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2009/08/17

ニシキプリントNEWS vol.197「印刷用語の基礎知識(その3)」

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 ━印刷会社がお届けするメールマガジン 【ニシキプリントNEWS】━

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  当マガジンでは、印刷を必要とされる企業や個人事業主の皆さまへ
  ☆賢い印刷発注☆にお役立ていただける実用的な情報をご提供します。
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                        >> 2009.08.17 197号

 ★今回のコラムはよくわかる印刷講座「印刷用語の基礎知識(その3)」です。
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皆さん、おはようございます。
8月も半ばになりました。まだまだ暑い日が続いていますが、みなさん体調の
方は大丈夫でしょうか。
さて今回のメルマガは「印刷用語の基礎知識」と題してお送りしてきた3回シ
リーズのいよいよ最終回です。どうか最後までお付き合いのほどを。
  (夏は節約のため扇風機だけで過ごすも、そろそろ音を上げそうなシン)

             ※このメルマガは等幅フォントでお読み下さい。
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 ★よくわかる印刷講座
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           ▼知っておくと便利な印刷知識や印刷用語をご紹介。

 ■ 用語集について

  【凡例】

    → : 関連する項目を示します。
   ←→: 反対の関係にある項目を示します。

   ★以下の用語集は日本実業出版社様の『印刷の最新常識』(2001年刊)を
    参考にさせていただいています。

 ■ 【は】

   《箔押し》
   加熱した型と、紙などの被印刷物との問に、金や銀などの金属箔、ある
   いは転写箔を密着加圧して、文字や模様を転写すること。

   《版下》
   文字.写真・図版など、製版に必要な素材の総称。これらを台紙にレイ
   アウトどおりに貼り込み、指定を書き込んだものを「完全版下」といい
   ます。これを写真撮影してフィルムとし、印刷版用の金属版(刷版)な
   どに焼き付けます。

   《反射原稿(はんしゃげんこう)》
   紙に描かれたイラストや絵本の原画、紙焼き写真など、光が表面で反射
   して絵柄が見える原稿のこと。
    ←→透過原稿

   《版面(はんづら)》
   広義には印刷される範囲全体を指します。また、狭義では文章が組まれ
   る部分のみについていうこともあります。本文使用活字の字詰め・行数
   ・行間・段数・段間を決定したものを「基本版面」といい、これを元に
   レイアウト用紙に写真や文章を入れるスペースを割り付けていきます。
   ほかに、印刷版の表面を指すこともあります。「はんめん」とも。

   《半透明(はんとうめい)》
   上側のオブジェクトを通して下のオブジェクトが透けて見えるような印
   刷効果。代表的なビジネスソフトのマイクロソフト・オフィス製品では、
   このようなオブジェクトを半透明にする機能があります。
   この半透明表示は確かに見た目には格好いいのですが、通常の印刷では
   そのまま再現するのは困難で、多くの場合、下のオブジェクトが上のオ
   ブジェクトで完全に隠れてしまうといったトラブルが起こりがちです。
   このため、DTPの出力センターや印刷会社のデータ入稿サイトのほと
   んどで、オフィス等のソフトではこの機能を使用しないことを推奨して
   います。これは印刷業界で事実上の標準となっているプリンタ出力の規
   格であるPostScriptにそもそも半透明という概念がないためで、印刷用
   のデータでは、なるべくこの効果の使用は避けた方がよいでしょう。
    →ポストスクリプト

   《版ズレ》
   多色刷を行う場合に、それぞれの版がぴったり合わずにずれてしまうこ
   と。どれか一つが少しずれただけでも、鮮明さを欠いたり、ぼやけた仕
   上がりになってしまいます。

 ■ 【ひ】

   《ビットマップ》
   文字や画像のデータを点(ドット)に分解し、位置とその属性を記録・
   再現する方式。

 ■ 【ふ】

   《フォント》
   書体と同義語で使われる場合が多いが、全く同じ意味ではありません。
   書体が明朝体やゴシック体など、大きくデザインが異なる文字群のこと
   を指すのに対し、フォントは同じ明朝体の中でも太さやボリューム、細
   かなデザインが異なる場合の文字も区別するものです。
   コンピュータで使われるフォントには大まかにビットマップフォントと
   アウトラインフォントがあり、用途に応じて使い分けられている。
    →アウトラインフォント

   《プリプレス》(Pre-Press)
   印刷の前工程で、原稿が入稿してから製版工程を経て刷版が完成するま
   でを指します。従来は、まず台紙に写植を貼り込み、指定を施した版下
   を作成し、写真を色分解したフィルムなどの素材とともに集版し、製版
   フィルムを作っていましたが、現在ではこの一連の作業をコンピュータ
   上で行うDTP(DeskTop Publishing)が主流になっています。
   また、印刷以降の製本・後加工の工程は「ポストプレス」(Post-Press)
   と呼ばれます。
    →DTP
    ←→ポストプレス(★単独の用語としては見出しにしません。)

   《フレキソ印刷》
   ゴム、樹脂などの弾性物質でできた凸版と水性印刷インクを用いて印刷
   する方式。柔らかい紙や厚い紙にも高速で印刷できる。

   《プロセスインク》
   カラー印刷はイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)を基本と
   し、これに純粋なブラック(BK、K)を加えた通常4色を刷り重ねて
   色を再現しています。このCMYK4色のことを「プロセスインク」ま
   たは「プロセスカラー」といいます。

 ■ 【へ】

   《平版(へいはん)》
   凸版、凹版、孔版と並ぶ印刷の4版式の一つで、印刷版の版面に凹凸が
   ほとんどないのが特徴です。この版式の代表的なものとして「オフセッ
   ト印刷」があります。
    →オフセット印刷

   《べタ》
   (1)網をかけずに、インキを100%のせて塗りつぶすこと。
   (2)文字の間隔を空けずに文章を組むことを「ベタ組み」という。

 ■ 【ほ】

   《ポイント》
   印刷の活字の大きさを表わす単位。ヨーロッパ諸国で使われているジド
   ー式ポイント制(1ポイント=0.3759mm)と、アメリカ、イギリスなど
   で使われているアメリカ式ポイント制(1ポイント=0.3514mm)があり、
   日本ではアメリカ式を採用しています。
    →級数

   《ポストスクリプト(PostScript)》
   プリンタヘ命令するための言語であるPDL(ぺージ記述言語)の一種で、
   PSと略される場合もある。DTPの世界ではほぼ標準的な地位を占めて
   いる方式で、同一データでも出力する機器の性能に応じて、300dpiのレ
   ーザープリンタで出力すれば300dpiで、3000dpiのイメージセッタで出
   力すれば3000dpiの出力が可能であるというように出力するデバイスに
   応じて解像度が変わる特性を持っており、DTPレベルから本格印刷
   にまで幅広く対応できる能力があります。
    →dpi

 ■ 【ま】

   《マット》
   光沢がないこと。つや消し。たとえばマットコートといえばつや消し
   のコート紙のことです。

   《マド》
   写真・ベタ・イラスト・平網の一部分をそっくり抜くことを「マド空
   け」といい、その部分を「マド(窓)」と呼びます。白く抜いたもの
   を「白マド」、あるいは「ヌキマド」といい、色を付けたものは「色
   マド」といいます。

 ■ 【み】

   《見返し(みかえし)》
   表紙と裏表紙の裏側に貼られる紙。中身を保護することと、中身と表
   紙の接着を補強する意味がある。表紙の内側に貼り付けられるほうを
   「きき紙」、本文側の見返しを「遊び」といいます。また、表表紙に
   付けられる見返しを「表見返し」、裏表紙に付けられる見返しは「裏
   見返し」といいます。

   《明朝体(みんちょうたい)》
   書籍や新聞、雑誌の本文に最もよく使われている書体です。他の書体
   に比べて整然として読みやすいのがよく使われる理由です。中国の明
   朝時代に日本へ渡ってきたことからこの名前がついています。横線に
   比べて縦線が太く、筆起しと筆押え部に三角形の筆押さえがついてい
   るのが特徴です。指定や校正の際には、ミンあるいはMと略して表記
   します。
    ←→ゴシック体

 ■ 【む】

   《無線綴じ(むせんとじ)》
   糸や針金を使わずに、接着剤だけで本を綴じる方法です。本の背から
   3~5ミリの部分を、接編がよく付くようにのこぎりの歯状にギザギザ
   に削り、接着剤を塗って固定して表紙をくるみます。
   雑誌・文庫本・電話帳などに広く使われている製本の方法です。

 ■ 【め】

   《面付け》
   1枚の印刷用紙に、何ぺージ分かをまとめて印刷できるよう個々のぺ
   ージを1枚のフィルム原版に集めること。紙の大きさに合わせて同じ
   フィルムを複数面付け(多面付け)すれば、少ない印刷回数で必要枚
   数を刷ることができます。また、ぺージ物を印刷する際、紙を折れば
   ページ順に続くような順番に刷版をまとめることも指します。

 ■ 【も】

   《モアレ》
   一定のパターンを持つ網点や線、模様などを重ねたとき角度によって
   表われる幾何学紋様のことで、「干渉縞」とも呼ばれる。印刷した写
   真を原稿にした場合などに出やすく、お互いの網の角度調整などの処
   理が必要になります。

 ■ 【や】

   《約物(やくもの)》
   文章に使われるが、文字ではないものの総称。段落や語句を区切った
   り、強調したり、わかりやすくするための一種の約束符号で、句読点
   などの区切り記号や、括弧類、ハイフンなどのつなぎ符号、薬量・商
   用の記号類、アクセント符号、漢文用の返り点なども含まれます。

 ■ 【よ】

   《ヨコ目》
    →紙の目

 ■ 【ら】

   《落丁(らくちょう)》
   一冊の本の中で、あるぺージが抜けること。一般に丁合の際の取り落
   としで生じるので、1折単位で抜けてしまうことが多いです。逆に同
   じ折を複数取ってしまうのを「取り込み」という。

   《乱丁(らんちょう)》
   一冊の本の中で、ぺージの順序が狂うこと。面付けを間違えた場合や、
   丁合のとき、折りが入れ替わってしまった場合に起きます。落丁や乱
   丁がないかどうか調べるには、印刷の際に背丁と背標を印刷し、丁合
   の際にそのしるしが階段状にきれいに並んでいるかを確認する必要が
   あります。

 ■ 【り】

   《RIP》(リップ)
   “Raster Image Processor”の略。ポストスクリプトプリンタの中に
   あるポストスクリプト言語を解釈する部分。写真やイラスト、フォン
   トデータをビットマップに変換し、出力するためのイメージデータを
   生成します。

   《輪転印刷(りんてんいんさつ)》
   ロール状に巻いた印刷用紙を用いた大量印刷方式。円筒に刷版を取り
   付けた版胴と印刷用紙を送る圧胴を同じスピードで回転させて印刷し
   ます。

 ■ 【る】

   《ルビ》
   漢字などの上や脇に付ける振り仮名のこと。一般的なルビの付け方に
   は、漢字全部に付ける「総ルビ」と、一部の漢字に付ける「パラルビ」
   とがあります。ルビ文字の大きさは本文に使用した文字の大きさの2
   分の1が原則です。

 ■ 【れ】

   《レイアウト》
   文字・写真・イラスト・図版などの要素を、決められたスペース内に
   見やすく配置して指定すること。「割付け」と同じ意味で使われます
   が、見た目重視の場合にレイアウトと呼ぶことが多いようです。

 ■ 【わ】

   《割付け》
   体裁の整った本を作るために行われる原稿指定の作業。文章や写真、イ
   ラストや図版などの原稿を、紙面にどう配置するか決めて指定すること。
   レイアウトと同義語。

 ■ 最後に ~用語集 最終回にあたって~

   今回は最後の【は】から【わ】までの用語をご紹介しました。
   これで用語集は完成となります。少しでも印刷用語の理解に役立てば
   幸いです。


  【 読者の皆様へ:告知 】

  日頃から弊社のメールマガジンをご愛読していただき、まことにありがと
  うございます。この度弊社メールマガジンは「ブログ」へ移行することに
  なりました。つきましてはメールマガジン「ニシキプリントNEWS」は
  まことに勝手ながら200号をもちまして終刊とさせていただきます。

  ブログに移行しても読者の皆様に役立つ情報を配信していきたいと思いま
  すので今後ともよろしくお願い申し上げます。

  ▼ニシキプリントブログをオープンしました!
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 ~次号(8月31日配信)は「ブログのはじめ方2」をお届けします~

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