記録を見た。私の場合、体重は2
キロくらいの幅で常に変動しているが、必ずしも体重に伴って体脂肪も増えるわけではな
い。去年2月に今回と同じ体重の記録があったが、その時より体脂肪は3%増えている!
 ……ああでも最近座業ばっかりだったし、走るのもさぼってたしなあ……、と思い当た
ることがないでもない私は、風呂上りの生ビールを我慢して1杯だけにとどめ、あること
を心に期して早々に帰宅した。

 心に期するところ、それはもう、あれしかないでしょう! 体脂肪を落として引き締め
るといったら、「ビリーズ・ブートキャンプ」!――と思ったら大間違いで、猫たわけの
ためには、もっとグレイトなプログラムが存在しているのだ。
 それは、「キャット・フレキシング」。ステファニー・ジャクソンが開発した「猫と一緒
に楽しむエクササイズ」だ。そのノウハウは著書『猫とやせよう! CATFLEXING/A Catl
over's Guide to Weight Training,Aerobics&Streching』(双葉社)で発表されているが、
要は、ダンベルなどの代わりに、猫の体重で負荷をかけながら行う筋トレである。書名は
『猫とやせよう!』だが、内容的には「猫でやせよう!」というのが正確だ。
 この本は日本では2000年に発行されたが、「ブートキャンプ」のようにブームには至ら
ず、私もその存在を知らずに、入手したのも2004年になってからだった。
 しかし、実際に見たらこれが何とも衝撃的で、ぜひご一読をおすすめしたいのだが、こ
の本は「実践の手引き」としてよりむしろ「エンターテインメント」として抜群である。
 だってそうでしょう、ざっと目次を見ただけでも、

   太っちょ猫を「よいしょ!」と持ち上げ
   えり巻き猫上体ひねりっ!
   座って巨猫を膝枕? ふくらはぎ運動

 などの項目が並ぶ。輪をかけて秀逸なのがその写真で、「長年(中略)ジムでエクササ
イズをやって」(前掲書)きた割にはややむっちりめの中年女性(著者ジャクソン女史)
が、猫を肩にしょってスクワットしている。猫を持ち上げてベンチプレスしている。猫を
背中に乗せて腕立て伏せしている。しかも、どれも満面の笑みをたたえて、である。
 そんなわけで私はこの本を涙を流して笑いながら読み、その後は当家の猫文庫に入れて
それっきりだったのだが、「体脂肪史上最高」の窮地で、フト思い出したのである。

 帰宅して『猫とやせよう!』に改めて目を通していると、都合よくヘディ猫が「にぁあ
〜ん」とやって来た。そこで私は彼女を持ち上げ、一番簡単そうな「立ちポーズで猫ちゃ
んをくるんと巻き上げ」を試みた。これはいわゆる「バイセプ・カール」というエクササ
イズで、上腕二頭筋のトレーニングである。同書の説明によると、こういう運動だ。
「膝を軽く曲げて立ってください。両手を伸ばし、手のひらを上にして、猫を乗せます。
肘は肋骨のあたりに固定して、ぐらぐら動かないようにします。自分の胸のほうへ猫を巻
き上げ、次に腕をいっぱいに伸ばして、猫を下のほうへ降ろします」
 ヘディ猫はもがいて手から飛び降りるということもしなかったが、「何だ?」というふ
うに怪訝そうである。「10から15回を1セットとして、これを3セット繰り返すくらいが
よい」と書いてあったが、ヘディ猫に気兼ねして3回ほどでやめ、他の運動を試みる。
 次は「猫のえり巻き? おじぎのポーズ」。これは背筋のエクササイズで、首の後ろに
猫をのせ、「床と平行になるくらいまで上体を倒し」、また背筋を伸ばしてもとに戻す運動。
ヘディ猫はおとなしくえり巻き状に私の肩にしょわれたが、上体を倒して床に近付くたび
に、おろしてもらえるかと勘違いして足を伸ばす。「10回から12回×2セット」とあった
が、5回目にとうとうもがき始めてエクササイズは中止。だって、押さえ付けて続けても
っともがかれたら、引っかき傷だらけになり、とてもエクササイズどころではない。

 そんなわけで「キャット・フレキシング」による 私の体脂肪削減計画は、残念ながら
頓挫したのである。
 しかしヘディ猫の態度は、猫としてフツウであろう。10回も20回も従容と上げ下げされ
ている猫は、相当動じないというか、ぼーっとしてるというか、ともかく傑物である。
 ジャクソン女史より、「キャット・フレキシング」のパートナーたる彼女の愛猫、「バッ
ド」と「マシ」に、ぜひ一度会ってみたくなった私である。

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●いつか、この本をご紹介する日が来るのを待っていました。「プロ猫会」さんがご紹介
なさっているhttp://plaza.rakuten.co.jp/proneko/diary/200409270000/のを見てすぐさ
ま取り寄せたのですが、このたび満を持してのご紹介です。

『猫とやせよう!』ステファニー・ジャクソン著(双葉社)
http://www.s-book.com/plsql/sbook_isbn?isbn=ISBN4-575-29141-2

 いや、良い本を教えていただき、プロ猫会さんには大感謝です!

●『猫とやせよう!』の画像をブログ猫おきに載せました。著作権的にいいかどうかわか
りませんので、クレーム来たら外します。ご覧になりたい方はアクセスお早めに〜。
http://plaza.rakuten.co.jp/nekonookite/diary/200707100000/

●前号「猫はロハスである」について、読者諸賢のご判定やいかに? と後から思いまし
た。で、久々にアンケートします。皆様の身近な猫たちのエピソードなども、コメントボ
ードにお寄せください。

問:猫は、ロハスである。

◆その通り
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0000072Q0021874A1de69
◆そうでもない
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0000072Q0021874A289f7
◆どちらともいえない
┗ http://clickenquete.com/a/a.php?M0000072Q0021874A334de

○結果を見る
┗ http://clickenquete.com/a/r.php?Q0021874C6784
○コメントボード
┗ http://clickenquete.com/a/cb.php?Q0021874P00Cbcc8

締切:2007年07月18日23時00分
協力:クリックアンケート http://clickenquete.com/

※アンケートへのご回答、ご記入いただいたコメントにつきましては、「猫のおきて」や
他の媒体に掲載することがございます。予めご承知おきください)
※アンケートのシステム自体についてのご質問は、
クリックアンケート http://clickenquete.com/に直接お願い致します。

●猫句募集●
 ブログ「猫おき」では、現在「節気の猫句会」として、毎月猫句を募集しています。
これからは7月の猫句をぜひお寄せ下さい。
http://plaza.rakuten.co.jp/nekonookite/diary/200707030000/
 投句もご感想も、ブログ猫おきのコメント欄へ、ぜひお願いいたします。

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「猫のおきて」(Vol.171)2007年7月12日発行(ほぼ、2の日発行)

【著者・発行者】 馨歩
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―――――――記事内容の全ての著作権は著者・馨歩に帰属します―――――

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