相馬市長メールマガジン 2008/10/03号 No.160
◆━━━━━ 相馬市長メールマガジン 2008/10/03号 No.160 ━━━━━◆
隔週金曜日発行
1.From Mayor〜市長から〜
●衆議院選挙のマニフェスト
2.市長がこんなお話をしました
●県立相馬高等学校創立110周年・校歌制定100周年記念式典
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1.From Mayor〜市長から〜
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●衆議院選挙のマニフェスト
3ヶ月前、早稲田大学マニフェスト研究所の北川正恭教授を招いて「相馬市
長マニフェスト検証大会」を開いた時、約2年(任期の半分)経過した時点の
私のマニフェストの評価が83点と高得点だったのを、「こりゃあ数値目標の設
定が甘すぎるんじゃないの」と北川さんに指摘された。私としては100点取れ
ないことこそが問題と思っていたから、「噛み合わないな」と思い後から考え
方の違いを話したところ、彼は4年の任期いっぱいのマニフェストを2年で83%
も達成したと思ったらしいのだ。検証をしてくれた相馬青年会議所が、任期の
うち半分だから50%の達成で100点として採点していたことを説明すると、
「なるほどそうだったのか」と採点方法に理解を示してくれたので、さらにマ
ニフェストについて突っ込んだ議論ができた。たとえば任期の4年間で新規雇
用を400人実現するという「お約束」に対し、途中経過の2年目で260人を達成
していたら≧200人で100点である。実は500人はいけると思っていたし、工場
建設計画などの根拠もあったが、誇大に書けば選挙の票目当ての無責任な機嫌
取りにしかならないから、候補者としては慎重にならざるを得ない。マニフェ
ストは有権者との契約書であり、「売らんかな」のCMとは違うのだ。もちろ
ん中には社会情勢の変化(たとえば地方交付税の削減)などでどうしても出来
ないマニフェストも出てこよう。しかし単なる努力目標に止まらず、発表段階
では少なくとも財源や方法論などは示さなければならない。つまり検証を受け
る前提で根拠の説明が必要ということである。
いま自民党と民主党の熾烈な政権選択選挙が始まろうとしている。下馬評で
はほぼ互角だが、前回の参議院選挙のように一気に流れが決まることもある。
一年前のメルマガにも書いたが、参議院選挙の顔として選ばれたはずの安倍前
首相が「この選挙に負けても辞めなくていいんだ」と予防線を張ったことが国
民の顰蹙をかった。信念をもっての強行採決も権力の横暴にしか映らなかった
のだ。郵政民営化に政治生命をかけて総選挙に臨んだ小泉さんとの、大きな違
いだったのである。
今回はどうかというと、自民党の麻生首相は負ければ政権から転がり落ちる
し、民主党の小沢党首は念願の首相になれるか約束どおり代表を辞めるかであ
る。テレビ桟敷の観客としてはこれ以上のドラマはないだろう。しかし地方政
府の責任者としては、自分たちの地域の将来を決定する大問題なのだ。
解散が近づいてくるにしたがって、各党のマニフェストが少しずつ表にでて
くるようになった。麻生さんの直近の景気対策と日本経済全治3年論も、小沢
さんの国家システム劇的改革論や財源支援子育て援助と非正規労働者所得大幅
アップ論もなかなか魅力的だとは思う。ただ双方とも財源根拠や方法論として
の充分な説明が足りないような気がする。マニフェストは実行できなければ意
味がないし、夢風船で有権者を惑わしてはいけないのだ。これから財源根拠な
ども詳しく説明されることを期待しているが、私は党首の人物像などよりも、
マニフェストの中身をもって判断材料としたいと思っている。政党や政治家は
政策が命のはずだから。
いまや地方の首長が発するローカルマニフェストも大分ポピュラーになって
きたし、地方政府の将来を住民に問うための政策説明書としてだんだんと練れ
てきている。今度の総選挙では、国民政党である両党の一流の政治家たちによ
るマニフェストが、これ以上格差が広がらないように歯止めとなるのか?国や
地方の将来を託するに足りるものなのか?また国民も民主国家の主権者とし
て、どこまで賢明な判断をするだろうか?
就任直後からマニフェスト運動に係わってきた立場としては大いに興味があ
る。前回の衆議院選挙では、国を覆うやり場のない閉塞感が、国民を小泉劇場
の熱狂的な観客にさせた。今から考えると狂気じみたとしか思えない刺客騒動
などは、観客たちに何の幸福ももたらさなかったと思う。あれから3年、格差
は広がる一方だし閉塞感はますます強くなった。国も、地方も、国民も、まる
で慢性疾患に陥っている今の日本を、彼らはどのように治療しようと言うの
か。大胆かつ繊細な処方箋が必要なことは言うまでもない。
政権選択選挙においてのマニフェストはまさにこの処方箋である。薬を間違
えればえらいことになり兼ねないが、治療方針の「せんたく」を誤らないよう
に目を凝らしてマニフェストを吟味したい。
相馬市長 立谷秀清
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2.市長がこんなお話をしました
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●県立相馬高等学校創立110周年・校歌制定100周年記念式典
平成20年9月27日 県立相馬高等学校
まずもって110年という大変長い歴史を刻まれましたことを、心から敬意を申
し上げたいと思います。
歴代の先生方をはじめ我々の先祖に至るまでの多くの方々の大変な努力の結
果、このように110年という大きな数字を積み重ねてきたのではないかと思っ
ております。またその間、相馬市を始めとする地域社会、あるいは日本の社会
に対して多大なる貢献をされてこられたことに対して、あらためて敬意を申し
上げたいと思います。
さて、大分肌寒くなって参りましてこの前まで夏だったのが嘘のような気が致
します。そんな中、この体育館の中は生徒さん達の熱気で暑さを感じます。や
はり若い方々の熱さ、熱意というのもがこれからの相馬市にとっても、あるい
は日本にとっても必要なのだとの思いを強く感じております。
今日は私の他に市会議員の先生方も多数ご来場致しております。皆さん相馬高
等学校の卒業生でございますが、我々は今の世代を生きる相馬の政治を担当す
る者として、未来に向かって相馬市あるいは相馬地方が持続可能な地域社会で
あるために、しっかりと熱く働いていかなくてはならないと思っております。
例えば地域発展のために社会資本を整備しましょうと、具体的には高速交通体
系を整備する必要があるということで、今、福島相馬間の阿武隈東道路の整備
に取りかかっています。また長年の夢だった常磐自動車道もあと数年で全線開
通する運びとなっております。更には、海外に向かって相馬が伸びて行くため
の相馬港も3号埠頭が何れは完成という予定になってございます。
このような社会資本が完全に整備されるのは数十年先ということになると思い
ますが、その時代は今我々相馬の政治を担当する者達とまた別な時代となって
いる訳です。
然らば地域の社会資本を何のために整備するのか。それは、ここにいる生徒諸
君が、やがて社会の第一人者となるその時代のためなのです。従いまして、今
このような社会資本の整備を我々が努力しているのはあくまでも礎であって、
それを活かすのはこの会場にいる生徒諸君の将来の頑張りということになる訳
であります。そのことを思いながら熱い気持ちで地域整備に励んでいるという
ことでございます。
創立110年という節目を迎えた訳でありますが、この110年の向こうには150
年、200年と歴史が続いて参りますけれども、この相馬の地域がしっかりと健
全に発展していきますように、そして将来皆さんに地域社会をしっかりと支え
て頂けますように、充実した高等学校生活を送って頂くよう期待を申し上げま
す。
地域振興とか地域整備というのは、これは決して政治が頑張れば済むという問
題ではありません。地域振興に努めて、そして例えば企業誘致をして皆さんの
将来のため働く場所を確保したとしても、その働く場所において皆さんそれぞ
れがどのような成果を上げるか、これはひとえに教育に懸かっていると言わざ
ると得ない訳であります。私は市長としてもうすぐ7年になりますけれども、
社会資本の整備や企業誘致に一生懸命努力して参りましたが、結論は、地域振
興は即ち教育であるということでありました。教育なくして地域の未来はない
訳であります。
校歌が制定されて100周年という記念すべき年でもありますが、どうかこの伝
統の校歌の精神を胸に、生徒の諸君には皆さんの将来そして地域の将来を見据
えて有意義な青春時代を送っていただくことを心から期待申し上げますととも
に、福島県立相馬高等学校の前途洋々たる将来の姿に夢を馳せながら、私の挨
拶とさせて頂きます。
本日は誠におめでとうございました。
※本内容は、重複した言葉遣いや表現などを整理した上で作成しています。
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