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2008/03/20

★☆★ 北の大地・発 《vol.64》★☆★

=====================================2008/03/20(vol.64)===
  ★☆★  メルマガ 北 の 大 地 ・ 発  ★☆★
         発行:北海道生活科・総合的な学習教育連盟
           http://www.fan.hi-ho.ne.jp/douseiren/
============================================================

 ここ北海道でも、ようやく雪解けが始まり、春の音が聞こえてき
ました。こちらは、梅や桜などの開花まで、もう少し時間がかかり
そうですが、多くの学校が卒業式を終え、残すところ修了式だけと
なりました。

 北海道生活科・総合的な学習教育連盟が発行するメルマガ「北の
大地・発」64号の巻頭記事は「新年度に向け、改善したい・見直
したい『生活・総合』」です。
 今年度が終わった瞬間、次の年が始まるといってもよいでしょう。
カリキュラムの編成がある程度任されている生活科や総合的な学習
では、この短い期間で、集中的に今年度の活動や学習を振り返り、
次年度の改善点を整理していかなければなりません。
 生活科と総合的な学習の時間に取り組む先生たちに、本メルマガ
の情報が少しでもお役に立てればと考えています。


○●○ INDEX ○●○
【1】巻頭特集
   「新年度に向け、改善したい・見直したい『生活・総合』」
【2】連載1
   「生活科再入門」<10>
【3】連載2
   「総合的な学習の時間再入門」<10>
【4】連載3
   「ネット研NOW」<10>
【5】リレー連載
   「北の大地発」 <ネット地区>      
【6】生総ニュース
   「『北の大地・発』さらにリニューアル!」
【7】読者の声
   
   編集後記
                            
  
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】「新年度に向け、改善したい・見直したい『生活・総合』」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
生活科や総合的な学習の時間は、他教科のように、どこの学校でも
ある程度同じようなカリキュラムが編成されているわけではありま
せん。
各学校や地域の特色等を生かすために、学校ごとにある程度カリキ
ュラム編成が任されています。
その分、年度が替わるたびに評価をし、改善していきながら学校独
自のカリキュラムを構築していってるのではないでしょうか。
生活科も総合も、まだまだ歴史の浅い教科であり、領域です。
様々な角度から見直していく必要があると考えています。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

今年度、TTであったため実践がなく反省ができません。しかし、逆
にTTになったからこそ、他の学年の授業を見る機会がありました。
また、私たちの連盟の全道大会や宿泊研修に参加できる機会がある
中、別な視点で生活・総合に触れることができました。
その中で、自分なりに課題を考えることができました。

次年度から新学習指導要領の周知期間になることは周知のことです
が、この機会に再度、「生活・総合の改善の視点」を見つめ直して
みることが大事だと思います。
新学習指導要領を読むと、生活や総合がどう進むべきかが書かれて
います。いろいろ難しいことを言えないので、自分がやってみたい
・望ましい生活・総合的な学習の時間の在り方のポイントを書こう
と思います。

<生活科>
○気付きの質を高める生活科
 →気付いたことを様々な表現方法を使って表現させ、教師が価値
  付けるようにする。

<総合的な学習の時間>
○各教科の中で習得したことをいかす総合的な学習・活用の仕方・
  探求の仕方に注目させる。
 →特に、活用の仕方=教科で習得したこととの接続を重点にする。

<共通>
○目の前にいる子供達に「○○をすることで、○○な力を育てる」
 など、教師がしっかりとしたビジョンや計画をもつこと

体験ありきの活動から脱却し、体験を基に自分が発信していくこと
が生活・総合の改善の一つと考えます。
私自身、担任に戻れるか微妙なところです。ですから、このぐらい
しか書けないことをお許し下さい。
いずれにせよ、新学習指導要領を意識した生活・総合の再構築が次
年度以降実践の鍵となります。上記のポイントは皆さんもきっと意
識されていることでしょうが、参考になればと思います。
              (和寒町立和寒小学校 平田考寿 )


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

今年度は6年生を担任していましたので、「総合的な学習」の改善
したい部分について2点書きたいと思います。

○「育てたい力」を明確に

今年度、本校では福祉分野のカリキュラムの改善を行いました。
改善の主旨は2つありました。
 1)「誰でも見ただけでイメージがわくカリキュラムの作成」
 2)「育てたい力を明確にしたカリキュラムの作成」

「誰でも」の部分に関しては、活動計画を明確にすることで、学習
終末までのイメージがわくようなカリキュラムを作成することがで
きたと感じています。

ただ「育てたい力」については、まだ不明瞭な部分があると感じて
います。どんな力を付けたいかを明確にした上で、活動を組むわけ
ですが、その「育てたい力」が上手く付かなかった部分が多々あり
ました。
どんな活動をすれば力が付くのか?子供たちの自主性を尊重する場
面と、教師が指導力を発揮する場面のバランスはどうあるべきか?
などをもう少し具体的にしていく必要があると感じています。

○単元の精選・吟味をどう行うか?

ご存知の通り、新学習指導要領では総合的な学習の時間の縮減が決
定しました。これまで週3時間程度の時間があった学習が2時間程
度に圧縮されることになりました。それにともない、現行のカリキ
ュラムを改善していかなければなりません。
時数は減りますが、質は落としたくありません。単元を精選し、削
減する方法で時数減に対応していくのか、それとも全単元の時数を
少しずつ圧縮し、現行の単元数のまま行くのか。どのように時数減
に対応していくのか、しっかりとしたコンセプトを持って改善して
いかなければならないと感じています。


次年度は、新学習指導要領にどのように対応していくのかが生活科
・総合的な学習の改善の大きなポイントになってくると思います。
生活科でも「多様な学習活動の充実」「中学年以降の理科の学習を
視野に入れて」「登下校の安全」などが改善の具体的要項としてあ
げられています。今、子ども達に付けるべき力とは何かをしっかり
考えながら、社会の風潮に流されることなく、目の前の子供たちに
「確かな力」を付けていけるような生活科・総合的な学習を目指し
ていければと思っています。

           (旭川市立旭川第三小学校 植村 博行)


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

新学習指導要領案が示され、どの学校でも次年度以降は、カリキュ
ラム作りを始めていくことになりそうですね。
現在の本校の総合的な学習の時間は、主に環境教育を中心に行い、
特に学校の横を流れる大野川を素材として扱い、その中で「見つけ
る力」「追究する力」「表現する力」「活かす力」を育てています。
しかし、今後の時数削減もあり、次年度1年間をかけて大幅な内容
の見直しをしていくことにしています。

 ・本校の特色である環境教育を中心にした探究活動を行う時間
 ・教科との横断的な学習を図った時間
 ・情報の収集、選択、活用、発信する能力や、基本的なコンピュ
    ータスキルや情報モラルを習得する時間
 ・職業体験や福祉教育の時間

いずれも発達段階や系統性を考慮したり、ねらいや育てたい力を明
確にした計画を立てていくことにしています。

生活科に関しては、本校は2・3年生が複式のため、2年生の生活
科と3年生の総合を調整しなければなりません。そこで、生活科を
1・2年生の合同で進めることにしました。
そのため生活科は、1・2年生の複式カリキュラム作りを急いでい
るところです。

                 (北斗市立島川小学校 宮森仁之)

 
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【2】連載1・「生活科再入門」<10>
〜生活科シロウトによる、生活科シロウトの方のための入門帳〜
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

▽▼春ですね▼▽
我が家に先日、保育園の入園許可書が届きました。
4月から息子もいよいよ保育園児、私はママ先生1年生です。
私は産前産後・育児休暇を合計2年間強とらせていただきました。
特に2年目は、保育園を併設した子育て支援センターに通わせてい
ただいた中で、先生方と子どもたちの関わり方は勿論、母という立
場としては、先生をどういう視点で見てしまうか、いろいろと考え
ることができました。
また、いろいろな支援センターや保育園を何箇所か見せていただい
た中では、環境や教材の大切さも改めて知ることができました。
「産休とる人は、ぜひ2年間とって、地域の施設に通ってみて!」
と大声で言えるほど、充実した2年間を過ごすことができたのです。

▽▼この保育園について▼▽
さて、この保育園は実は、3歳になると4歳5歳児と一緒に生活す
る…いわゆる異年齢保育を昔から行っている保育園。
子育て支援センターも兼ねているということもあって、ときどき道
内だけでなく、他の都府県からも見学の方が訪れます。
私の住んでいる市では、多くの保育園が異年齢保育を行っているの
で、それがごく普通のことかと思っていましたが、異年齢保育が実
施されているところは、まだまだ多くはないようですね。

そこで、支援センター担当の先生に「なぜ、異年齢保育を早くから
行うようになったのか」聞いてみたところ、「やっぱりまず1番は
"少子化の影響"だね〜。どの家庭も兄弟少ないでしょ、だから"異
なる年齢の子どもたちと一緒にいることで、年上の子たちは、年下
の子どもたちに優しくして、見本となる行動をとるようにがんばる
し…年下の子たちは、お世話を受けながら、自らもお兄さんお姉さ
んと同じようがんばる姿が見られるようになる"ってことは、大事
なことだと思うの。」
そう、お話してくれました。

また、この保育園を経営している法人は、老人福祉施設も経営して
いることから、園児とお年寄りが交流を行うこともあります。
「すてきなことですよね。お互いにとって、よい影響があると思う
んですよ」とも伝えたところ、「そんなに頻繁にはできないけどね。
せっかくだからって私が提案したの。」と笑って教えてくれました。

▽▼自分の息子の様子を見て▼▽
さて、なぜ私が園児とお年寄りの方と触れ合うことが"すてきなこ
と"と思ったかというと、自分の息子と私の祖母の触れ合っている
姿を見ているから。
そうでなければ、これほどまで"すてきなこと"とは思いもしなかっ
たでしょう。

私の祖母は度重なる脳梗塞が原因で介護が必要な身、話すことはで
きますが、あまり自らは話さず、ほとんどの記憶はあいまいで、私
が孫だということも今はよくわかっていません。
歩くことはできず、手を動かすことはできますが、食事のとき以外
は、自らすすんで手を動かそうとはしないのです。
しかし、息子が生まれてからは、積極的に手を出して、「かわいい
ね。」と抱こうとしたり、息子の動きににっこり笑って「ね。」と
こちらに笑いかけたりすることもしばしば。
息子が祖母にいい影響を与えていることは間違いありません。

一方、息子から見れば、私の母が"元気いっぱい自分にどんどんか
かわってくれる婆ちゃん"なのに対して、祖母は"動かない静かなお
婆ちゃん"なので、少し恐ろしくて泣く時期もありました。
しかし今では、祖母の目の前で積み木を並べ「はい。」と手渡しし
たり、帰り際に「あくしゅ」と声をかけては、握手をしたりするな
ど、積極的にかかわるようにもなっていきました。
このことから、息子なりに"静かな婆ちゃん"に自分からどう関わろ
うか、考える機会が与えられているんだなと感じてしまいます。

また、祖母が入院しているとき、息子がお年寄りの集まるフロアー
に行っただけで、お年寄りの表情がみるみる変わっていく様子も見
ることができました。
そのことを通しても、私自身、小さい子との交流は、それだけお年
寄りに活力を与える場合があるということが実感できたのです。

▽▼その題材、目標にあっていますか?▼▽
さて、『小学校学習指導要領 第2章各教科 第5節生活 第2各
学年の目標及び内容 1目標』の(1)には
 自分と身近な人々及び地域の様々な場所,公共物などとのかかわ
  りに関心をもち,それらに愛着をもつことができるようにすると
  ともに,集団や社会の一員として自分の役割や行動の仕方につい
  て考え,適切に行動できるようにする。
と、また、『小学校学習指導要領 第2章各教科 第5節生活 第
2各学年の目標及び内容 2内容』には
(2)家庭生活を支えている家族のことや自分でできることなどに
      ついて考え,自分の役割を積極的に果たすとともに,規則正
      しく健康に気を付けて生活することができるようにする。
(8)多くの人々の支えにより自分が大きくなったこと,自分でで
      きるようになったこと,役割が増えたことなどが分かり,こ
      れまでの生活や成長を支えてくれた人々に感謝の気持ちをも
      つとともに,これからの成長への願いをもって,意欲的に生
      活することができるようにする。
とあります。

おそらく、みなさんの学校のカリキュラムには、家族について考え
たり、自分の成長について考えたりする題材があるとは思うのです
が、本当にその題材が、子どもたちの"家庭生活を支えている家族
のことや自分でできることなどについて考え,自分の役割を積極的
に果たす"機会に、"多くの人々の支えにより自分が大きくなったこ
と,自分でできるようになったこと,役割が増えたことなどが分か
"る機会となっているのでしょうか。

私は、自分中心ではいられない経験を行うことで、自分とは今まで
無縁だった人とかかわりをもつことで、自分とその周りの人たち、
役割について考えられるようになるのではないかと思っています。
○異年齢の子どもたちのかかわり合いを見て
 〜お世話や相手の気持ちを考える経験を通して、自分も同じよう
    に大事にされてきたことや、自分の成長を感じることができる
○お年寄りや小さな子との交流を見て
 〜自分中心のペースではなかなか進められない現実を通して、自
    分のできることを再認識し、家族のこと、そして自分の役割も
    見つめ直す機会になる
そう考えているのです。
以前、「幼稚園・保育園交流が好きだ」と書きましたが、それは、
"子どもたちが保育園児に右往左往して、自分の家庭のことを考え
ながら、いろいろ考えさせられるいい機会になった"ということ、"
年間での交流を通して、地域の園児たちへの愛着が強まった"とい
う経験があったから。
そして、今回育児休暇中で保育園の活動を見て以来、さらにその思
いは強くなったのです。

低学年の子どもは特に、家に戻ると自己中心的に動き、見知った仲
間うちだと、甘えが出るような気がします。
お母さんお父さんに甘えたいですし、弟妹の面倒を見るといえども、
自分の家のペットの面倒を見るといえども、責任の持ち方が、「家
の誰かがやってくれる」というどこか甘えた気持ちから、少し軽く
なっているような気もします。
他人との経験の方が、相手の気持ちをより考え、いつものようにい
かないジレンマと戦うことで心の成長ができ、自分の家族が自分を
いかに支えてくれているかを、クラスの中で自分が更にどのような
ことができそうかを、考え直す機会になるのではないでしょうか。
おまけに、その関わる人たちが地域の人たちであれば、「あそこに
は○○さんがいるよ。私、どんなところか知っているよ。」という
思いが強くなり、地域への愛着もわきやすいのではないでしょうか。

そのためにも、生活科を来年度行う先生方には、いま一度、学校の
校区地域にどんな施設があって、どのような人とどのような交流が
できそうか、どんなことができそうか、新年度前に見つめ直してい
ただければと思うのです。
そして、より生活科での授業が子どもたちの成長につながるよう、
考えていただければと思うのです。
…勿論、私も復帰して授業を行う立場になるわけで…勿論、授業全
体を見つめ直さねばならない立場に立つわけですが…(^^;;

来年度の生活科が、よりよいものとなりますように。
すてきなものとなりますように。
思いを込めて、見つめ直していきませんか?

※1年間ご購読くださった皆さん、生活科を見直す機会をくださっ
  た編集長様、そして陰ながら支えてくださった皆様、どうもあり
  がとうございました。
 また4月から、現場でよろしくお願いします。m(。_。;))m 

                             (札幌市立鴻城小学校 角井陽子) 


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【3】連載2・「総合的な学習の時間再入門」<10>
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10の1 ニュース作りの学習

この連載では、総合的な学習の時間の学び方として、ニュース作り
という手法を取り入れてはどうだろうかという提案をしてきました。
まとめとして、もう一度この学習方法の利点を述べることにします。
細かく書くと、色々とあるのですが、2つに絞ってみました。

(1) 情報共有

映像の良さは、情報を共有しやすいということです。総合的な学習
の時間にあるテーマに基づき、グループ毎に活動を進めていくとい
うことがよくあると思われます。そして、それぞれのグループが取
り組んできたことを交流するという授業がよく見られます。そんな
時、自分たちの見てきたこと、インタビューしてきたことがVTR
にまとめてあれば、非常に多くの情報を共有することができます。
そして、ニュースで発信しよういう内容が明確になっていれば、違
うグループであっても重要な部分を見つけ出すという作業を通して、
絡み合うということができるのです。

(2) 選択眼を磨く

撮影してきた映像から番組を作るために編集作業を行うのですが、
どこが重要であるのか?何を切るべきなのか?という選択眼を磨く
ことになります。その作業を通して、何度も番組作りの目的に立ち
返ることになります。より目的を達成するために、より分かりやす
く視聴者に伝えるために、何を選び、何を捨てるのかということを
真剣に考えることになるのです。

10の2 そしてもっとやってみたいこと

この3年間、私はニュース作りを中心手段とした総合的な学習の時
間を進めてきました。ビデオ編集などを得意としていたわけではな
いので、かなり苦労をしながら取り組んできたわけですが、3年続
いたということは、これは使えると本気で思ったということです。
振り返ってみると、不慣れな面もあったため、ニュース作りでいっ
ぱいいっぱいということもありました。
しかし、大分慣れてきたので、これからは作った作品を使うという
部分へ乗り出すことができたらいいなと考えています。
できるだけ多くの方に観てもらい、それに関するアンケートを取り、
自分たちの目的が達成できたのかを吟味する。そんな学習活動へ乗
り出してみようと考えています。

10の3 再び「論文を書く」ということ

「子供たちが論文を書けるようにするのが総合的な学習である。」
という言い切りからこの連載はスタートしました。最後に、もう一
度、ここへ立ち返りたいと考えます。
総合的な学習の時間は子供たちの疑問からスタートします。この最
初の疑問の部分は教師側から出されても私はまったくかまわないと
思っています。逆にこの部分は教師から価値の高いテーマを出すべ
きです。そうでもないと大抵の子供たちは動けません。
そして、調べることになるのです。直接見ることができるものであ
れば、直接自分の目で見る。直接聞くことができるのであれば、自
分の耳で聞く。インタビュー活動もここに当てはまるでしょう。直
接が無理であれば、調べる。本を読むこともあるでしょうし、今で
はネットで検索するという方法も重要です。電話やメールでインタ
ビューするということもできます。
こうやって調べていくうちに、だんだん最初の疑問が本物へと変わ
っていくのです。自分がなんのために学習を進めていくのかを自分
なりに分かっていくことになります。
そして、とっても重要なことは、調べた後には自分の頭で考えると
いうことです。調べてまとめておしまいではなく、きちんと自分の
頭で考えるということです。
そして、最後にはなんらかの方法で発信する。
私の場合はこの一連の流れが、ニュース作りであったというだけで、
文書として発信すれば、まさしく論文です。
そういう学習の進め方を身に付けさせていくのが総合的な学習の時
間なのです。

              (札幌市立北都小学校 紙谷健一)


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【4】連載3・「ネット研NOW」<10>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
一年間、連載の場を借りて、ネット研のML議論されている内容の
一端をご紹介してきました。総合的な学習の時間を大切に考えてい
ても近くに相談できる相手がいない。研究できる組織が無い。その
ような方は少なくないと思います。ネット研とは、生活科や総合的
な学習について学ぶ意欲があっても地理的な事情や家庭の事情など
で機会に恵まれない人たちのために、学びの場を提供する研究会で
す。

例えば、連盟の全道大会の様子をMLで報告したり、東京近郊の研
究会の様子を横須賀の会員がサイトにアップしたり。総合的な学習
の時間に関連する情報を少しでも共有していこうというのが会のね
らいです。

また、ネット研では今、ソーシャルネットワークサービス、ミクシ
ィ(mixi)上でもコミュニティを運営しています。こちらは会員に
限定せず、広く誰でも参加できる場所です。今日のある方はぜひ、
参加してみてください。また、ミクシィについてもう少し詳しく知
りたい方はネット研、山本(kohizuka@gmail.com)までご連絡下さ
い。

一年間、連載を担当させていただき有り難うございました。北海道
生活科・総合的な学習教育連盟の12番目の地区として、ワールド
ワイドな活動をしています。遠隔地に住む人同士をインターネット
で結び、生活科・総合的な学習教育の質の向上を図る者同士のネッ
トワークを構築することを目指しています。興味のある方はサイト
を一度、ご覧ください。
           (文責 石狩市立生振小学校 山本和彦)

★ネット研ホームページURL(http://net-ken.org/index.html)


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【5】リレー連載・「北の大地発」<ネット地区>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ネット研が普段どのような活動を行っているかについては連載「ネ
ット研NOW」でお伝えしてきました。ここではネット研の設立に当
たって作成した設立趣意書をご紹介します。以下、設立趣意書の一
部を引用します。

************************************************************

(引用開始)北海道はあまりにも広大です。11地区の研究組織が
あるとは言え、全道には生活科や総合的な学習の教育に関心を持ち
ながら、未だ日常的な研究交流は勿論のこと、教育情報を得ること
すら困難な仲間が大勢います。僻地・小規模校に勤務する仲間や、
都市や地区組織の所在地から遠く離れて勤務する仲間が、それぞれ
の気候や風土、歴史や地理、産業や文化などを背景とする、地域の
特色を生かした実践交流や研究協議が広くできるようになれば、北
海道の実践研究がますます活性化することは疑いありません。

そこで、こうした広大な北海道ゆえの『可能性』を一層拓くととも
に、北海道ゆえの特種な『困難性』を破るために、私たちはこの度
インターネットを媒体とした新たな研究組織として、『北海道生括
科・総合的な学習教育ネット研究会』の設立を構想しました。
『ネット研究会』は、地理的な理由などにより、全道11地区の研
究組織で日常的な活動が困難な仲間や、個人加盟を余儀なくされて
いる仲間を結集し、『北海道生活科・総合的な学習教育連盟』の研
究組織の一翼を担うことを主たる目的とします。加えて、インター
ネットを活用した研究組織の特色を生かし、全道の仲間だけに止ま
らず、全国の仲間や海外に活躍する仲間との研究交流も推進したい
と考えます。(引用終了)
************************************************************

ネット研の会員は道内から道外、国外へと広がりを持っています。
また、参加する会員も小・中・高・大学、一般と幅広いです。

もちろん、気軽に顔を合わせられない難しさはあります。しかし、
いつでも、どこでも気軽に情報発信できることのメリットは計り知
れないものがあります。ネット研ではこのような幅広い視野で生活
科、総合的な学習の時間についての発信を目指します。

           (文責 石狩市立生振小学校 山本和彦)


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【6】生総ニュース 
   「『北の大地・発』さらにリニューアル!」
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今年度、本メールマガジンは、昨年度までの内容を一新し、定期発
行をめざしてきました。そして、この号が今年度の最後の発行にな
り、何とか1年間を終えます。

そこで、新年度を迎えるにあたり、さらに誌面のリニューアルを予
定しています。

「生活科・総合的な学習の時間に取り組む先生たちにとって、有益
 な情報を発信する」

この基本姿勢を一層進めた内容、形態を本メールマガジンに反映し
ていきたいと考えています。

新年度第1号、来月のメールマガジンは、そのリニューアルについ
てお知らする号になります。

どうぞ新年度のメールマガジンも楽しみにしていただければと思い
ます。
次号の発行は、4月20日です。


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【7】読者の声
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
本メールマガジンは、双方向性の誌面づくりを目指しています。
皆様からのお声をお待ちしております。


○生活科や総合に関する素朴な疑問や日頃感じていること。

○本メルマガに関するご質問やご意見。
             * こちらは随時受け付けております。
 
いずれも下記アドレスにてお待ちしております。
       douseiren@fan.hi-ho.ne.jp


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□ 編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

本日私の勤務校で卒業式がありました。昨年度卒業生を送り出した
私は、一年前のこの日を思い出し、1人1人の子供たちの顔を思い
浮かべていました。涙で目を真っ赤に晴らしながらいい顔をしてい
た子供たちの顔も。
今年卒業していった子供たちもみんないい顔をいていました。
心でエールを送りながら見送りました。

定期発行と内容の充実を目指したメールマガジンですが、いかがだ
ったでしょうか。

一年間のご購読、ありがとうございました。
新年度も一層の充実を図っていきます。
ぜひお知り合いの方にも、本メルマガをご紹介下さい。
下記アドレスからお申し込みが出来ます。
 http://blog.mag2.com/m/log/0000096407/

次号65号は、4月20日の発行です。

  (北海道生活科・総合的な学習教育連盟・情報部 大野睦仁)

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