北の大地・発  RSSを登録する

北海道発の役に立つ生活科・総合のメルマガです。実践のヒントが満載。若手の発言,道外の方からの投稿も盛り込み,スルドク幅広く情報をお届けします。

最新号をメルマガでお届けします    
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。
2007/11/21

★☆★ 北の大地・発 《0060》★☆★

=====================================2007/11/20(vol.60)===
  ★☆★  メルマガ 北 の 大 地 ・ 発  ★☆★
         発行:北海道生活科・総合的な学習教育連盟
           http://www.fan.hi-ho.ne.jp/douseiren/
============================================================

 昨日北海道では、一日中氷点下の気温が続くという「真冬日」に
なりました。あっという間に秋が過ぎ、冬になりました。
 各校で行われている総合的な学習も、2学期の終わりが見えてき
た今、終盤を迎えている学習活動もあるのではないでしょうか。

 北海道生活科・総合的な学習教育連盟が発行するメルマガ「北の
大地・発」60号の巻頭記事は「総合の『説明責任』〜総合の学習
についてどう保護者に知らせていますか」です。
 「説明責任」という言葉がよく聞かれるようになって久しい昨今。
「総合バッシング」も未だに燻っています。そのような中で、総合
の「説明責任」は、大きな課題の1つです。
 今回は、お2人の先生に、総合について、実際にどのような説明
をしているのか報告していただきました。
 生活科に取り組む先生たちに、本メルマガの情報が少ししでもお
役に立てればと考えています。


○●○ INDEX ○●○
【1】巻頭特集
   「総合の『説明責任』〜総合の学習についてどう保護者に知
    らせていますか」
【2】連載1
   「生活科再入門」<6>
【3】連載2
   「総合的な学習の時間再入門」<6>
【4】連載3
   「ネット研NOW」<6>
【5】リレー連載
   「北の大地発」<渡島地区>
【6】生総ニュース
   「中教審『審議のまとめ』総合的な学習の時間の大幅削減!」
【7】読者の声
   
   編集後記
                            
  

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】「総合の『説明責任』〜総合の学習についてどう保護者に知
    らせていますか」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
「説明責任」とは、「ウィキペディア」によると、以下のように説
明されています。
「政府・企業・団体などの社会に影響力を及ぼす組織で権限を行使
 する者が、株主や従業員といった直接的関係を持つものだけでな
 く、消費者、取引業者、銀行、地域住民など、間接的関わりをも
 持つ全ての人・組織にその活動や権限行使の予定、内容、結果等
 の報告をする必要があるとする考え」
学校としてもこのような考えのもとで、学校教育活動の意図や結果
について説明が必要だと考えられてきています。「外部評価」や「
第三評価」も、この流れの中のものだと位置づけてよいでしょう。

一方、学力低下の問題から、総合的な学習の時間への「バッシング」
がありました。「総合はどんな学習をしているのだ?」「総合では
どんな力がつくのだ?」という声がたくさん聞かれるようになりま
した。

今後大幅に教育課程が変わっていきますが、総合は、時数が削減さ
るとは言え、これからも行われていきます。総合の「説明責任」は、
ますます重要性を増すと考えています。
 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


私の場合、「学級通信」を用いて保護者に説明しています。きっと
みなさんも使われている方法でしょう。通信は一番保護者には身近
な情報源となりうるからです。

総合の学習で「今こんなことをやっていますよ」といったことを書
きます。当然保護者向けですから、難しいことは極力避け、できる
だけわかりやすく伝えるよう心がけます。
その中で、(1)授業のねらい (2)活動の様子 といった形で掲載し
ていきます。言葉だけでは伝わらないので、写真も貼り付けていま
す。

次に参観日の学級懇談を使って、保護者から感想をもらうという方
法です。参観日ですから、発表会という形で子供たちが保護者に自
分たちの活動発表をすることが今まで多かったです。

子供たちの学びを学級懇談の中で、保護者に伝えます。そして、保
護者から授業を見てどう思ったのかを懇談の中で話題として仕掛け
ていきます。場合によっては、懇談の中で、活動の様子をビデオで
上映することもあります。ビデオだと、目で見てわかるので通信以
上に効果があります。

教科であればどんなことを学習しているのか、教科書を見るとある
程度はわかりますが、総合は教科書はなく、「何をやっているか」
ということが伝わらないことが多いです。
「保護者に、きちんと学習をイメージしてもらう」「この学習では、
こんな力をつけていきますよ。」といったことを知ってもらうには、
特に2つのことを意識しています。

 1)できるだけタイムリーに学習のイメージやねらいを伝えてい
   くこと
 2)学習活動は、できるだけ視覚を通して伝えていくこと

ただ総合の「説明責任」をしていく前提として、学校として「総合
的な学習」のねらいや年間計画をきちんと整備しておくべきです。
これが不十分だと何をやっていくかわからず、きちんとした説明が
できません。
学年や年度によって、活動が重なってしまったり、学習単元が単年
でとぎれてしまっている課題を抱えていると、当然のことながら、
「総合的な学習」の「説明責任」も難しくなります。
「うちの学校の4年生では農業に取り組み、活動の中から課題を見
出す力を付けているよ。」など、学年で取り組んでいる学習活動と
つける力が明確になっていれば、保護者への説明も、より楽になる
のではないかと思います。

           (和寒町立和寒小学校 平田 考寿)


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


総合的な学習の時間の始まりである、3年生の4月に保護者向けに
発行した学年だより(特別号)からの抜粋です。

総合的な学習のねらい (学習指導要領に示されている内容)

総合的な学習の時間においては、次のようなねらいをもって指導を
行っています。

(1)自ら課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、
   よりよく問題を解決する資質や能力を育てること。
(2)学び方やものの考え方を身に付け、問題の解決や探究活動に
   主体的、創造的に取り組む態度を育て、自己の生き方を考え
   ることができるようにすること。
 
総合的な学習の時間は、週あたり3時間。年間では3,4年生が1
05時間。5,6年生が110時間の学習を行います。総合的な学
習のねらいは上のものです。ずいぶんと「自ら」という言葉が出て
きます。 この総合的な学習の時間では「自分から進んで」取り組
む力を育てようとしています。ここが、知識や理解を重視する他の
教科と一番違う点です。


総合的な学習で育てたい力(評価の観点)

・課題を見つける力 …身近なことから疑問を持ち、追求する課題
           を見つける。
・課題を追求する力 …どのような方法で、その課題を追求してい
           くか。
・表現する力    …わかったことや結果から考えた自分なりの
           結論。
・人とかかわる力  …人の協力を借りて、人との接しかたを学ぶ。
・生活に生かす力  …学んだ方法を実際の生活に生かしていく。

総合的な学習では、こうした観点でお子さんの成長を見とっていま
す。教科の学習では、テストでどれだけ知識や理解が身についたか
わかるのですが、総合的な学習ではどれだけ「生きる力」が身につ
いたのか見えにくいものになっています。
育てたいのは、学習した素材のことではなく、何か問題が起きたと
きに、立ち往生してしまわずに、問題点を見つけ・どうすればいい
か考え、人と関わり、理解してもらうという、自分で解決していこ
うとする力(生きる力)なのです。

              (札幌市立福住小学校 吉田明弘)


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【2】連載1・「生活科再入門」<6>
〜生活科シロウトによる、生活科シロウトの方のための入門帳〜
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


▽▼北海道は、冬まっしぐらで話題がずれてしまうのですが…▼▽

10月も終わりでしょうか、息子と共に人気のない公園で、落ち葉
やまつぼっくりを使って、2人でケラケラと遊んでおりました。

そんな時ふと思い出した、私が取り組んだ生活科のある秋の授業。
落ち葉やどんぐりでリースを作ったり、葉っぱで動物を作ってその
上から接着剤付コートフィルムで貼ったりしたよなぁ…。
…でもそれ以外のアイディアは、担任3人…三人寄れば文殊の知恵
と言えどもまるで浮かばなかった…そんないやーな記憶も思い出さ
れたわけでして…なんだか物悲しくなりました。

そういえば、最近、母親に、
「まつぼっくりやどんぐりってさ、洗剤を入れた水に浸しておくと
いいらしいって、聞いたことある?あれで、虫も死ぬらしいね。」
と聞いたばかりでもあります。
正直この時まで、どんぐり虫が出てこなくなる方法など考えたこと
がありませんでした。
うーん、考えてみると面白いかも、落ち葉どんぐりまつぼっくり!

…しかし、いざ文章に書いてみると、どんぐりだけでいっぱいにな
ってしまったので、今回は生活科の授業によく出てくる?どんぐり
に関するお話をさせていただこうと思います。


▽▼どんぐりってなんなのさ▼▽

まずみなさん、"どんぐり"という名前の木は存在しないということ
は勿論ご存知かと思うのですが、子供たちに、
 「じゃあ先生、どんぐりって何なの?」
と聞かれたら、答えることができますか?

『どんぐりノート』(いわさゆうこ 大滝玲子作)によると、
  <ブナ科の木の実でかたい皮をもつ種子のこと>
なんだそうです。

北海道では、ミズナラやコナラの木の実が、(子供たちに)ポピュ
ラーかもしれません。
また、柏餅で有名なカシワも、どんぐりの実をつける、とのこと。
 *常識でしたか?そうでしたらすみません。

北海道でカシワが育っている、ということすら知らなかった私にと
っては、びっくり驚きです。
 ※ちなみに、(私にとっては、)クリがどんぐりの仲間であるこ
    と、そして、トチノミ(トチノキの実)が、クリとは何の縁のな
    い植物だと知ったことも、衝撃!?的でした。

また、どんぐりとは、『団栗』と当て字で書くんだそうで、団=丸
い…丸くてクリのような形ということから、この名前が使われた…
という説があるそうです。
また、使いにくい栗…ということから、鈍な栗、どんぐりとも言わ
れているそうです。

前者の説なら、簡単に子どもたちに伝えられそうですよね。


▽▼手に入れたどんぐりと仲良く?なるために▼▽

そんなふうに子供たちと語りながら手に入れたどんぐりを、みなさ
んはどのように保管しているのでしょうか?
空き缶に入れて保存?
新聞の上に広げて乾かして、そのままの状態?
どちらの方法にしても、放っておくと、わんさかわんさとどんぐり
虫が出てきますよね。
ではこのどんぐり虫、何者かもご存知でしたでしょうか?

この幼虫、実は、ゾウムシやチョッキリ、蛾の仲間なんだそうです。
ゾウムシの場合、
 青いどんぐりに卵を産みつける
 →成長した幼虫が、どんぐりが落ちた後に穴を開け、地面に潜る
 とのこと。
今まで虫の正体など知りもしなかったので、驚き驚きの連続です。

それでもって、どんぐり虫くんが我々に「こんにちは」するというこ
とは、当然どんぐりに不規則に穴が開くことになります。
…これはわかっていても、ちょっと切なくなりませんか?
また、子供たちがどんぐり虫に夢中になって、製作も進まないこと
が(どこかのクラスでは)あるのでは…???

そんな時、どんぐり虫が嫌いな先生は、
 「だからどんぐり使った生活科はいやなんだー!」
と叫びたくなってしまってるんじゃないでしょうか?

そうならないように、できる一般的な方法がこれです。

  ◆5分〜10分蒸す  ◆水につけておく

 *私が読んだ本には、残念ながら母の紹介してくれた洗剤を使っ
  た方法は載っていませんでした。

◇蒸しておくと、どんぐりの輝きが増す&どんぐり虫がお亡くなり
 になる。
◇水につけておくと、どんぐりが柔らかいままなので、穴がとても
 開けやすい

というメリットがあるんだそうです。

「これでどんぐりの穴あけで、殻にひびが余計に入っちゃってやり
直しになっちゃった、なんてことは防げるのよね!」
と、私が小躍りしたのは言うまでもありません。
「このどんぐり首飾りにしたいから、穴開けてください。」
と言う子を心の中で恨めしく思わずにすむのです。

が、更に、目からうろこ…なことが1つ。
きりでどんぐりの穴を貫通させなくても、どんぐり首飾りが作れる
いい方法が、『森の工作図鑑vol.1どんぐりまつぼっくり』(岩藤し
おい著)にあったのです。

それは、どんぐりにヒートンを差し込むといい…ということ。
 *いろいろな種類があるのですが、丸い輪にネジがついているよ
  うなものを選んでください。ホームセンターに売っているので、
  簡単に見つかると思います。

きりで少しどんぐりに穴を開ければ、子供たちでもヒートンを差し
込むことができ、ヒートンの輪部分に紐を通せば、ほら完成!
 「先生、どんぐりに紐が通りません!」
と泣きつかれることからも、ほぼ解放、万々歳です。

ヒートンなんて、買う余裕はありません!
…という方には、紐、ダンボール、ボンドを子どもたちに用意して
もらえばOKかもしれません。
どんぐりに穴を通すことだけを考えるのではなく、ダンボールを好
きな形に切らせて、その上にドングリをくっつけ、そのダンボール
に紐を通せば、容易にペンダントが出来上がります。
何もどんぐりの穴を完全に開けなくてもいいのです。


▽▼授業の前に、工作本を見てみるのも▼▽

ダンボールの上に葉を貼り付けて、それに穴を開ければ、葉っぱの
ペンダントにも早変わり。
これなら葉っぱに穴を開けたら破けた…という心配もありません。
ダンボールを枠型にして、葉っぱや木の実を貼り付ければ、秋の額
縁の完成。

こんな実践例を知ると、落ち葉やどんぐりまつぼっくりと、ダンボ
ールとの相性は、かなりいいのかもしれない、ということに『森の
工作図鑑vol.2落ち葉』(岩藤しおい著)を読んでいると、改めて気
付かされます。

勿論、教科書にあるような剣玉や迷路、マラカス作りを紹介しても
いいのですが、女の子は比較的装飾物を作りたがるので、そういっ
たサブアイディアを持っていることも、私には大事なことでした。

小学生向けの本に、自分の欲しいヒントや話題がぎゅぎゅっと詰まっ
ている…そんなことに気付かされたしまったどんぐり話。
図工との線引きを考えるだけで悩ましいのですが、がんばっていこ
うと思います。
…難しいんですけどね(;´д`)。

               (札幌市立鴻城小学校 角井陽子)


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【3】連載2・「総合的な学習の時間再入門」<6>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

6の1 番組の中心を考える

実際の授業では3つのグループで同時に作業を進めたのですが,こ
の連載では一つのグループに話をしぼって進めていくことにします。

ここでは,北都Bチームを取り上げることにします。
教師の与えたテーマ「地域のために頑張っている人を紹介しよう」
からスタートし、町内会活動を扱うことになったのですが、このチ
ームは、その中でも子供会の活動を取材することに決めました。子
供たちの何人かは、普段参加している活動ですし、当然と言えば当
然かもしれません。子供会活動の行事を追うことを考えたのです。

しかし、「こんな行事がありました。」と年間の行事を報告するだ
けでは、面白い番組にはなりません。
子供たちには、ニュースを作るためには何を主張したいのか、何を
中心にするのかをはっきりと持たないといけないことを話しました。
すると、ある子から「地域の夏祭りに自分たちでお店を出して、そ
のお店で儲けたお金で旭山動物園へ行こうとしているよ。」という
面白い情報を得ることができたのです。

どうして、そんなことを子供会の人たちは考えているのかな?と子
供たちに問うものの、「楽しいからじゃない。」とか「頑張ったご
褒美だと思う。」程度の反応しか返ってきません。子供たち自身は,
この取組の意味などはよく分かっていないのです。これは、魅力あ
る取り組みですし、そのような企画を立てている子供会の方々の話
もぜひ聞いてみたいということになりました。教師である私も思い
ましたし、このグループの子供たちもそう思うようになっていった
のです。

そこで、町内会の子供会が自分たちで稼いだお金で、旭山動物園へ
行く活動を中心に、番組を組み立てていくことにしました。


6の2 取材の大まかな計画

総合的な学習を進める時には、何かを学習していく中で、新しいテ
ーマが見つかり、それに向かって進んでいくという学習パターンも
あるでしょう。
しかし、番組作りに関しては、ゴールまでの大まかな計画を立てる
ことが大切です。まだまだ取材はスタートしていない訳ですから、
どんな言葉で番組を締め括るのかまでは分かりません。しかし、行
事を取材し、子供会の役員さんたちにインタビュー活動をしていく
ことで、子供たちに向けてのなんらかの願いを導き出すことができ
るという点は想定できます。

子供が持ってきた、子供会の年間行事予定表をもとに、取材の計画
を立てることにしました。大きな行事としては、夏祭り・お神輿・
子供会の旅行・餅つき大会などありました。中心は夏祭りと子供会
の旅行でしたが、導入の部分やつなぎで他の行事の映像が使えるか
もしれないので、全ての行事を取材することに決めました。

そして、子供会の旅行が終わったあたりで、子供会の会長さんと副
会長さんにインタビューをすることにしました。
あくまでも、大まかなものですが、何を目的として、いつ、どこへ
取材に行くのか、取材の相手は誰になるのか?どんなことを聞こう
と考えているのかという企画書を相談させ書かせました。
ただ、問題点は子供会などの活動を取材するということは、必然的
に土日の撮影が多くなるということです。この部分で、管理職の方
々に理解をしていただくことや、保護者の方へお便りや懇談会を通
してお願いをしておくことが大切になります。

ありがたいことに、どこからも反対意見は出されませんでした。む
しろ「面白そうですね。」「楽しみにしています。」という好意的
なものばかりでした。


6の3 アポイントメント

さて、いよいよ行動開始です。子供たちは、いきなり撮影をしては
いけないことを学んでおりますので、撮影の許可を取ることを始め
ました。自分たがを書いた企画書を依頼文章へ書き換える作業です。
箇条書きの企画書から必要な部分を抜き取り、お願いの文章とする
のです。国語力が必要です。もちろん、教師の添削も入りますので
2〜3回はやり直しをしました。

できた文章を持って、取材をお願いに子ども会の会長さんと副会長
さんの家へでかけます。放課後にお手紙を持って訪問します。当然
教師も一緒です。名刺を忘れてはなりません。
お二人ともとても喜んで、子供たちの企画を受け入れてくれました。

              (札幌市立北都小学校 紙谷健一)


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【4】連載3・「ネット研NOW」<6>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

(4) 「やるだけ無駄な総合」克服の鍵は教師自身に

議論の中で次の発言がありました。
『「無駄な生活・総合」から、教師論へと話が展開したのは、やは
り生活・総合こそ、教師の資質や具体的なかかわりが大きいからな
のでしょうね。』
総合を本当に価値ある学習に変えようと思ったら、教師自身が変わ
らなくてはいけません。

************************************************************
◆優れた教育者の共通点のもう一点は、教師自身が知的探究者であ
り、知ったり問うたりすることの楽しみを知っているということで
す。知と学びに対する姿勢を、子どもや同僚と共有しようという考
えを持っておられるのですね。
************************************************************

教師自身が学ぶ姿勢を子供に示し、子供たちを感化していくこと、
実はこれが一番大事なのでしょう。教師自身がよく学び、問題解決
力を発揮できるようになると子供たちの学習も価値あるものになる
でしょう。

最後になりますが、私は次の発言を読んで、自分自身の仕事を振り
返らされました。みなさんはいかがでしょうか。

************************************************************
それから、優れた実践家は他の優れた実践家と繋がりや関わりを持
っているということを感じます。優れた知は優れたメンバーによっ
て分かち持たれているのでしょう。
生活・総合は勿論のこと、こうしたスタンスを持たなければ優れた
実践を行うことは難しい気がします。予定調和のお勉強だけではな
く、生きるとは学ぶことによって生きる意味を創り合う行為なのだ、
ということを基盤にした教育が大切だと感じています。
************************************************************

一人ではその成果も微々たるものかもしれません。校内、校外の教
員が連携をとり、協力してあたることで大きな成果をあげることが
できるのです。このあたりも総合で子供たちどうしに学び会いを促
すのと似ています。「やるだけ無駄な総合」を克服するための鍵は
私たち教師自身にあります。


                     (文責 石狩市立生振小学校 山本和彦)

★ネット研とは、生活科や総合的な学習について学ぶ意欲があって
も地理的な事情や家庭の事情などで機会に恵まれない人たちのため
に、学びの場を提供する研究会です。北海道生活科・総合的な学習
教育連盟の12番目の地区として、ワールドワイドな活動をしてい
ます。遠隔地に住む人同士をインターネットで結び、生活科・総合
的な学習教育の質の向上を図る者同士のネットワークを構築するこ
とを目指しています。

★ネット研ホームページURL(http://net-ken.org/index.html)


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【5】リレー連載・「北の大地発」<渡島地区>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

大沼国定公園を中央にして、1市9町からなる渡島地区です。会員の
勤務校の距離は離れていても心を合わせて、生活科・総合的な学習
の研究を行っています。

1.研究について
研究主題は、「自ら学びの世界を拡げ よりよい自分を創る子ども」
です。「身近な対象(ひと・もの・こと)と直接かかわり合い、思
いや願いが継続する単元の構想、支援・評価」を研究内容とし、研
究を進めています。

2.学習会
渡島地区では、夏と冬の長期休業中に学習会を行っています。渡島
管内松前町から長万部町までは約200kmあり、普段はなかなか
会えない会員同士が集まり、学習を進めています。北海道らしさや
地域らしさ等、地域素材の発掘や開発などよりよい授業作りを模索
しています。
また、同じ渡島支庁にあるお隣の函館地区の学習会のご案内をいた
だき、参加・交流させていただいています。

3.渡島教育研究集会
渡島地区では、11月に渡島教育研究集会で授業公開・提言を行って
います。渡島教育研究集会は、渡島地区の各研究会が一同に集まっ
て行われる研究会です。渡島管内の各小中学校から参加があります。
中学校の先生方と総合的な学習の時間について交流できる機会でも
あります。

今年度は、11月16日に知内町と木古内町で行われ、駅弁を通して、
街のよさを再発見したり、地域の人の思いや願いを大切にすること
をねらいにした総合的な学習の時間『おいしさいっぱい!木古内町
〜名物駅弁でアピール作戦』が公開されました。


次回の地区は、「札幌地区」にリレーします。
 
         (八雲町立八雲小学校 剱地 紀子)


【渡島地区サイト】
 http://www.miec.jp/oss/
 
【渡島地区とは?】

渡島は、北海道の南西部、渡島半島に位置しており、総面積は3、93
6平方キロメートルで、全道の約4.7%を占め長崎県(4、094km2)の
広さに匹敵します。
日本海に面する南西部の松前町から、南に津軽海峡、東に太平洋を
巡り噴火湾に面する北端の長万部町まで約400kmの非常に長い海岸
線を有するのも特徴です。
また、中央部には常時観測火山駒ヶ岳があり、山麓の大沼・小沼・
蓴菜沼の3湖沼を含む一帯は大沼国定公園に指定されています。こ
のほか、「松前・矢越」、「恵山」、「檜山」の3つの道立自然公
園があり風光明媚な自然環境を形造っています。

       
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【6】生総ニュース・ 
   「中教審『審議のまとめ』総合的な学習の時間の大幅削減!」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「中教審『審議のまとめ』総合的な学習の時間の大幅削減!」

本メルマガ第58号(9月20日発行)で、総合的な学習の時間に
関する時数削減の話題を取り上げましたが、いよいよ正式に削減が
決定されるようです。

中教審教育課程部会が、10月30日に「審議のまとめ」として、
「総合的な学習の時間」の大幅削減を盛り込み、それが大筋で了承
されました。これで、実質的な審議を終え、事実上の答申案となり、
早ければ2010年度から実施されます。

総合的な学習の時間は週1時間削減され、小学校では、英語活動が
導入されるようです。
英語活動は、総合的な学習の時間とは、別枠で時間が確保されます。

文部科学省関連資料
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/siryo/001/07110606.htm


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【7】読者の声
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
本メールマガジンは、双方向性の誌面づくりを目指しています。
皆様からのお声をお待ちしております。


○第61号「生活科の中の『書く・描く』
       という学習活動を考える」に関する疑問やご意見。
             * 締め切りは12月10日

○第62号「生活・総合の追試の可否を考える!」
                   に関する疑問やご意見。
             * 締め切りは1月10日

○生活科や総合に関する素朴な疑問や日頃感じていること。
○本メルマガに関するご質問やご意見。
             * こちらは随時受け付けております。
 
いずれも下記アドレスにてお待ちしております。
       douseiren@fan.hi-ho.ne.jp


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□ 編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

私が担任している4年生。
「あくしゅタイム」という総合に取り組んでいます。
ブロック学年で「協同的な学び」を作り出すことがねらいの活動で
す。3年生と4年生がそれぞれの役割を果たしながら、協力し、1
つのものを作り上げています。
私が担当しているのは、ヒップホップのダンスと阿波踊りをミック
スした表現をグループごとに取り組む活動です。
『阿波ダンス』という映画を参考にしたのですが、ヒップホップと
阿波踊りとのギャップがよい味を出しています。
子供たちの発想の豊かさにに驚かされている毎日です。

ぜひお知り合いの方にも、本メルマガをご紹介下さい。
下記アドレスからお申し込みが出来ます。
 http://blog.mag2.com/m/log/0000096407/

次号61号は、12月20日の発行です。

   (北海道生活科・総合的な学習教育連盟・情報部 大野睦仁)
最新号をメルマガでお届け
登録 解除

規約に同意して

登録した方には、まぐまぐの公式メルマガ(無料)をお届けします。

最近の記事

上へ戻る