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2008/07/25

★☆★ 北の大地・発 《No,66》★☆★

=====================================2008/07/25(vol.66)===
  ★☆★  メルマガ 北 の 大 地 ・ 発  ★☆★

         発行:北海道生活科・総合的な学習教育連盟
          http://www.fan.hi-ho.ne.jp/douseiren/
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 本州で、すでに夏休みに入ったというニュースが届きました。
 北海道は、もう1週間1学期です。ほとんどの学校が今週末1学
期の終業式を迎えることでしょう。
 今号は、リニューアルしてから初のメルマガです。まだ軌道に乗
っていませんが、読者の方々に有益な情報を発信していきたいと
っています。


○●○ INDEX ○●○
【1】特集記事「初めての総合」〜3年生に伝えるコトとチカラ

【2】「私見!総合の進む道〜新しい学習指導要領の中の総合」

【3】リレー連載「おススメ本はコレ」<1>〜上川地区から

【4】生総ニュース<新学習指導要領について>

【5】読者の声

【6】編集後記
                            
  
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【1】特集記事「初めての総合」〜3年生の伝えるコトとチカラ
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 「不安な気持ちを取り除き、見通しをもたせる」


 子供たちが初めての取り組む学習に目を輝かせることは、いつの
時代も、そして、これからもきっと変わらないだろう。3年生にな
った子供たちも、これから始まる総合について、楽しみにしている。
 そんな子供たちを前にして、学習を進めてく前に何を伝えるか?
 伝えなければならないことはたくさんあるが、いくつかに絞って
考えてみよう。

 本誌のNo55でも、同じ特集を組み、様々な角度から「3年生
に伝えるコトとチカラ」に関する実践が報告されている。
 その中でも少し触れられているが、子供たちにまず伝えたいコト
として、「生活科とのつながり」を伝えたい。
 初めて取り組む総合に、楽しみな気持ちをもっている反面、不安
な気持ちもあるはずだ。その気持ちを取り除いてあげることがまず
必要ではないか。そのためには、「生活科とのつながり」をうんと
伝えてあげるべきだと考えている。
 例えば、前述のBNの記事でも取り上げられていた「意欲」や「
人とかかわる力」、「表現力」の部分なら、こんな伝え方があるだ
ろう。
 
 「総合は、生活科の時のように、どんどん自分からいろんなこ
  とに興味や関心をもって、調べたいことを調べたりすること
  が大事なんだよ。」

 「総合では、生活科みたいにいろいろな人と会ったり話をした
  り、一緒に何かをしたりする学習だよ。生活科も人だけじゃ
  なかったよね。総合も、いろんなモノやコトにもふれあった
  り、かかわったりするんだよ。」

 「総合も、生活科と同じように学習したことを自分なりにまと
  めるんだよ。」
 
 私たち教師が生活科で学んだことのつながりを意識して、総合を
進めていくことは当然だが、子供たち自身も、「生活科」とのつな
がりをしっかり意識して進めていくべきである。そうすることで、
不安が取り除かれていく。そして、総合でどんな学習をするのかと
いう見通しにもつながっていく。

 ただ、生活科と総合の差異化を伝えることも大切である。子供た
ちは、2年生とは違った新しい(レベルが上がる)学習が始まると
思っている。違ったことを取り組むことに不安を覚える一方で、同
じような学習が3年生になっても続くと思うことも、嫌なのである。
ある程度「できるかな?でも、よし!やってやるぞ!」という意欲
を刺激するような差異である。そして、これももちろん子供たちが
学習を進めるための見通しにもなる。

 では、何をどう伝えるか。
 私は、次の2つを述べることにしている。

 「総合では、1つの学習が終わった時に、『ぼくにはこんな力
  がついたよ。』と言えなければなりません。例えば、生活科
  でもやった学習のまとめを画用紙などに書く時に、『調べた
  ことを表を使ってまとめることができたから、調べる力がつ
  いたよ。』というようにです。」

 「総合では、いつもゴールを目指してほしいのです。今やって
  いる自分たちの学習は何のために、何につながっていくのか?
  時々、そのゴールが見えなくなってしまう時もあるかもしれ
  ないけど、ゴールを目指すことだけは忘れずにいて下さい。」

 新しい学習指導要領になり、総合の時数は削減され、一層の充実
が求められる。
 這いつく回ってしまう総合ではなく、子供たち自身がしっかり見
通しとつけるべき力を意識した総合になるよう、総合のスタートで
ある3年生から子供たち自身が意識していくべきである。

            (札幌市立厚別通小学校 大野睦仁)

*No55は、下記のアドレスアから見ることができます。
 http://archive.mag2.com/0000096407/20070620230537000.html


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【2】「私見!総合の進む道〜新しい学習指導要領の中の総合」
     〜その1 はじめに(予告編!!)〜
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 今年度、メルマガ編集部よりいただいた課題が上記のものである。
新しい学習指導要領が発表され、先日、指導要領解説も発表された
ばかりである。嬉しいことに、題名には「私見」との文字がある。
「私見」とは自分1人の意見ということである。今までしっかりと
理論的な部分を含めて、総合的な学習の時間について勉強をしてき
たわけではないが、日々実践している者の一人として何にも囚われ
ることなく意見を述べることにしたい。

 総合的な学習の時間についてはかなり早い段階から、「時数が削
減されるであろう。」「なくなるのではないか。」などという噂が
流れていた。私は、時数というものは、国家における予算配分みた
いなものであると考えている。よって、予算が減るということは、
その分野に力を入れないというメッセージであると考えていた。
 今回の総合的な学習の時間についても、時数削減から同様なこと
が言えるのであろうと思ってはいたが、「今回の改訂では指導の充
実を図る。」という。これって矛盾?


 あくまで私見であるが、これからどんどん述べていくことにする。

              (札幌市立北都小学校 紙谷健一)


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【3】リレー連載「おススメ本はコレ」<1>〜上川地区から
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 このリレー連載は、生活や総合的な学習の時間に関係するものの
みならず、広い範囲でおススメの本を紹介するコーナーです。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 
 『クラスに安心感が生まれるペア・グループ学習』(学事出版)

 ご存じ、本メルマガ大野編集長が執筆に加わった本です。
 読んだきっかけが、「ペア学習」という響きに惹かれてです。総
合的な学習では、共に学び合うということが不可欠です。グループ
学習はもちろん、学び方の指導をどうしたらよいかと悩んでいる方
には、ヒントになることがたくさん書かれています。

 
 雑誌『初等教育資料』(東洋館出版)
 
 いろいろな雑誌が多い中、昨年度より購読している雑誌です。
 読んだきっかけが、田村先生の講演です。もっとくわしく知りた
かったからです。
 また、文科省の先生方が書くので、どの資料よりも早く、学習指
導要領についての情報が早く手に入れられるのがよいです。
 この本を読んでいることからわかるように、生活・総合に限らず、
原点は学習指導要領に立ち戻ることが大事だと考えています。
 アイデアは他の雑誌で得られますが、大事な理論は、この雑誌を
読むほうがスッキリします。

 次は、札幌地区にリレーします。

         (和寒町立和寒小学校 平田 考寿)


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【4】生総ニュース<新学習指導要領について>
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7月1日、学習指導要領の改訂に伴い、総合的な学習の時間につい
ても、解説書が出された。総合的な学習の時間の一層充実が求めら
れていることがこのことからもわかる。

生活科も総合的な学習の時間も、全文はこちらの文部科学省からダ
ウンロードできる。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/syokaiset
su/index.htm
  *編集上、アドレスが2段になっていますが1行にして、
   入力してください。

総合的な学習の時間の解説書をこれから数回にわたって、紹介して
いく。
どの解説書にも共通してある「総説」の後、「総合的な学習の時間
の改訂の趣旨」が5ページにわたって述べられている。
今回は、その中で総合的な学習の時間のこれまでの課題が挙げられ
ている。大きく次の2点である。

 1)当初の趣旨・理念が必ずしも十分に達成されていない状況も
   見られる。小学校と中学校とで同様の学習活動を行うなど、
   学校種間の取組の重複も見られる。

 2)総合的な学習の時間においては、補充学習のような専ら特定
   の教科の知識・技能の習得を図る教育が行われたり、運動会
   の準備などと混同された実践が行われたりしている例も見ら
   れる。

かなり具体的な指摘となっているし、現場感覚でも納得できるもの
で、大きな課題である。だが、一方ではこの2点だけを中心的に取
り上げてよいのかという危惧もある。
                    (つづく)


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【4】読者の声
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本メールマガジンは、双方向性の誌面づくりを目指しています。
皆様からのお声をお待ちしております。


○生活科や総合に関する素朴な疑問や日頃感じていること。

○本メルマガに関するご質問やご意見。
         
いずれも下記アドレスにてお待ちしております。
       douseiren@fan.hi-ho.ne.jp


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□ 編集後記
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 定期発行…と宣言したのですが、やはり今回もなかなか思うよう
に時間が取れず、発行作業が遅くなってしまいました。
 
 先日宿泊学習のために、近郊の宿泊施設に子供たちを引率してき
ました。「時間の見通しをもって行動しよう!」とスローガンのよ
うに、1泊2日の間で聞かれた言葉ですが、自分自身に言い続けて
いる感じでした。
 1学期が終わっても、「何事も見通しをもって取り組む」は依然
課題です。
 次号は、定期発行を目指していきます。どうぞよろしくお願いし
ます。
 
 ぜひお知り合いの方にも、本メルマガをご紹介下さい。
 下記アドレスからお申し込みが出来ます。
 http://blog.mag2.com/m/log/0000096407/

次号67号は、7月30日の発行です。

  (北海道生活科・総合的な学習教育連盟・情報部 大野睦仁)

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