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2009/07/21

ニシキプリントNEWS vol.195「印刷用語の基礎知識(その2)」

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  当マガジンでは、印刷を必要とされる企業や個人事業主の皆さまへ
  ☆賢い印刷発注☆にお役立ていただける実用的な情報をご提供します。
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                        >> 2009.07.21 195号

 ★今回のコラムはよくわかる印刷講座「印刷用語の基礎知識(その2)」です。
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皆さん、おはようございます。7月も後半です。いよいよ本格的な夏到来。学
生の皆さんは夏休みに入ったことでしょう。毎年のように言っている気がしま
すが、何ともうらやましい限りです。
さて今回のメルマガは193号に続き、「印刷用語の基礎知識」と題しての3回シ
リーズの第2回目です。どうか最後までお付き合いのほどを。
 (学生の頃、夏休みには終盤になって宿題に追われていた記憶のあるシン)

             ※このメルマガは等幅フォントでお読み下さい。
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 ★よくわかる印刷講座
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           ▼知っておくと便利な印刷知識や印刷用語をご紹介。

 ■ 用語集について

  【凡例】

    → : 関連する項目を示します。
   ←→: 反対の関係にある項目を示します。

   ★以下の用語集は日本実業出版社様の『印刷の最新常識』(2001年刊)を
    参考にさせていただいています。

 ■ 【さ】

   《再校(さいこう)》
   2回目の校正刷のことで、「再校正」の略。再校として届けられた校正
   刷はそのものの校正のほかに、初校の訂正が正しく直されているか引き
   合わせ(照合)作業も行います。さらに再校で訂正が入った場合には三
   校、四校と校正を重ねることになりますが、工程の都合もあるので、通
   常は再校または三校で校了(責了)とする場合が多いです。

   《刷版(さっぱん)》
   製版工程で、完成した組版フィルムを金属板や樹脂板などに焼き付けて
   作成された印刷版のことです。最近ではデジタルデータからダイレクト
   に刷版を出力するCTP方式が主流になってきています。
    →CTP

 ■ 【し】

   《CTP(しーてぃーぴー)》
   “COMPUTER TO PLATE”の略。DTPで作成した印刷用のデジタルデータ
   から「フィルム」を経ずにいきなり「刷版」を作って印刷する方式です。
    →刷版

   《地紋(じもん)》
   図版や文字の背景などに入れる幾何学的な飾り紋様のことです。版下に
   貼り込むスクリーントーンや、集版作業で合成するためにフィルムにな
   ったものなどもありますが、最近ではほとんどがDTPで入れるように
   なってきました。地紋は見出しや目立たせたい部分によく使われます。

   《写真植字(しゃしんしょくじ)》
   活字を使わずに写真の要領で植字を行うこと。また、そうして組まれた
   印画紙(またはフィルム)のことで、略して「写植」といいます。写真
   植字機ではネガ状の文字盤に光を当て、レンズを透過させて印画紙に1
   字ずつ焼き付け、白地に黒の文字画像を得ます。これが発展したものが
   コンピュータと写植を組み合わせて組版処理をする「電算写植」(また
   は「コンピュータ組版」とも)であり、DTPが出現するまで、版下作
   成の中心でした。
    →DTP

   《集版(しゅうはん)》
   色分解したネガフィルムや線画ネガをレイアウトや指定に合わせてまと
   めていく作業をいいます。網掛けや切り抜きなどもこの工程で行われま
   す。こうしてまとめられたものを一枚のポジフィルムに焼き付けたもの
   が製版フィルムになります。しかし、近年はDTPでこの工程をすべて
   行うのが一般的となり、手作業による集版作業はなくなりつつあります。

   《順目(じゅんめ)》
   製本する時、紙目と綴じる方向が平行になることです。通常はこの形で
   製本します。
    ←→逆目

   《上質紙(じょうしつし)
   化学パルプ100%使用の紙の総称です。印刷用紙の代表的品種で、インキ
   のにじみや毛羽立ちが適度に防止されており、雑誌や書籍の本文、商業
   印刷物などに多く使われています。

   《上製本(じょうせいほん)》
   中身を綴じて化粧裁ちしたあとで表紙付けが行われる製本方法で、本製
   本ともいいます。綴じた中身を丸背または角背に背固めをし、表紙でく
   るむため、中身より表紙の寸法が大きく、出っ張っている部分(チリ)
   があります。
    ←→並製本

   《初校(しょこう)》
   印刷所から最初に出校された校正刷のことで、「初校正」の略。原稿に
   基づいて1字1字厳密に照合し、誤植や組み落ち、その他の誤りを直し、
   体裁上の不備を整えます。初校に訂正がたくさん入っていて校了にでき
   ない場合には、「要再校」と朱書きして印刷所に戻されます。

   《書体(しょたい)》
   統一的な意匠(いしょう)に基づいて制作された文字や記号のデザイン。
   「明朝体」や「ゴシック体」、「教科書体」などの和文書体と、Century、
   Timesなどの欧文書体があります。同じ書体でも文字の太さや装飾によっ
   ていくつかのバリエーション(これを「ファミリー」と呼びます。)が
   あります。
    →フォント

 ■ 【す】

   《スキャナ》
   画像をコンピュータに入力するために用いる機器で、画像入力装置また
   は電子製版機とも呼ばれる。原稿の読み取り走査(スキャンニング)は、
   その形から「ドラム型」と「フラットヘッド型」に分かれます。いずれ
   も光を発してその反射光や透過光をセンサで感知し、デジタルデータに
   変換します。

   《スクリーン印刷》
   孔版印刷の一つで、絹、ポリエステル、ナイロンなどの繊維でできた布
   に版をのせ、その繊維の間からインクを転写する印刷方法。Tシャツや
   CDレーベルなど多彩な媒体に印刷できます。

   《スクリーン線数(せんすう)》
   一定の幅に何個の網点を置けるかという網点の密度のことで、1インチ
   あたりの網点の列の数。単位はlpi(line per inch)。この線数が高い
   ほど網点の数が多くなるので細部の表現も鮮明になりますが、網点が小
   さくなった分だけ、平滑度の高い用紙を使用する必要があります。

   《スミ》
   ブラックインクのこと。墨インクの略で、BK、Kと表記します。1色
   刷の場合は、特に指定がなければ、通常はスミによる印刷となります。

   《刷出し(すりだし)》
   印刷を始めるときはまず印刷機を点検、調節し、インクと版がなじんで
   から本格的に印刷します。その本格的に刷り始めた最初の何枚かを抜き
   出したものを「刷出し」といいます。刷出しは見本として、校了紙を基
   準に色の調子や、汚れ、赤字は正しく修正されているかどうかなどの印
   刷物の終確認をするために使われます。

 ■ 【せ】

   《責了(せきりょう)》
   「責任校了」の略。多少の訂正があっても、直しがあまり面倒でない場
   合は印刷所の責任で修正してもらうことを前提にして校了とし、すぐ本
   刷りに入ります。この校了とした校正紙を「責了紙」という。

   《線数(せんすう)》
    →スクリーン線数

 ■ 【そ】

   《増刷(ぞうさつ)》
   「ましずり」、重版、再版ともいい、版を改めないで刷数を重ねること
   です。

   《装幀(装丁・装釘)(そうてい)》
   書籍全体のデザインのこと。表紙、見返し、とびら、カバー、外函など
   の造本から、レイアウト、書体選択などの内容面もすべて含みます。本
   の内容に見合う、調和のとれたデザインが望ましいとされます。

 ■ 【た】

   《裁ち落とし(たちおとし)》
   製本後の仕上げ断裁の際に、天・地・小口の三方で裁ち落とされる部分。
   このため、写真などを紙面いっぱいに使う「裁ち切り」では、裁ち落と
   しの寸法も含めて大きく仕上げる必要があります。

   《タテ目》
    →紙の目

 ■ 【ち】

   《丁合(ちょうあい)》
   製本工程の一つで、一冊の本にまとめるため、折りの済んだ印刷物(折
   丁=おりちょう)をぺージ順に揃えること。この作業に間違いがあると、
   落丁や乱丁となってしまいます。

 ■ 【つ】

   《束(つか)》
   用紙の厚さ。もしくは表紙以外の本文やとびら、見返しを含む本の中身
   の厚さのこと。

 ■ 【て】

   《DTP(でぃーてぃーぴー)》
   “DeskTop Publishing”の略。パーソナルコンピュータの画面上で出版
   物を作成すること。DeskTopにはMacintoshの画面上という意味もあると
   いわれます。文字や図版の入力から始まって、ぺージ全体のレイアウト、
   版下の作成まで含まれます。最初にアプリケーション、フォント、出力
   などの環境が整ったのがMacintosh(米Apple社製のパソコン)によるも
   のであったため、印刷業界では永らくMACがDTPの中心でした。し
   かし、最近ではWindowsのDTPもMACのそれと遜色なくなりました。
   最近では版下作成のみならず、従来の製版工程の集版作業まで含めた分
   野までDTPが行うようになり、従来「版下」と「製版」と分かれてい
   た部門がDTPとして統合され、プリプレス工程(印刷前工程)と呼ば
   れるようになっています。
    →プリプレス

 ■ 【と】

   《透過原稿(とうかげんこう)》
   光の透過によって画像が見える原稿のこと。カラーネガフィルム、カラ
   ーポジフィルム(リバーサルフィルム)が代表で、多色刷りの写真原稿
   としてはカラーリバーサルフィルムが適しているとされます。
    ←→反射原稿

   《特色(とくしょく)》
   プロセスカラー4色(CMYK)以外の色インク。たとえば金や銀など、
   プロセスカラーの組み合わせだけではどうしても出せない色や、企業の
   コーポレートカラーなど、印刷のたびに色が変わっては困るものなどを
   特色とすることが多いです。

   《塗工紙(とこうし)》
   印刷用紙の表面にコート剤(白色顔料)を塗布し、平滑度、白色度、吸
   油度を高めた紙。コート剤の塗布量によってアート紙、コート紙、微塗
   工紙などに分類されます。これに対して、コート剤を塗っていない紙を
   非塗工紙という。

   《凸版(とっぱん)》
   凹版、平版、孔版と並ぶ印刷4版式の一つ。版面の文字や模様が突起し
   ており、この隆起部分にインクを付けて印刷します。この方法では凸部
   でインクが押し広げられるため、輪郭線のインク量が多くなり、中心部
   より一段濃いライン(マージナルゾーン)が印刷されます。これにより
   シャープで光沢のある印刷物ができ、とくに文字印刷の場合には、他の
   版式より鮮明で読みやすいものができるとされています。

   《トンボ》
   仕上がり紙面がずれないようにするための目印。上下・左右の中央を示
   す十字型の中心トンボ(センタートンボ)と、四隅の仕上がりサイズを
   示す角(かど)トンボがあります。この呼び方の由来は、この目印の形
   が、羽を広げたトンボを想起させるからだと思われます。

 ■ 【な】

   《並製本(なみせいほん)》
   表紙付けされてから、化粧裁ちが行われる製本の仕方。仮製本ともいい
   ます。綴じた中身を表紙でくるんで、中身と表紙を一度に断裁して仕上
   げます。
    ←→上製本

 ■ 【ね】

   《念校(ねんこう)》
   責了紙の赤字が多い場合、念のためにもう一度、校正刷を出してもらっ
   て確認すること。もしくはその校正紙のこと。原則として、この段階で
   追加の赤字を入れることはできません。

 ■ 【の】

   《ノセ》
   写真や色の上に文字を重ねること。スミベタ以外の色インクを重ねると
   きは、下にある色の影響でモアレが生じたり、文字の色が変化してしま
   うので、特別な意図がある場合を除き、抜き合わせの指定が必要になり
   ます。
    ←→(毛)抜き合わせ

   《のど》
   中身が背に接する綴じ目部分。または綴じ目の側。

   《ノンブル》
   各ぺージの順序を示す数字。ページ番号のこと。前付(前書き・目次な
   ど)と本文を別々に1ページ起こしで付ける場合を「別ノンブル」、全
   部を通して付ける場合を「通しノンブル」と呼び、全面挿絵のぺージな
   どで、数に数えられていながらノンブルが印刷されていないもの、また
   は目立たないように配置されているものなどを「隠しノンブル」と呼び
   ます。この名称は「ナンバー(数)」を意味するフランス語“nombre”
   から来ています。

 ■ 最後に ~第2回を終えて~

   今回は【さ】から【の】までの用語をご紹介しました。さて、いよいよ
   あと残り1回です。どうかご期待ください。


~次号(8月3日配信)は「WEBの基礎知識~ブログの始め方1~」をお届け
 します~

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