元宝塚歌劇団・水穂葉子の「おもしろエッセイ」  RSSを登録する

宝塚歌劇団に28年間お世話になり「ベル・バラ」、「風…」その他数々に出演。退団後は銀座で「グルービーハウス・あべこべ」でひいきをして頂き、楽しかったことをエッセイの形でお裾分けさせて頂きます。

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2008/11/12

元宝塚歌劇団水穂葉子のおもしろエッセイ第69号

第69号 2008年11月12日      
                          
宝塚在籍28年、そして退団後多くの方々の御贔屓で続けさせて頂いた
銀座の“グルービーハウス あべこべ”での日々、在団中から今に至る
数多くの海外旅行、宝塚時代の地方公演や国内旅行、食べることとTV
大好き(特にスポーツ)etc そのひとつひとつが私の素晴らしい宝物とな
っています。

その宝物を「おもしろエッセイ」の形で皆様にお裾分けさせて頂きたい
と存じます。

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【今日のタイトルは“ジュネーヴ→チューリッヒ→ハンブルグ”】

先日TVでドイツのケルンの大聖堂を見ました。ゴシック建築の最高と言われているこ
のこのケルンの大聖堂は信者の人達の手で600年もかかって建てられたということ
を大聖堂の静寂の中でそのお話しを聞いた時とても感激したのを覚えています。ライ
ン川ぞいに走る列車の中から遠くからでも美しく見えます.ケルンという街の名は忘
れられない想い出があります。

一人で世界一周をした38,9年前スイスのジュネーブからドイツのハンブルグに
向かう時のことです。今は長時間飛べる大型のジェット機がありますがその頃はジュ
ネーブからスイスAIRでチューリッヒへそこからルフトハンザでハン
ブルグに向かうわけです。たった一人でしかも言葉も判らず“若い”という強さ丈?
が頼りの旅でした。チューリッヒの空港で何やらかんらや英語でアナウンスしてるの
だって判らない.チューリッヒはスイスでもここはドイツ語で聞こえて来るのはドイ
ツ語ばかり、ヤー.世界中でたった一人だナーと大げさでなく思いました。L.H(ルフ
トハンザ)の横のランプが点灯する丈が頼り.でも何とかに乗り込みました。ホット
する間もなく出される出入国カード.今は成田で書いたのを持って出ればいいけどそ
の時代は乗る飛行機よっても違う国によっても書き方が違う一寸した試験のような
ものでした。やっと空港に着きました。アーヤレヤル、ハンブルグに着いたーーと
思ってタラップを降りながら見たその空港、エーッ?これがハンブルグ?何て小さ
な?というよりちっぽけなという気持ちでした。だって本で読んだハンブルグは西
ドイツ一の港町というふれこみで.....何なの?マーイイヤターミナルの入り口で係
員が“Your Hanburg?”と聞くわけです、何云ってるのハンブルグに着いたのに貴女
はハンブルグ変な空港と思いつつ“Yes”と云ったら黄色いカードをくれたんです。
こんなの初めてだけど聞こえて来るのはドイツ語ばかり.....“バゲッヂカウンター
?”聞くと又係員が“No Your Hanburg”もうどうしていいのか頭がまっ白になって
世界にたった一人ぼっち、又々味わいました。フト見たら黄色いカードを持ってる
人が多勢いるじゃありませんか、少しでも仲間がいたらとそこに立ってたら係員が
来てさっき降りた飛行機に案内するじゃありませんか、何とこの小さな?空港は給
油のためによった(もちろんケルンで降りる人もいましたが)ケルンの空港だった
のです、きっとアナウンスで云ってたんでしょうがもちろんそんな事判らなかった
私はどんな心細い思いでいたか、再び飛行機に乗ったら食事が出て一時間のフライ
トだったでしょうか、眼下にそれはそれは美しいハンブルグの夜景が見えました。
給油の為に降りた空港をハンブルグと思い心の中で大さわぎしたのも懐かしい想い
出です、だからケルンは忘れられません。

秋も深くなって来ました。皆さん秋の味覚楽しんでますか、私は先日“目黒の居酒
屋”でさんまを食べました。
目黒のサンマです!
では又!

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